Wave トレジャーフィギュアコレクション
ふしぎの海のナディア ナディア
さてさてさて。

エヴァの新作映画が発表され、圧倒的な映像クオリティの予告編も配信開始になり、グレンラガンは第4話で盛大にやらかして大爆発炎上、取締役が辞任という事態に発展したものの、それ以外ではさしたる問題も無く盛り上がりに盛り上がりを迎えているガイナックスの今日この頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

思えばさとっちさんが初ガイナックス体験したのはリアルタイムで見ていた『ふしぎの海のナディア』だったと思うんですが、まぁ何というか、うん、内容に関しちゃサッパリまるっきり覚えておりません!!(ぇー
いや、何せ話数が話数だもの、レンタルで見ようにもちょっと辛いよね39話。マクロスと同じとはいえ。
でも主題歌の『ブルーウォーター』は大好きで、特に下川みくに嬢がアニソンカバーアルバムで歌ったバージョンはPSPとかにも放り込んであり、いつでも聴ける状態にしています。そんなに好きかブルーウォーター。

で。
チェリーブロッサムの桜坂美紀さんがライフワークとして作られているナディアの造形に関しては以前からモデルグラフィックス誌のワンフェスレポートなんかで拝見するたびに胸をときめかせ、出来が良いなぁ本当に……思っておりました。
ただ、まさか2007年にもなってPVC完成品立体化は難しいだろうなぁ……というのが我が.30CAL CLUBの統一見解(会員数1名)であり、おそらくワンフェスに参加しない限りナディアの立体物を今後手にすることは無く、淡々とすれ違っていくんだろうと思っていたところ、完成品フィギュア業界に殴り込みをかけたWaveのトレジャーフィギュアコレクションから、それも桜坂さんの造形で発売されると聴いて一気にテンションが上がってしまったワケです。

……もっとも、1/10というスケール、なおかつ褐色肌ということで、完成品化するにはかなりの苦労を伴うだろうことは想像に難くなく、そして想像通りに発売は難航、当初4月発売だったのが5月に、5月だったのが7月に延びるというどこぞのエロゲー(どことはいいません)のような発売延期を経て、ついに発売となりました。

で、当然のように予約していたさとっちさんもやっとレビューにこぎつけたんですが。
スケールは1/10ということで16cm程度、ベースはブルーウォーターをモチーフにしたものが付属しています。
接地面積がやや狭いものの、安定に問題はありません。 ただ、ちょっと今回は前にレビューした関羽のベースの上に、ブルーウォーターを置いてます。
首もとのブルーウォーターは紐と含めて別パーツです。クリアー成型でなかなか良い感じ。
肌の色は、この色を出すためだけに延期したとかいう話も聞こえてきたのが理解できるぐらいに素晴らしい。
また、イヤリングも別パーツで耳に接続されており、微妙に角度を変更可能です。こういう心遣いは嬉しいですね。

上半身をグルッと回してみても、造形に破綻はありませんしお見事お見事。
おっぱいは当然のようにありません!!(断言

……いつもおっぱいおっぱい叫んでいるさとっちさん的には不満なんじゃないか?と思われそうですが(自覚はあるんだね?)、小さいのもそれはそれで大好きなさとっちさんは、これはこれで非常に良いとおもうのです。うーん、ナイス。ふにふにしたい(帰れ)。

しかしこう、褐色肌に生まれる陰影とか良いねぇ……。
腰周りー。
サーカス服の裾を摘んでたくし上げ……じゃない、いや、たくし上げでいいのかなぁ?
そんなポージングですが、塗り分けなんかもキレイで良いですね。
左手のと腰紐はダボで接続しますが、右手と布地は「何となく」摘ませることになります。
ベース部はブルーウォーターをモチーフとしたものに。
クリアーパーツは二重構造になっていて、上部構造のクリアーパーツ部には回路図のごときモールドがビッシリと。
モールドというかタンポ印刷かな?こういう密度感の高さは良いですねー。単なるベースではなく、一味加えたコダワリが見えてきます。
で、このナディアさんの凄いところは衣装変更が1/10で可能という点でしょうか。
サーカス服と艦内服、そして下着姿オンリーの3パターン。
もっとも、艦内服の上+サーカス服の下とか、サーカス服の上+艦内服の下とか、艦内服の上だけとか色々パターンはありますが。
各自が一番ハァハァできるパターンで飾れば良いんじゃないかな!?(ぇー
ひとまずコレは艦内服。
脱着ギミックを搭載している関係上、どうしても裾というか縁の部分が厚くなってしまっておりますが。
造形自体は非常に良い感じですねー。
で、こんな感じで衣装を着せたり外したり。
個人的にはやっぱり艦内服の上のみで下は何もなし、というのが一番エロい気がしますがどうでしょう。
上着なし状態でのバストアップをー。
個人的にはもう少し鎖骨感がほしかった気もしますが、でもこの少女らしさは良いですなぁ……。
髪の毛なんかもこのスケールとしては及第点じゃないでしょうか?
下着は当然ですが白でして。
あんまりこう、造形にガッチリ拘りました!!ということはなく、比較的シンプル造形です。スジとか割れ目とかそういうのは無し。
まぁそうそう頻繁に出来るものでもあるまいよ、ということで納得しましょう(何)。
一応同じスケールのさくらさんと並べてみましたが、何か圧倒的に大きさが違いますね……こりゃ一体どういうこったコンチクショウ。
まぁさくらさんも非常に出来は良いので、コレはコレで満足しておりますが!!

それにしてもFA4の青子さん、相変わらずこれぐらいのサイズのフィギュアと並べても違和感無いよなぁ……。
サイズ的に非常にピッタリ来る感じの、まほろさん&スポーツバイクと。
片やコトブキヤ、片やWaveの立体物ではありますが、同じガイナックスのアニメ作品でもありますし、相性は良いよね!!


そんなこんなでWaveのナディアでございましたー。
しかし本当に、待った甲斐がありました。待った甲斐がありました(2回言った)。
多分コレ、今までのWaveの完成品フィギュアの中でも相当な上位に来るクオリティだと思います。
企画開始から2年かけた渾身の一品ということで、Waveのフィギュアのフラグシップモデルとなる、と言っても過言ではないでしょう。
1/10スケールながら定価4800円、というのは「高い」と思われるかもしれませんが、それに値するクオリティだと確信を持って言えます。
店頭にまだ余っているようなら、『出来の良いフィギュア』を求める皆様、オススメさせていただきます。