『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』 第4話「QUO VADIS」感想
TOPページ HOBBY LOG DIARY LOG 購買予定表 映画 感想

Amazonプライムビデオ:『仮面ライダーアマゾンズ シーズン2』
更新日:2017年4月28日
・千翼の傷
並の人間なら致命傷、しかし治療施設へ運び込まれた時点で修復は始まっていた……。
外部からの修復作業を必要とするシグマや治癒に多くの蛋白質を必要とするアマゾンと違い、
勝手に再生が始まっている……というのは少々怖いところ。外部から多くの蛋白質を摂取したわけでもないのにあの高速大規模回復はちょっと異質ですよね。

・イユが襲った理由
前回では「記憶が意味を持たないからでは」と思いましたが、「千翼が人間を食いたくなったことを察知したから」という可能性が示唆されました。
イユはアマゾン探知能力こそ低いものの、こと「人間を食いたいと思った千翼」への対抗策としては最高の一手になりますかね。

・元駆除班の3人
野座間製薬からはクビを告げられたものの、独自に集まってアマゾン駆除を続けていた模様。
資金源については『バックアップしてくれる人がいる』ということですが、会長……かなぁ……。
そして「頭に血の上った素人を1人にしておくほうが危ない」ということでとりあえず仲間に組み込まれたヒロキ。
TeamXは完全に消滅となりましたな……。

・千翼の勝手すぎる行動
橘局長の提案としては「食人衝動を抑えるためにちょっと強めの薬剤を入れた腕輪を用意」するもの。
感情の部分がフラットに近づくというデメリットも有るようですが、運用する側としてはリスクではなくメリットなんですよね……特に今回の行動を見てますと……。
まぁ結果としてそれを嫌がって感情を爆発させた千翼の脱走withイユ、という事態を招いたわけですが。
対アマゾン用の即応戦力、その中核が2人とも(居場所追跡可能とは言え)抜けるという体たらく。
そりゃ加納さんも黒崎に対して結構人殺しの目を向けるよね、というものである……。

・「言ったはずだ!イユを人間として扱えって!!」
またもこれを叫ぶ千翼。
しかしその理由は概ね
「イユのことは食べたくならない。人を食べたくならないから僕は人間だ」「そして俺が人間であるには、イユもまた人間でなくてはいけない」という、自己を肯定するための手段として「人間として扱われているイユが必要」というだけのもの。
これだけは何回見ても醜悪だなーと思いますし、シーズン1の悠といい、今季の千翼といい、普通の平成ライダー作品には少ない「身勝手で醜悪にも見える主人公」が強調されてるのは面白いよね
・水源の調査へ
ウォーターサーバーの水源は問題なしだけど「実は水が不足した際にラベル表記とは違う場所の水を使っていた」ことをすでに把握済みの志堂さんたち。
この情報把握の速さ、福田が情報を流してたりするんでしょうかね?

・空腹
イユとの食事ごっこを経て結局食人衝動とイユによる処分の危機に瀕する千翼。
「点滴とかあんなタンパク質の注射より楽しいよ」とクレープを食べるカップルごっこに興じた上で、自らは母親だったアマゾンのことを思い出してクレープを吐き、イユもそれを真似して吐き、空腹になれば「人を食いたい」と思い、イユはタンパク質の不足で崩れ落ちそうになる。
どう考えてもこの先に未来がなく、4Cの管理下でしか存在を維持できないイユと、自滅する未来しか見えない千翼。
ラブストーリーと言うにはあまりにも残酷な展開ですが、果たしてこの先に救いはあるんでしょうか。

・「こいつは千翼。アマゾンだ。でも駆除しちゃダメなやつだ。とりあえずな」
黒崎さんもしかして
初出動の前にそれをイユに伝えてなかったの……?あんた前回の耳鼻科へ向かう車の中で一体何をしてたの……?
回を追うごとに激変していく黒崎さんへの評価、今回は「かなりのバカ」という方向で固まりつつあります。
あと黒崎さんが千翼に投げ渡してたのは第1話のクラブで千翼が食べてたパックチューブ型のドリンクゼリーですね。

・VSゾウアマゾン
序盤の壁こと重量級の敵も、さすがに2体がかりできっちり戦うとすぐでした。
ネオの右アームカバーから射出されたフック付きワイヤーはブレードと同じで液体金属から生成されたのかな。

・イユの父親
大学の教授で専門は細胞生物学。そして教え子に鷹山仁(アマゾンアルファ)がいた。
仁さん自体はもともと野座間製薬の研究員で、そこからアマゾンズドライバーを持ち出して……という流れでしたが、
イユの父親に何か外部での研究を依頼していたんでしょうか。
とは言え誕生日パーティに悠を招いていた(花束を持ってきていましたしね)以上、悠人もある程度以上に親交はあったようですし、果たしてイユ父と仁さんと悠の関係はどんなものだったのか、気になりますなぁコレは。

・水源地の調査
そして現れるアマゾンとの戦い。戦闘経験こそ豊富なれど、お荷物1人抱えた状態で実戦力3人だけ……と言うのはしんどすぎた。
調査に来てた福田の援護がなければワリと全滅してたやつですよねこれ。

・M
「これ以上邪魔しないでもらえるかな」が第一声。
この場所でその言葉を吐くということは……そういうことですかねぇ、やっぱり。

・次回予告
マモル「今度は僕達が人間を狩る」、悠「人はアマゾンを殺しすぎた」という言葉が重い。
生きるために殺す、食うために殺す、というのは肯定されるけれど、「ただ殺すために殺す」「楽しみのために殺す」が起こり続けてしまったのがシーズン1からシーズン2までの5年間(劇中時間)だとするならば、
「人を食いたくない・覚醒したくない」という思いを抱いてマモルや悠たちと姿を消したアマゾンたちの行動も変わる、ということか……?