アルター 1/8
魔法少女リリカルなのはA's フェイト・テスタロッサ ザンバーフォームVer.
さてさてさて。

ちょっと前では考えられないぐらいにメーカー数が増えて来ますとたまにこう、いろんな意味で『始末に終えない』商品が発売されるのがこの業界。

色々ございますが、最近で申しますとアルターのエグゼリカとか、フリーイングのバニー鶴屋さんなんかが当てはまる商品でしょうか。
まぁバンダイの大艦巨砲主義の権化たる、『"魂コレクターズS.I.C. HERO SAGA VOL.02 「創世王」 ANOTHER ""SHADOW MOON""" 』とか『スーパーリアルヒーローズNo.01 仮面ライダーファイズ』なんかはまさに『始末に終えない』の最終形態かと思います。
あとプラモで言うなら絶対にアオシマが輸入元の列車砲『ドーラ』。何ですか重量26kgのプラモって。パーツ数3000個のプラモって。

上記3点はどいつもこいつも手にぶら下げて持って帰れる限界値を軽く突破するそのサイズと重量が、売り場で明らかに他の商品を駆逐する圧倒的存在感を見せつけており、それはまさしく『売り場のヌシ』
サイズだけじゃなくて値段も破格(創世王が39800円、ファイズが78000円、ドーラが11万円ですし、車に積んで持って帰れたとしても今度は家族との第2ラウンドが開始されることは想像に難くなく、ドーラに至っては80cm砲弾ではなく血の雨が降りそうな気がしまして一体どこの誰があんなモン買って帰るんだろうかと興味は尽きません。

……さとっちさんからしますと1000円くれても要らないというか、部屋に置けないんで謹んで辞退したいところですが。

まぁ他にも色々と始末に終えないフィギュア(主に出来の面とか)の話は尽きないんですが、それこそ『始末に終えない大サイズ商品を考える』とかのテキスト企画が1本作れそうなんでこの辺りで止めておくとしましょうか。

で、アルターのエグゼリカもいい加減にレビューしないと3ヶ月も放置することになるぞー、と自分にプレッシャーをかけつつゴールデンウィークに部屋の大片付けをしておりましたら、実に懐かしい物が出てまいりました。

アルターの1/8スケールフェイトさんでございまして、初回販売時に速攻予約→無事に到着でヒャッホウ!!!と思ったらあまりのデカさに思わず眩暈がし、ついついうっかり「うん、もうちょっとしてから開けるからね」と呟きながらクロゼットの一番上の棚へそっと鎮座してもらって早くも1年が経ちまして。
ボクはまた一つ歳を取り環境も替わり、少しは大人になったのかなぁ……などと思わず現実逃避をしてしまったワケですが、出てきた(断じて忘れてたワケではないと思いたい)からにはやはりレビューしなきゃいかん!!ということで一念発起。
発売から1年越しのレビューでございます。 ちなみに多分コレが『買ってから最も長くかかったレビュー』のバッケンレコードin.30CAL CLUB
まずは前後左右にグルッと……と行きたいところでありますが、何をどう考えてもバルディッシュ・ザンバーフォームが巨大すぎるので後ろからのショットが撮影不可能でした。いや、もうホンマ、横に関してはブースギリギリですけど奥行きが限界。
ちなみにここまでブースを左右に広げたのは、電撃FAFのSRXR-3パワード含む)の時以来ですよ本当に。
ちなみにこちらがバックショット。
ザンバーを外してまで撮影するほど凄い物ではないといいますか、ぶっちゃけ半分以上がマントで隠れて何のこっちゃ分かりません。
ザンバーを外してやっとこさ全身グルリ、を撮影できるようになりますフェイトさん。
しかしまぁマントが大きいんで前後左右に場所を食うことに替わりは無いんですが……。
というか、この大ボリュームの4割はザンバー、4割がマントとなっております。本体のフェイトちゃんはそんなに大きくないんですよねー。10歳だし。いえまぁ大きく翻った髪の毛のボリュームが大きすぎるのは事実でありますが。

ちなみにマントはABS製。やたらめったら頑丈で、ちょっとやそっとじゃ破損しそうにありません。
また、後述する理由から外すことも(ほぼ確実に)不可能です。
上半身をグルッとな。
ツヤッツヤで体の起伏がやたらと強調されまくるバリアジャケットのインナーがエロくてエロくて困ります何このエロ娘さん。
特にヘソのラインが丸見えなのが良いですな良いですな!!!!!
そして乳が無いのがバリアジャケットの質感によって丸分かりながらも、微かな起伏を強調しまくる赤いベルトがエロいです。
むしろその赤いベルトによって強調されまくる微かな起伏がホンマにエロいです何この天然緊縛娘
顔は正面や右側から見るともう最っ高にカッチョいいフェイトさん(10歳)ですが、左側から見るとちょっと角度限定かな、と。
髪の毛の黄色もややベタっとした黄色なので、もう少しグラデがかかってるとかの工夫があればベストだったかなー。

また、これは造形とはあんまり関係ないですけど口の前にマントの襟と髪の毛が来てるんで、撮影に際しては実に苦労しました。
苦労しましたというか、途中から「影が入ってもまぁいいや」と投げたのは秘密ですが!!
しかしサンプル画像を見てると顔の向きや首の角度、右モミアゲの位置なんかはちょっと違ってるんですよねー。
このサンプルどおりだったら良かったのに、と少々ですけど愚痴ってみる。
今回のビックリドッキリポイントはマントの固定方法でしょうか。 何この『ネジ留め』って。
尋常ではない頑丈さというか、ネジ止めの上から塗装してるんで塗膜がネジをガッチリと固定。多分外すのは無理ですコレ。

……というコトはつまりフェイトちゃんは否応無しに、延々とこのドデカいマントと付き合っていくことになるわけだな。
10歳のオーバーニーソと絶対領域とミニスカと尻の絶妙なる配分にハァハァするという、社会的に色々と物議を醸し出しそうなというか、言い訳できない趣味嗜好が炸裂しそうな状況ではありますが、いやぁ実に良い造形ですアルター!!!!!

オーバーニーソの部分は胴体のバリアジャケットと同質の塗装表現が成されておりツヤッツヤ。塗り分けも非常に良好ですねー。
ブーツは台座とガッチリ固定されていますが、妥協無く塗装や造形されているのが好印象。
強いて言うなら足裏のモールドがあれば良かったかな? まぁ設定上で存在しないかも……というところでもあるので、それはそれで。
はい、『10歳の少女の生脚生尻股間食い込みレオタードTバック』にハァハァするという、コミックLO的にも若干アウトな状況に吶喊する皆様ウェルカムトゥーディスクレイジーワールド!!!!!

しかし本当に思いますがこのバリアジャケット、どう考えてもフェイトさん10歳は大胆すぎると思います。
まぁこの状態からさらにいろんなモンを取っ払って露出度アップで気になる白い悪魔なあのコをメロメロにしちゃうぞ☆(違います)なソニックフォームがあったり、性徴して成長した執務官時代には『ぱんつはいてないかと思った』とまで言われる真・ソニックフォームまで披露しちゃうわけですから、フェイトさんの方向性はもう完全にこの時点で固定されてると言っても過言ではありません。
ちなみにベースはこんな感じ。
まぁ本来はこの台座の下に、白いプラ製のベースも付属するんですが……それがまたデカいんだ、うん。
一応このベース状態でもちゃんと自立しますし、さとっちさんはこの状態で飾ろうと思います。

造形もシャープなうえ、効果的にかけられたグラデーションが好印象ですねー。
手首周りも基本的には造形良好。 まだ大人じゃない、ちょっと丸っこい指が可愛いです。
右手はバルディッシュを外すことが可能なので、他の形態のバルディッシュを……ってそうか、ムービック版しか無いのかアサルトフォームもハーケンフォームも……(ごっつ苦々しい顔で)。 何だかんだで立体化に恵まれてないですねフェイトさん……orz
フェイト・テスタロッサのインテリジェントデバイスたる『バルディッシュ』は、ヴォルケンリッターの一員であるシグナムとの戦闘で中破。
修復するついでにベルカ式のカートリッジシステム『CVK-792-R』を搭載して完成したのが、この『バルディッシュ・アサルト』であり、その最強形態がこのザンバーフォーム。
実際に剣戟へと使用する、というよりは最大出力の魔法を行使するためのモードだと言えるかもしれません。

刃はクリアーイエローのプラパーツになっており、グリップ部は金属棒。
ただ、ちょっとばかり収納しっぱなしだったんでグリップのPVCパーツが歪んでしまっているのが悲しいところです(完全に自己責任です)。
造形はかなり良く、かつサイズもバカデカく、実に、実にこう、飾り応えがある一方で始末に困る一品です。
すごく分かりやすい例で言うと、1/100スケールなマスターグレードのSガンダムと比べてもこのサイズ。あのバカデカいSガンダムで普通に両手持ちが可能な大剣ってどうなんだ(笑)。
もしかしたら天上天下一撃必殺剣と同じぐらいのサイズがあるかもしれません。
あっちはあまりにも大きすぎるんで早々に箱ん中へ収納しちゃいましたけど。
グッスマの『管理局の白い悪魔』こと高町なのはさんのインテリジェントデバイス、レイジングハート・エクセリオンと。
前後左右に加えて高さまで大きいスペースを取りまくるレイジングハートに対し、バルディッシュは『長さ』で勝負です。となると今度は『太さ』とか『持久力』も出てくるんでしょうか(帰れ)。
しっかしまぁ……長いというかここまで来ると、『デカイ』で片付けたくもなりますねチクショウ。

両方とも、より正確に言うなら『ちょっとエエ加減にせえよ?』と言いたくなるサイズ。
アルターのフィギュアの中でも『ちょっとデカすぎないか?』という、デス先生KOS-MOSさんを並べてもこのサイズ。
ぶっちゃけ、横幅だけでも並のフィギュア3体分ぐらいのボリュームを誇りますフェイトさん……というかマント
いやまぁ飾り栄えが最高クラスなのは評価したいところなんだけどな!?
旦那様である高町なのはさんと。
グッスマのなのはさんは出来が良かったものの、グッスマのフェイトさん10歳は出来が少々アレだったので、こうやって並べても遜色の無いフェイトさんがあるというのは嬉しいところですねー。


……まぁ何だ、なのはさんも凄まじいボリューム(脚のウィングが特に場所を取る)を誇るので、この夫婦を並べて飾るのは至難の業ですけど。
それこそ棚を一段丸々使うぐらいの心意気がないと無理だと思います。
でもやっぱり並べると栄えるんだよなぁ、うむ。
っというコトで、アルターのフェイトさん10歳ザンバーモードでありました!!!
発売直後に完売したような人気フィギュアを買ったはいいけど丸1年放置とか本当にいい度胸してやがるこの管理人、と本気で思いますが、何かもう色々ごめんなさいねぇ!!!(逆ギレかよ)

まぁ顔の向きやら首の角度やらモミアゲの位置に関しては、もしかしたら未開封のまま放置してたからなのかしら……と思わないでもありませんので判断保留。
それ以外の部分では、マントが外れないから飾る場所に対して融通が利かないという点がマイナスにはなりますが、造形・塗装には文句無しの逸品でございました!!!!!
ワンフェス冬の時点ではアルターから八神はやての立体化も発表されていたようですし、今度はヴィータとユニゾンヴィータも発売となりますし。Figmaでなのはさんも発売ですからねー、うむうむ。
リインフォースUの人気を見ても、まだまだリリカルなのは系フィギュアは安泰といったところでしょうか。

……さてシャマルさんが立体化されるのは一体いつ頃になるのかしら……。