アルター 1/8
Peace@Pieces デス先生
さてさてさて。

2008年度も明けまして、第一発目のレビューを何にしようかと考えたりされている方もいるんじゃないかとは思いますが、
そんなこととは関係なく昨年発売のフィギュアをレビュー消化していかないとそれはもう大変なことになって
地球が地球が大ピンチな今日この頃。
相変わらずプレゼント企画をしようが何をしようが部屋は常に大ピンチ、常在戦場のさとっちです。

そんなこんなでまだまだ積んでいる07年内到着フィギュアから、新年一発目というコトで縁起物を用意いたしました。
デス先生です(名前からして縁起悪くないですか)

今まで原作ゲームを一秒たりともプレイしないまま『出来が良いから』買ったヒカルナギの死神装束Ver.に引き続き、
ユニゾンシフトの『Peace@Pieces』からの立体化。
二つとも買ってる上に、アルターからの発売ともなればコレはもう買わない理由がどこにあるでしょうか(置き場所とか)
スケールは1/8ですが、元々がそんなに身長のないキャラなのか。高さはそれほどありません。
そのかわりと言っちゃなんですが、翻りたなびきまくった髪の毛&リボン、大きく膨らんだスカートのフレアという二大要素によって、
ヒカルやナギよりも大ボリュームとなっております。

上半身の空間密度は髪の毛、リボン、その他諸々で。
下半身の空間密度はスカートの塗装とフレア造形で行われており、
立体物として非常にメリハリがあるのが素敵です。
顔はこれまた可愛いですねー。
原型担当の森川さんはヒカルナギに引き続きの抜擢ですが、
のいぢ絵を立体物に落とし込むスキルがどんどんと上昇されているのが判ります。

目の周りも特筆するべきと言えまして、眉の角度や目線の微妙な配置など、実に丁寧かつ自然な仕事で高い完成度を誇ります。
髪の毛のグラデ塗装も綺麗ですね。
真後ろから見ると何のこっちゃ判らなくなるボリュームな髪の毛。
かなりシャープな造形のため、先端が指に刺さると痛い(笑)。
それでも見所の多い造形になっており、髪の流れなんかは勉強になりますね。
なお、デス先生を持って運ぶ時は、上半身よりもスカート部分を持って動かすのを推奨いたします。
破損したりすることを考えると、是非に。
『2007年度 ベスト・オブ・丁寧な仕事フィギュアメーカー』
という称号を与えるならばアルター以外にどのメーカーがありましょうか?
……・と問いかけたくなるぐらいに、これまた丁寧な仕事です。
左右どっちから見ても破綻がないうえ、どこから見ても見所が多い。
右手に止まった妙な鳥もキッチリ作られています。
さり気なくワンパーツかな……と思いましたが、2パーツ構成ですね。
この子も結構シャープなので、羽根の先端やトサカの先端には注意して触れましょう。

首もとのリボンもシッカリ作りこまれていたりで、基本的に隙はありません。見事。
デス先生のものすっっっっごいボリュームの何割かを占めまくっているスカートはABSパーツで、
およそ『変形』とかいう言葉とは無縁の物になっています。 マット塗装の質感も非常に良いですねー。
ただ、キャストオフは不可能になっておりまして、ちょっとそこが残念な点。

手首周りの出来も良く、程よい『ぷに感』と、繊細さが両立したものになっていますねー。
世にはびこる人類の半数の理性を蕩けさせ我々を惹きつけてやまない純白の桃色物体はこんな感じ。
スカートが脱衣不可のため、そんなにジックリと見ることは出来ません。
でもこのデス先生の見所はもっと他に山ほどあるので、これはこれで良いんじゃないでしょうか?
お気に入りのアングルはコレ。
凛々しい表情が頼もしいです。
最近ではトップクラスにのいぢ絵してた、マックスファクトリーのシャナと並べてみました。
シャナの原型担当は橋本隆公さんですが、どちらも見事な出来だと思います。
ユーザー側からすると、
『ある原画家の絵を立体として高水準でまとめられる原型師』
が増えてくるのは本当に嬉しい限り。

あ、大きさはデス先生もシャナも同じようなものです。
つまりシャナ並のちびっ子ということですかデス先生……っ!!
最後は死神2人とまとめましてー。
こんなに可愛らしい死神たちに狙われた日には、もう何ていうか、魂あげるから一戦お願いいたします的な(以下略)

っということでデス先生でありました!!!!!
相変わらず、『アルター製だから』で買っても後悔しない……というか大満足の一品で、
よほどのことがない限り、展示一軍から外れることは無いでしょうねー。


……というか、今HOBBY の箇所を見てたらですね。
去年の新年一発目レビューはヒカル死神装束Ver.だったというコトに気が付きました。
二年連続でアルター製フィギュアなのはともかく、同じ原作ゲームからのレビューになるとは(笑)。