メガハウス ヤマトガールズコレクション
宇宙戦艦ヤマト2199 岬百合亜 (艦内服Ver.)
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発売時期:2013年11月 原型担当:のぶた(リボルブ)
さてさてさて。

ややこしいヤマトおじさんクラスタを熱狂の渦へと(再び)引きずり込みつつ、初めてヤマトに触れる組の取り込みにも成功し、
最終章の劇場公開でひと波乱がありつつも、間違いなく大成功したと言い切れる作品になった『宇宙戦艦ヤマト2199』。

地上波放送を終えてからおよそ半年が経過する中で、完全新作の劇場版が2014年晩秋に全国公開!と先日発表され、
それに向けてか4月からは東京MXとBS11での再放送も決定。
ヤングエース休刊でWEB送りになってしまったむらかわみちお氏のコミック版も無事に4巻が発売となり、
1話からいきなり波乱だった東まゆみ氏の『緋眼のエース』もなんだかんだで軌道に乗っているようですし、
このまま各種コンテンツ、しっかりと地に足をつけて続いていってくれると良いなぁと思う今日この頃。

プラキットも着々とリリースペースを維持しつつ、ついにあのドメラーズV世が1/1000スケールで発売決定。
どう考えても、あの、全長73cmの戦艦プラキットっていう時点で正気を疑うんですけれども、雑誌記事とか読んでおりますと

「1/500スケールのヤマトを置ける場所があるなら1/1000ドメラーズV世だって飾れますよ!!」

という やや正気を失った 熱心なファンからの後押しを受けての 暴挙 決断だったようで。
売れるかどうかはともかくとして、そのストロングスタイルな返球には最大限の賛辞を送りたいと思います。

更に2199版のメカコレまで発売されるということで、
まだ立体化されていないあんなメカこんなメカ、主にパワーローダー装備アナライザーなんかの立体化へ希望が膨みますが、
第二弾のユキカゼに関してはメカコレの『12cmサイズでの立体化』というフォーマット上、
すでにリリースされている1/1000スケールの地球軍艦隊セット封入版よりも大きくなる、という珍妙な事態もですね……。
何はともあれ『定価500円程度でサクサクと組めるヤマトのプラキット』が出る、というのは純粋に嬉しいところです。
コスモシーガルとかねぇ、本当欲しいですよねぇ……あと100式偵察機……。

そんな感じでメカ系の展開に関してはバンダイが粛々とオッサンのオッサンによるオッサンのための企画を推進している中で、
キャラクターものは……と言いますと、これも安定してフィギュアの予定が続いているようで一安心。
ワンフェス参加組からの情報だと「西条さんも予定されてるらしいですよ」とのことでありまして、おい待て正気かメガハウス。

とはいえ、争奪戦というか狂騒曲というか『再販まであっという間に消えた』第一弾の森雪を除けば、
今のところは平穏な感じのあるヤマトガールズコレクション……と言えば角は立たない、といいますか。
発売後の出足とその後の値段の転落っぷりが凄まじいことになり、外野的にも「これシリーズ続くんですかね……」と、
鍛えられたユーザーをしても不安になってしまったアイテムがありまして、それが今回レビューする岬百合亜ちゃんでございます。

森雪の瞬殺っぷりに恐れをなした小売各店(主にAmazon)が大量に在庫を確保してみたところ、見事に大量の在庫を抱え、
昨年末のフィギュア在庫一掃セールでは猛烈な勢いで最安値を更新につぐ更新。
それをあみあみが掻っ攫っては自社販売分としてキープするという、まさしく仁義無き戦いというか頂上決戦というか、
外野から見ていて胸の熱くなるような戦いが電脳空間では繰り広げられたわけです。
ところがそのあみあみでも在庫様となり、最安値が『1500円』という、そこらのプライズ製品ばりの値段を見てしまうと、
いやぁ世の無常というか『過当競争はみんなが不幸になるね』などと思ってしまったりですね……。
ちなみにさとっちさんはこれ発売日に6700円で買ったんですけどね……(嗚咽)。

で、今回「コミケのレポも終わったしリハビリがてらなにかレビューしよう!」と思った時に目に入ってきたのがこの箱でして、
じゃあ実際のところ「そんな値段になってしまうほど出来が悪かったりするんだろうか!!」と思ってさっくり撮影してみました!!
まずは恒例の全身ぐるり。
フォーマットは既発の森雪・山本怜と同じで、スケールもおよそ1/8スケールでの立体化となっています。
前の2名ほどおとなしいポーズではない、というか打って変わって躍動感のあるポージングになっており、
ちょっと違和感を覚えるのは確かなところかなぁ(苦笑)。とはいえ岬ちゃんの元気なイメージはよく再現されていると思います。
引き続きまして上半身をグルっとな。
原型担当が前2作のひろまん氏ではなくなっている関係か、顔の造形はやや『萌えフィギュア』寄り、と言いましょうか。
大きく開いた口の造形や塗装なんかは、ここが好み分かれるポイントになったかな……?とは思う部分ではあり。
ただ、個人的には非常に出来が良いまとめられ方をしていますし、特に違和感もないのでこれでオッケーかなと。

惜しむらくは一点のみ、『角度限定気味フィギュア』になってしまっている点でしょうか。
『角度限定なのが惜しい』とは言いましたけれども、何というか、この胴回りについてはそんなもん関係なくてですね、
いやぁこの艦内服をデザインしてゴーサイン出した地球軍のエライさんは本当に頭がオカシイ、もとい天才だと思います。

巨乳よりも貧乳、発展途上な娘さんのボディラインをここまでセクハラちっくに浮かび上がらせるこの破壊力!!!
そして岬ちゃんの未成熟な、少女らしさを残したボディライン!!引き締まったウエスト!!まだ肉付きの薄い腰回り!!
そして膨らみかけのおっぱいのラインなどなど、見ていて「たまらんなぁ、たまらんなぁ」と呟きながら、
ついついシャッターを切ってしまう、そんな魔力が詰め込まれていると思います。

あと仕上げの部分でも森雪よりも丁寧というか、スミ入れの部分のふき取りに関しては結構マシになっていますね。
こういうところの対応は嬉しい限り。
引き続きまして下半身をグルっとな。
ここも森雪や山本さんとは違う、ほっそりとした脚のラインが年齢を感じさせていいですねぇ。
少女らしいしなやかさと細さがきっちりと表現されていると思います。
膝裏の造形も施されていますし、概ね不満の見当たらない造形かな?

ベースとの接続は右足裏にピン一本のみ。
ただ、ピンは太めのものが使われているので、傾く力で破損したりということは無いだろうと思います。
左手首は交換することで、熊のぬいぐるみを持った状態を再現可能。
艦内服で熊のぬいぐるみを持ちながら敬礼っぽい仕草をしているという、シチュエーションがワリと謎な感じのアレになりますが、
その辺は気にしたら負けでしょうか。可愛いしね!!
そして右腕と左手首を更に交換することで、『YRA ラジオヤマト』の収録に向かう岬ちゃんの姿が再現可能です。
というかポーズ的には敬礼してるのよりもよほどしっくり来るなぁこれ(笑)。こっちが本来の姿じゃないのかこれ!!!
右手に持ったYRAの台本(あるいはリスナーからの投稿)がこぼれ落ちて入ってるのが微笑ましいところで。
コレもPVC成形なんですが、紙っぽさを非常によく表現していますねぇ。表紙以外は無地ナノがちょっと悲しいけど(苦笑)。

左手に持っているペットボトルはきっちり蓋まで塗り分けられているのが好印象、
手首交換の際に手から接着面が外れたりしないように注意すると良いかと思います。
それにしても、この、うむ、下半身いい……。

フトモモはたしかに肉付きが薄いほっそりとした体つきなんですが、お尻はプルッとした弾力を感じさせるほどよい肉付きで、
それが更にベルトでギュッと引き締められて変形している辺りですとか、そもそもお尻谷間へ完全に食い込むこのデザインとか、
股間を否が応でも強調する黒いラインの部分ですとか、いやぁ……艦内服って本当素晴らしいですねこれ……。

あと個人的には胴体を左後方から見た時の、お尻と腰とお腹とおっぱいのラインが同時に堪能できるのがすごい幸せ。
未発達だからこそこのエロさがありますね!!!!!!

……というかこの価格ならもう一個購入して透け塗装Ver.に改造しても……(ゴクリ)。
ということでどうやら『岬ちゃんのあこがれの先輩』だったぽい森雪と並べまして。
やっぱり結構造形のアプローチが違うなーと思いつつ、コレはこれでどちらも良いかと思います。
それにしても戦務科の艦内服、どういう基準でこれ黄色とオレンジとに分かれてるんでしょうか……。

何はともあれメガハウスの岬百合亜でした!!!
値段の暴落っぷりは凄まじいことになっていますけれども、出来の方はその値段にするにはあまりにも惜しい、
きっちりと丁寧な仕事がなされた一品になっていましたねー。YRA収録スタイルで飾ると本当見栄えがして良いですし。

次はアルファオメガ名義での原田ちゃん、そしてメルダさんが出た後で、秋ごろに新見さんが出る……かな?
完全新作の劇場版ともども、今後の展開を楽しみにしたいところですねー。
……そしてこう……今回のような不幸極まる価格暴落案件がもう発生いたしませんように……(嗚咽)。