『仮面ライダーアマゾンズ』 第2話(プライムビデオ版)感想
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Amazonプライムビデオ:仮面ライダーアマゾンズ
やはり第一話で語られなかった部分を語りまくる説明回でしたね。仁さんのナイスキャラが光る(笑)。

とりあえず第一話と第二話で判明した事柄をまとめると
・『アマゾン』の正体は野間座製薬の開発したアマゾンウイルスが人間大にまで成長した生物。
・野間座製薬の実験施設が2年前に起こした事故により、実験体が施設外へ逃走。およそ4000体。
・昨年の駆除数は2体、今年はすでに8体目のアマゾンが「駆除」されている。
・実験体(アマゾン)に付けられている腕輪は定期的な自動薬剤投与機で、怪物化を食い止めている。
・2年程度で腕輪の薬剤が切れて、人間ではなくアマゾンへと変貌してしまう。
・ただし個体により若干の時間差があるため、4000体が一斉にアマゾン化するわけではない。
・アマゾン化すると腕輪から信号が発信され、居場所の特定が可能となる。
・一度アマゾン化してしまえば、再度の薬剤投与を行っても凶暴性や本能の抑制は不可能となる。
・野間座製薬は警察・自衛隊に対してこの状況を伝えること無く、別会社を作ってアマゾン駆除の専門チームを投入、秘密裏にアマゾンを駆除している。駆除後は『清掃班』によってカバーストーリーなどが作られている。
・駆除班にはモグラアマゾンへ変身可能な個体(マモル)が在籍、主力として前線に投入されている。
・悠は腕輪ではなく注射による薬剤の定期投与(1日1回?)でアマゾン化を抑えていた。
・仁は腕輪を装着すること無く、理性を保ったまま生活している。ベルト(アマゾンズドライバー)を用いてアマゾンアルファへ変身可能。ただし多量の動物性蛋白質を必要としている。
・アマゾンズドライバーは仁が2本保管していた。


という感じかな。今のところ最大の謎はアマゾンズドライバーの出処でしょうか。
仁の部屋にアマゾンズレジスターがあったのは「狩ったアマゾンが落としたものを回収」なのかもしれませんが……ベルトが2本というのはいかにも裏がありそうですよね。 
「俺はアマゾンになる前から自分の殺したものしか食わない」という仁のセリフからしますと、少なくとも仁は何らかの影響で後天的にアマゾン細胞に侵食されたようですが……。
 
また、アマゾンへの変異時にアマゾン細胞が人の細胞を食らうような描写がある一方で、マモルは人間態からモグラアマゾンへ、モグラアマゾンから人間態へと繰り返し変異できるんですよね。
この辺り、「実験施設から逃亡しなかった」あるいは「事故後に改めて生み出された完成形」なのか?
そういった「アマゾンになるまでの経緯・経歴」も今後明かされるのに期待したいところですね。

第2話は「駆除班の一人がアマゾンへと覚醒してしまい、駆除版がアマゾンという生物の正体を知る」展開。
相変わらず駆除班による「一体多数の戦闘」がもっさりしすぎていて緊張感がないあたりとか、銃器のエフェクトや扱いが素人臭すぎる……という不満点は多いのですが、これはまぁ第一話の延長戦にあるので、まぁ別にいいんですが(いいのかよ)。
ただ、「仲間の一人が実はアマゾンで駆除対象になったと言っても、マモルの事例を見てると別に驚くようなことじゃないのでは」と思ってしまうのは、うーん。
第一話でアルファを見て「理性があるなら捕獲という手段もある!」と言っていましたし。
捕獲と駆除との間で揺れ動くならまだしも、「駆除する」という方針を決めたうえで思い悩むのは、
ちょっと設定にある『プロの傭兵』らしからぬ話だなーと思ってしまいました。
これが「マモルが暴走した」と言うなら深刻に葛藤するのもわかるんですが……と言うか今後のマモルの扱いどうするんでしょうね……。

アクションの無常観はそれなりに良い感じで、アマゾンオメガの大切断(仮)の魅せ方は好きですね。
ただアマゾン(緑)の時よりもさらに噛みつきアクションのしにくい顎デザインはそれで良いのか(苦笑)。
画面作りのこだわり、雰囲気作りにはちゃんと成功していると思うので、あとは駆除班のアクションがもっと「チームとして」「銃器を扱うプロとして」の見せ場になってくれれば良いんですが。