グッドスマイルカンパニー 1/8
魔法少女リリカルなのはA's フェイト・テスタロッサ
さてさてさて。

『魔法少女』と言えば、ちょっと前までは魔法のステッキ振るって変身、
どちらかと言えば愛と夢が溢れるワードでした。


誰が。


『魔法少女』と聞いて、『愛と勇気と根性と、斬撃と砲撃』を想起するようになると予想したでしょうか。
少なくとも私はそんな急展開、想像し得ませんでした。

……いやまぁアレ、マジカルアンバーとかカレイドルビーとかそういう名前も浮かんできますが、
アレはそう触れちゃいけないジャンルだと思います。
アンバーなんかマジカルッつーよりケミカルの匂いがするしな……。

そんな現状の主犯(ぇー)になっちゃった作品、『魔法少女リリカルなのは』及び続編の『リリカルなのはA's』から、
フェイトさんが立体化です。
『リリカルなのは』では僕らの我らのなのはさんのライバルにして薄幸キャラだったフェイトさん。
『リリカルなのはA’s』では第一話の終盤、ヴィータに敗れたなのはさんを助け、
「仲間かっ!?」に対して「…友達だ!」と応えたシーンが心底堪りませんでした。
その後、なのはさんの仲間である以上に友達になり、かつシグナムとライバル関係に。

そんな風に良い感じで出世階段を上がっているフェイトさんですが、どうも私の意識としては

                               『なのはさんの 嫁』

だったりするんですよねぇ。
今回立体化されたのは、ミッドチルダ式デバイスの『バルディッシュ』にベルカ式のカートリッジシステムを無理やり搭載した、
『A's』中盤以降のフェイトさんですね。
この時点ではバルディッシュを持たせてませんが、気にしないで下さい。
マント部が脱着可能となっていますが、ツインテールのなびき具合の関係であんまりボリューム変わりません。
何てこった……。

マントを外すとボディラインが引き立って、非常に良い感じでもあります。
ただ、マント脱着のために頭部が胴体との軸ハメ式になっていて、それの接続が弱いですね。
かなりポロポロ落ちます。
ここに関してはちょっとマイナスかなぁ。
頭部は左側にボリュームのある髪型を再現。
ちょっとバランスが難しいキャラというかデザインですよね。なのはさんもそうですけど。
……はやてが一番楽なのかしらもしかして。

あと顔は正面、右側の二方向はいいんですが、左側から見るとちょっと平面っぽいですなぁ。
あと、マントのボリュームで仕方無かったのかもしれませんがちょっと首が長いですね。特に頭部側で。
綺麗なボディラインです。まぁ年齢としちゃ10歳ぐらいだからハァハァはしないけどな!!(ぇー?)

しかしまぁこんなエロいバトルスーツを良く作ったよなプレシアさん……
グッジョブ!!
胸の方に関しても、微乳とか貧乳とか言う前の段階で。
今後の成長を楽しみにしたいところですが、『A's』の最終回と、
次回作になる『魔法少女リリカルなのは Strikers』での成長っぷりがもうすでに存在するのがちょっと悲しいところです。
首周りのチョーカーとか腕のベルトとか、やっぱりちょっとこう思うのがですね、


……フェイトさんは絶対Mだよね、と(最悪だ)。
そしてなのはさんがSなんですよ。Sというか悪魔かもしれませんが。
正面は前垂れのおかげでレオタードの股間部は見えません。ええい余計な事を!!

でも後ろは思いっきりお尻が丸見えです。ナイスナイス。
前垂れから覗こうと思うとこんな感じにするしかありませんのだ……orz

でもレオタードのピチピチ具合のおかげで、オヘソの部分までクッキリです。
靴と手甲はメタリックで。
手甲は左手だけですが、なかなか良い感じですね。
ベース部はミッドチルダ式の魔方陣を模した物になっています。
固定は右足のダボへの接続だけなので、ちょっと不安?
カモシカのような脚、というのはまさにこういうことなんでしょう。
実に綺麗な、スラッとしたラインですねぇ。うむ。良い良い。

特にこう、後ろ側から見上げていくとお尻がコンニチワな辺りが。
で、このフェイトさんが店頭で売れ残ったらその原因は間違いなくコイツだと言い切れるのがコレ。
ベルカ式カートリッジシステムを搭載したことで発揮される、『バルディッシュ・アサルト ザンバーモード』です。

いや、もうね、実際に飾ってみてイヤと言うほど判りました。
デカすぎだ……。
刃の部分は透明プラ製で可能な限り軽量化してますし、グリップ部分は金属製。
刃だけを支えるためのスタンドも別途付属していたりとグッスマの配慮と気遣いが見えますが、


何かもうこの大きさが全てをブチ壊しています。
両手で保持していますが、穴に差し込むタイプなので手からポロッと外れたりはしませんね。
右の画像、中央の円状部から突き出しているのがカートリッジシステムで。

ミッドチルダ式が『安定した威力を発揮するシステム』だとするなら、
ベルカ式のカートリッジシステムは『瞬間的な爆発力を得る』ものですな。

優秀なデバイスだったバルディッシュも、やはりシグナムのカートリッジシステムによる瞬間的な攻撃力には耐えられず大破。
それを修復し、かつカートリッジシステムに対抗しうる能力を…ということでカートリッジシステムを組み込んだものです。

冷静に考えると相当な無茶改造ですが。無茶改造っつーか魔改造だよな本当に……。


まぁそんな無茶な改造を受けた云々以前に、このサイズが無茶なんですが(まだ言うか)。
凄く判りやすい対比図を。

何かもうね、どっちもどっちっつーかね、一番似合う言葉は『暴力』だと思います。
何だこのサイズ。
っということでクイーンズブレイドのレイナさんの剣を持たせてみましたり。
軸のサイズがピッタリなので、つまりレイナさんもあの狂ったサイズのバルディッシュ・アサルトを持てるハズです。
やらないけど。

しかし予想以上にハマってて驚いた。魔術師っつーかもう騎士とか剣士だよねフェイトさん。

他にはマビノギのナオさんの杖、天獄の砂姫さんのモップとか試したけどちょっと軸の径が合わず、断念です。
そんなわけでグッスマのフェイトさんでしたー。
個人的にはザンバーだけじゃなくて、サイズフォームとかシーリングフォーム、できればデバイスフォームも欲しいですなー。
……ハイそこ、ワンフェス冬でセット売りしそうだよねとか言わない。泣くぜ?

ともあれ出来は良いですし、同じグッスマからなのはさんも出ることですし。
買っておいて損はないんじゃないかなーと思いますよ?



狂った大きさのザンバーに耐えうる展示スペースがあるならば。(まだ言うか)