Wave 1/10 トレジャーフィギュアコレクション
涼宮ハルヒの憂鬱 鶴屋さん&キョンの妹
さてさてさて。

我が.30CAL CLUBの中でも多くの商品をレビューしております『涼宮ハルヒの憂鬱』シリーズ。
立体物という点では、やはりマックスファクトリーの1/8シリーズが最高クラスではありますが、
グッスマやらバンダイやらアルターやらフリーイングやらと、多くのメーカーから良質なフィギュアがリリースされておりまして、
ちょっと嬉しい悲鳴を上げている今日この頃です。

そんな中にメーカー創立20周年記念アイテムとして『朝比奈みくる』で勝負を仕掛けてきたWave
正直、出来としてはやや中途半端ながら、1995円というブロックバスター価格で各所に大きな衝撃をもたらしたのも良い記憶です。
そして、そこだけで終わらず二の矢、三の矢を放つ必要があるのは世の宿命。
ますますラインナップの充実していく『トレジャーフィギュアコレクション』で、
『鶴屋さん&キョンの妹セット』を発売してきてくれやがりました。
……でも何故にまたウェイトレス姿なのかと。


何か予約開始直後は即完売で、ウッカリ予約できなくなるところでしたけどねー。
無事に予約できたし届いたし、ということで。
珍しく発売から間もない時期でのレビューです
スケールはトレジャーフィギュアコレクションということで1/10。
ベースも小さいですし、文庫本……とは言わずとも、マガジンコミックスが入る棚ならサックリ飾れます。
かなり出来は頑張っておりまして、髪の毛なんかは非常に良い感じ。
顔は少々角度限定気味かなー?
でもそれ以上に、肌の色がやや濃すぎる感がありますね。
アルターの鶴屋さんがだいぶ薄い色でしたから、尚更そう感じるのかもしれませんが。
ただ、小スケールの立体物に濃い色を持ってくると、
本来の色調よりも濃く見えてしまう、というのは事実ですし。
ここはみくるに引き続き、反省していただきたいポイントですね。
『喫茶 どんぐり』のウェイトレス服はいい感じ。
エプロンのフリルも、かなり細かく作りこまれていますしね。
もっとも、首もとの赤いリボンは対スケールの関係でやや厚ぼったく見えてしまいます。
アルターの鶴屋さんに引き続き妙に気合の入りまくった上履き。
何だ、アレか、このウェイトレス姿のポイントはエプロンとかじゃなくて上履きなのか……。
で、オプションとして右腕の差し替えパーツが付属。
焼きそばの乗ったトレイを持ったバージョンですね。
みくるでは目立ちまくった肩の分割ラインも、ウェイトレス服というコトでまったく目立ちません。
で、アルターの鶴屋さんとは違ってコチラはスカートが脱衣可能。
脱がせたまま飾るかどうかはともかく、やっぱり脱げると嬉しくなりますね。

さらに言うならアルター版はタイツというコトで腰の下まで紺色でしたが、
コチラはオーバーニーソ解釈というコトもありまして、
エプロンドレス〜肌色〜オーバーニーソ
という実に見事なコントラストを醸成してくれていますグッジョーーーーブ!!!!!
ちょっと前、というかつい先日『オーバーニー×ミニスカ 絶対領域』というDVDを買いましてですね、
いやぁそれが何かもう本当に絶対領域にこだわったAVで本当にご馳走様でした(深々と)。
台詞が少ないのは良し悪しだなぁ、と思いつつも非常に興奮いたしまして、
環境音楽的にBGVとして今後扱うやも知れませぬ(止めなさい)

そんなワケでちょっとこだわってみたよギリギリで下着が見えないアングルに!!!!!
そして『こだわってみた』と言い放った直後に
世にはびこる人類の半数の理性を蕩けさせ我々を惹きつけてやまない純白の桃色物体を丸見えで曝してみた!!!!!

しかしやはりこう、下から覗き込むアングルというのはやはり良い。
そんなこんなで、覗き込めば世にはびこる人類の半数の理性を蕩けさせ我々を惹きつけてやまない純白の桃色物体ではありますが、
単品になるとやはりスケールの関係であんまり見所はありません。
鬼のような食い込みとかシワとかね。
ちょっと残念なのは、スカートを脱がせた後の腹部。
ダボの長さの関係で、結構大きな段差が生まれてしまいます。
横、または後方から見なければ無視できる範囲の問題ではありますが……うぅぅむ。
で、何か色々とウチのサイトが道を踏み外すきっかけになったキョンの妹もセットです。
もっとも、普通の『女の子座りポーズ』+シャミが頭の上、というだけなので、
あまり面白みはありませんね。

ただ、肌の色が相変わらず濃いのを除けば出来はかなり良い感じ。
『しゃべる猫』ことシャミはちょっと違和感があるかな?
何かこう、目の塗りというかアイプリントが変な感じ。猫目じゃないですからねぇ。

キョンの妹の頭部自体は良い出来ですね。
ちなみに鶴屋さんもキョンの妹も、頭部はボールジョイント接続です。
ただし、可動範囲は双方ともにほぼゼロ
プレイバリューと言うよりは、製造上の利便性を図った感があります。まぁそれはそれで。
女の子座りとはいえ、接地面がフラット造形じゃないのは本気で誉めたいところですよ!!
ただ、サイズの関係でやはり鬼気迫るが如き下着の作りこみとかはありません。無念。
手軽に集められるサイズのキョンの妹フィギュア、という点ではコレでしょうかねー。
さすがにロリバニーVer.ありとあらゆる意味で手軽ではありませんし
ベースは以前の朝比奈みくると同じでSOS団のロゴマーク入り。
ワリと柔らかい樹脂素材なんで、夏場の変形がちょっとだけ怖いかな?
あと鶴屋さんもキョンの妹も、靴の裏に気合が入りすぎですこのスケールで。
で、最後は散々比較したアルター版とのセッションで。 やはり肌の色がまったく違うのが良く分かりますねぇ……。
どっちが良いかは好みが分かれるかもしれませんが、
さとっちさんは断然アルター版の色合いが好みですよ。

っというコトでWaveの鶴屋さん&キョンの妹でございました!!!!!
何だかんだと言いましたが、小スケールフィギュアとして見れば充分にクオリティは高いです。
1/8とまったく遜色ないクオリティを求める方が酷というものですしね(苦笑)。
何より、手軽に飾れるサイズだと言うのが本当に魅力的です置き場所的な意味で
次に出るハルヒもまた楽しみだったりしますが、それ以上に楽しみなのが2点ありまして。

1:マックス版の鶴屋さんのスカートの中はどっちなんだろうか。

2:いつになったら普通の制服姿が立体化されるんだろうか。そしてそれはどこのメーカーになるんだろうか。