アルファオメガ エクセレントモデルCORE 1/8
クイーンズゲイト 門を開く者 アリス
さてさてさて。

今やリリースするフィギュアの完成度と満足度の高さではアルターにも引けをとらない、しかし発売点数の少なさと可動フィギュアのダメっぷりが際立ってるがゆえに『固定フィギュアだけ出してりゃいいのになぁ……』とか言われてしまうメガハウス。
しかしその脱衣にかける情熱と技術力では他の追随を許すことなく、『脱げりゃ良いんだろぉ?』とばかりに適当な出来のフィギュアばっかリリースしてるタ○・コーポレーション(伏字にするぐらいの配慮は身に付けました)らを寄せ付けない、それはもう王者の貫禄とばかりの芸術的な脱がせっぷり&乳首造形を炸裂させてくれまして、レビューしてもしなくてもそれなり以上に幸せいっぱいでございます。
おかげさまで、『予約始まったらとりあえずおさえとけ』という感じの行動原理を得るに至りました。

で、そんなフィギュア界のツートップを突っ走るアルターとメガハウスが手を組んだ、ある意味では悪夢的なブランド『アルファオメガ』
第一弾のカレンC.Cはちょっとイマイチ気味かもしれんなぁ……とは思いましたが、それでも木村貴弘&CLAMPという、これまた悪夢的な組合せのキャラクターデザインをよく立体化した、と思うのもまた事実でございまして。
その後も『甲魔忍軍頭領シズカ』の出来もなかなか見事なものでありました。色合いが地味であんまりアレだったけど。
まぁ何を申しても、その3つが3つともすでに手元に無いんですけどね!!(笑顔で) 里親さんトコで元気にしてるかー?
……そう考えると、アルターもメガハウスもかなりの数が手元に残ってるのにアルファオメガのは一個も手元に無いんだな、うむ。

で、今回はそのアルファオメガからシズカとは正反対の方向に突っ走ってるアリスが発売となりまして。
同時に発売になったメローナに圧倒的な差を付けてブッチギリでの販売数を叩き出したようですが、さとっちさんも無事に確保完了となりまして。
縛るかどうかで散々悩みましたが、とりあえず今回は普通のレビューでお願いしたく。
まずは全身をぐるりとな。
スケールは1/8ですが、前屈した姿勢のため高さが無いのはいつものこと。
ベースは今回、いつもの横長のものではなく円形のものが付属します。 ここはちょっと残念ポイント。場所食うんですよ……。
それはそれとして、サイバーパンクというかゴスパンクというか、悪魔的な衣装と二挺拳銃とミニスカとパンツというのが素晴らしいよね。
あとお尻とフトモモとニーソックスがな、うむ。素晴らしい。
顔は少々評価が難しいなぁ……。
出来が悪いわけじゃ無いんですが、好みで言うと『嫌い』な造形。
ほのかに開いた口〜鼻梁へのラインの曲率が高いため、前面から見ると頬〜鼻から下のラインが凹んだように見えます。
そのせいで不細工に感じられるんですよね……。
あと鼻の造形が丸っこいのもなんだかな、と。 もうちょっとシャープなら良かった……。
この辺はマックスファクトリーのアナザーブラッドが物凄くキレイに立体としてまとめ上げられているだけに、Niθキャラの立体物として残念なポイントです。
あと口の中の赤がキツすぎる感も。 キャラの詳細を知らないので詳しくは言えないんですが、吸血鬼とかそんな感じの『真紅』です。
アイプリントは実に良い感じで、雰囲気はかなり捉えられているんじゃないでしょうか。
これ気が付いたら体の右側から見ると『ぱんつはいてない』っぽくねぇ!?と思わず編集しながら叫びました。
ここまで見事にぱんつの布地が見えないポイントが出て来るとは……(ゴクリ)。

とはいえそれだけが見所ってことは無く、レザー系の衣装とロリ体型、そんでもって露出度の高さゆえの肌色面積。
見所多くて困ります。
ツインテールの結び目には悪魔っぽい人形?フィギュアが。
ここの出来も丁寧で、こういうところはアルターもメガハウスも得意なポイントですよねぇ。
背中には両手に持っている銃のホルスターがウイングのようにして付属しています。
ホルスターは完全に別パーツなので、取り外して展示することも可能。接続軸が細いので、取扱いには一応注意ですね。
しかしリベット部の塗装まで綺麗に塗られているんで、ここは非常に好印象。
尻尾の付け根部は肌色とメカっぽさとの融合チックな表現かな?
ボンテージ衣装の分割ラインは胴体左側にだけ。基本的には一体成型なので、破損にだけは注意しましょう。

手袋の造形はすっばらしいコトになっています。
本当にレザー使ってるのかと思ってしまうぐらいの質感と、そして指の造形の繊細さ。
正直参りました……この辺はアルターの技術経験値の蓄積かなぁ。
『俺はこの下半身だけで酒が呑める』と断定してしまいたくなったアリス魅惑の下半身。
ロリっこい細さの膝から下と、そこそこ以上にムッチリした感のあるフトモモと、そしてお尻ですよチクショウホンマどうしよう。
しかし予想以上にぱんつ見える方位が広すぎて、飾るときには若干注意です。
ブーツの紋様はハートマークとドクロを組み合わせたようなもの。
可愛いんだかおどろおどろしいんだかよく分かりませんが、これはこれで、うむ。
『ぱんつじゃないからはずかし(略)!!!』

……失礼しましたどう考えてもぱんつです。これがぱんつじゃなかったらさとっちさんも変態ではありません
なかなか斬新極まることに、パンツの片側がずり上がっているというファンタスティックモード。
個人的には片側ずり上がったぱんつのポジションを直すというシチュエーションにグッと来るんですが。
鎖骨とおっぱいが本当にもう素敵なファンタスティック空間を醸し出すアリスさん。
しかし真正面から見ると乳の谷間がシッカリと確認できるというコトはつまりこのアリスはド貧乳とかじゃないですよね!?
付属する武器は二挺の拳銃。 どうも資料によると『アンリマユ』という名前だそうで。 ……アンリマユ?
グリップの下部に大型のサバイバルナイフが付いており、『リベリオン』何歳になっても二挺拳銃とか見栄切りとか大好きなダメ極まる魂を持ったいい年こいた野郎どもをメロメロにしてくれたカート・ウィマー監督の新作つーことで期待してたのに誉めどころが殆ど無くてアタマを抱えざるを得なかった『ウルトラヴァイオレット』でミラが使ってたカスタムイングラム(MAC10だかMAC11だかどっちでしょうね)+日本刀のガンブレードを思い出させてくれますね。
もっとも、あちらは銃のグリップ下部から垂直に刀身が生えてましたけど。
しかしそもそもさとっちさんはイングラム(MAC10とかMAC11とか)のデザインが大嫌いなのであのガンブレードはちょっとどうかと思うのよ本当に。美しくないよな!!

話を戻して、ブルーの方は光沢が無く落ち着いた印象。 シルバーの方はかなりギラッとした輝きで、凄みがありますねぇ。
銃口下部、ハンドガード前方の突起は相手のナイフなどを受ける鉤爪になります。
ナイフ部を抜きにしてもデザイン自体はかなり上下に大きい拳銃というか、グリップとスライドとの間がかなり大きいため扱いにくい印象を受けます。
……しかしこの銃、どこがマガジンになるんでしょうか。


ちなみに実際にこういう銃が旧日本軍にありまして……試製拳銃付き軍刀って言うんですけどね。
騎兵学校からの要請で作られた試作兵器で、通常は日本刀として使いつつ、距離が離れた相手には拳銃として使う武器。
刀身と銃との接続は、茎(なかご)部分をグリップ右側面とグリップパネルとで挟み込む形だったようですね。
ところが普通の日本刀とはバランスが違うので扱いにくい上、拳銃として使うにも上部へ大きく突き出した刀身が物凄く重量的に邪魔になるという、どっちつかずにも程がある出来でして、まぁ大方の予想通り開発中止になりました。もっと早く気付け貴様ら。
というか正式に採用されてたとしても、相手を切った瞬間に銃と刀身の結合部が分裂する気がするんですが。
ホルスターとのサイズを正確に測るとどうにもこうにも収めるべき銃+ナイフの方が大きいという展開に。
この辺は出来れば厳密にサイズを合わせて欲しいものですが……。
まぁあんまり大きいと今度は背中側のバランスが変になるんで、その辺も考慮されたんでしょうけれどね。
もはやメガハウスのお家芸、これを抜きにエクセレントモデルは語れない…という脱衣ギミック。
ギミック自体は非常に簡単で、ボンテージの左側にある接続を外してムニッと脱がせるだけ。
頭部は外れませんので注意しましょう。 また、両上腕部にある翼付きのアンクレットは破損しやすいっぽいので注意。
もっとも、雑に扱わなければ通常なかなかぶっ壊れたりはしないと思います。

これは余談ですけど。
最近フィギュアの破損報告とかを良く見る気がしますが、扱う側も注意が必要かと思います。
繊細な造形やシャープな付属品をメーカー側に求める以上、それを扱う側にもそれなり以上の覚悟と注意が必要なのは当然です。
どうもこう、その辺が分かってない人が増えたのか何なのか……。 まぁ確かに、破損しやすいフィギュアがあるのも確かですが。
これは果たして『貧乳』なのか、それとも『ロリ巨乳』なのかという点で激しく悩んで答えが出ないのでとりあえずお酒を飲みました(ぇー)。
でもクラン=クラン大尉殿はブラ付けてたし、アリスだってブラつけてもおかしくないサイズではあるな!!ということで、
さとっちさんの中でアリスは『ロリ美巨乳』だということに。ロリと巨乳という単語は相反しているような気もしますがね?
……でも浪漫ですよね、ロリと巨乳

あと今回もやけに気合の入った乳首造形が好ましすぎますアリスさん。
もっとも、パーティングラインが上腕の裏側から乳首の横にかけて通っているのでそれが残念っちゃ残念ポイントか。
それにしたって脇乳を後ろから覗き見るのは非常に素晴らしいものが。
同じNiθさんキャラというコトで、先ほども言及しましたがマックスのアナザーブラッドと。
造形的にはどちらも非常に栄えますねぇ……。でも顔の造形はアナザーブラッドに軍配が上がるかな。

っということで、アルファオメガのアリスでございましたー。
アルターとメガハウスのコラボ、という点を考えるともっと上があるハズ!!!と思うんですが、これがコラボの難しさかな?
とはいえ出来の方はかなり良い(あとは個人の好み次第)ので、手に取る機会があったら要チェックですよー。