バンダイ ROBOT魂 <SIDE MASHIN>
魔神英雄伝ワタル 邪虎丸
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発売時期:2012年11月発売
さてさてさて。

先日のバンダイ新商品として、ロボ魂で龍星丸が予約開始になりまして。
魂キャラバンinヨドバシカメラ梅田でも玩具フロアで展示(撮影不可だった)されてたのを見て来ましたが、コレがまぁ、
思っていた以上に良好極まる出来すぎて、これはもう確実に買わなくちゃ、と決意を新たにした今日このごろ。

ところが振り返ってみますと昨年届いた邪虎丸のレビューをしておりませんでして、「……あれ、何でレビューしてないんだろう」と。
龍王丸であれだけテンション上がってたのにな―、と思って改めて開封してみたらなんとなく「あぁ、うん」という感じになったものの、
龍星丸のサンプル見てテンション上がってる今このタイミングじゃないとレビューする機会は今後もう巡ってこないよなぁということで、
サクッとですがレビューでございます。
まずは恒例の全身ぐるり。サイズやフォーマットはロボ魂の魔神シリーズ共通です。
龍王丸と同様に、関節は引き出し式のものが多く仕込まれており、見た目よりも可動範囲は広くなっています。
プロポーションは良好で、かなり『欲しかった邪虎丸』のラインに近いですねぇ、コレは上手い。
ホビージャパンで連載されていた(過去形)スーパー3DSHOWで速水さんが作られた邪虎丸が理想的だったんですが、
可動を盛り込んでくると、こういうところに落ち着くかな、という。

ただ、龍王丸と違って成型色のままの箇所が多く、全体的にチープさが漂うのがもったいないところ。
きっちりとトップコートを吹いてあったりするといいんだけどねぇ……ここは本当に惜しまれます。
また、この邪虎丸でもアクションベースとの接続用のダボ穴は設けられておらず。ここの変な意固地さは何なんですかね……。

あ、あと今気づいたけど首の前のフレーム部を起こすの忘れてるな……。
タイガーソードとタイガーシールドはともにプラ製で軽量のため、サイズに比してポージングの妨げにはなりません。
タイガーシールドは手首に握らせるグリップと、前腕部にマウントさせるためのアームを選べる方式になっています。
シールド側面の爪はキチッとエッジの立った造形で、良い感じの凶悪さを演出しています。
大型手裏剣は専用の持ちてが付属しており、形状のややこしさとは違い、ポロッと落ちたりすることはありませんね。
さすがに真下に向けたりすると落下しますが……。
大型手裏剣が変形した(という設定の)槍も良い形状です。
ウイングの中腹部にはL字可動のジョイントが仕込まれており、これがいい感じに表情付けを実現してくれますねぇ。
ウイングバインダーも可動部が多く仕込まれており、肩アーマーなどと干渉しないのがいいですねぇ。
猛虎形態への変形は前腕の前側を手首パーツごと取り外すだけで、他は完全変形と呼んでも差し支えのないレベル。
変形もバッチリ……と言いたいところですが、関節部にロックが一切無いので、かなりフワフワした感じですねぇ。
龍王丸のときは関節の保持力が高くてガッチリした変形だっただけに、こちらの足首・腹部周りの変形ギミックにはちょっとストレス。

背中にタイガーシールド(と剣)をマウントした状態にするためのジョイントパーツも付属しています。
あ、撮影し忘れてましたが口は開閉可能で、タイガーミサイルの砲口も再現されています。
また、この状態でやっと底面部分にアクションベースと接続できるダボ穴が露出するので、浮かせた状態(というか跳びかかるポーズ)での展示も可能となっています。
あ、尻尾はボールジョイント接続で、各節ごとに角度変更となっている上、それなりに保持力があるので、支えの代わりになったりするのが嬉しいところです。
タイガーソードの両手持ちっぽいポーズとかも容易ですし、可動部の素性は全然悪くないんですよねこれ。
龍王丸と同じく、高さ5cmほどの虎王フィギュアが付属。
顔の造形と塗装なんかはワタルよりもはるかに良くなってて噴いた(笑)。

っということで、ロボ魂の邪虎丸でしたー。
総合的に言うと「悪くはないんだけど手放しでは褒められない」出来といいますか。
龍王丸の出来が本当に素晴らしくてハードルが上がりまくってた、というのもあるでしょうが、
やはり詰めの甘さや質感の追い込みが甘い甘すぎる。『チープだなぁ」と思和されてしまったのはちょっとねー。
いっそ自分でトップコート吹くかなぁ……。

今後もう邪虎丸の立体物が出るとはなかなか想像しにくい(メガハウスあたりがヴァリアヴルアクションでやらかす可能性が無いとはいえないけど)ので、本当にもうちょっと頑張って欲しかったんですが……可動範囲なんかは良い感じではあるんですけどね……。