アルター 1/8 ストライクウィッチーズ
ペリーヌ・クロステルマン
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発売時期:2014年5月7日出荷 原型担当:DUTCH【ペリーヌ】 みうら おさみ【ストライカーユニット/武器】
さてさてさて。

ストライクウィッチーズの第一期と第二期、そして劇場版をめぐる中での501統合戦闘航空団メンバーに於いて、
キャラクターの成長という意味では宮藤に比肩する……あるいは超えるではないかと思えるぐらいに、大きく成長したと確信しているのがペリーヌさん。

ガリア解放に執念を燃やすあまり、他のメンバーとも距離を置き、決して良好な関係を築けていなかった第一期。
第一期のラストでガリアが解放されたことにより精神的に余裕ができ、他のメンバーとの絡みも増え、宮藤への対抗心が主に「坂本少佐とあんなに親しく……!!!」というジェラシックパワーになった第二期。
そして劇場版ではガリア復興に尽力し、子弟に勉強を教え、宮藤の行動にいらだちを表す服部静夏に対して
「彼女が来てから501は本当に強くなった」と告げるシーンで見せた宮藤への信頼感と柔らかな表情は非常に素晴らしく、
また終盤、死の淵から復活した宮藤を迎えに行くリーネを必死で援護してみせたシーンは、非常に心に強く残るものがありました。

ネウロイの襲撃で何もかもを失った少女が501戦闘統合航空団の中で少しずつ人間性を取り戻し、
信頼できる仲間であり友人を獲得し、奪還した故郷の復興に尽力する……と言うのは非常にドラマとしても綺麗ですし、
ある意味で『完成された』キャラクターが多いストライクウィッチーズの中では珍しく、主人公とは違う立ち位置から
「物語の推移に応じて成長し変化していく」キャラだったわけですよね……。
そういう意味でも、スト魔女を改めて見なおす機械がある方はペリーヌ視点で物語を見てみると、
なかなか面白い見え方になるのではなかろうか……と思っていたりします。

そんなわけでもうペリーヌさん大好きなんですけども、世の商品化事情というものはワリと残酷なものでしてな。
全キャラリリースの本命と目されたコトブキヤは途中からフェードアウトして、ペリーヌどころか宮藤もリリースせずじまい。
更に「ならばfigmaがやってくれる」と思ってたらfigmaもサーニャを出したところで華麗にシリーズが止まり、
「宮藤とリーネとサーニャだけでどうしろってんだ……」と頭を抱えさせられたわけですよ、
ねんどろいどは言わずもがな、ボークスの立体化も加藤さんとかマルセイユとかの外伝系ばっかりですし、
結局一般販売されたのはこれまたシリーズが途中でフェードアウトしたあみあみの1/8スケール(のワリに小さい)だけで、
何といいますかこう……そのペリーヌを大事に大事に飾ってきたのがここ3年ぐらいの話なわけですよ(遠い目)。

で。

思い起こせば2013年6月に「10月発売予定です」と言いながら予約が開始されたアルターのペリーヌですが、
訓練されすぎたアルタークラスタは「10月発売は無いからまぁ12月かな」と認識していただろうなぁと思うわけですよ。

ところが現実はいつも予想の斜め上を行く、といいますか、延期に延期を繰り返して軽やかに12月は過ぎ去り、
『13年10月発売予定』が『13年冬発売予定』へ、そして『発売月未定』へ切り替わり、
後から予約開始になったはずのアイテム群が次々に発売されていく中、一人取り残されていたこのペリーヌさん。
下手をするとペリーヌよりも後から予約開始になり6月発売予定のルッキーニとかリーネちゃんに追い抜かれるんじゃねえの、と、
ワリと本気で恐怖感を抱いていたわけですが、先日やっと!!無事に!!!発売されまして!!7ヶ月延びましたけども!!!

まさに『満を持して』のリリースとなったこのペリーヌさんでございますが、これがなかなかの難物といいますか、
ポージングの関係で撮影には結構苦戦させられましたが(80枚ぐらい再撮影しましたね)、出来はさすがのアルタークオリティ。
ということで今回も画像サイズ大きめでお送りしていきますよ……!!!!、
まずは恒例の全身ぐるり。
同じアルターのハルトマンを彷彿とさせる、銃での戦いよりも自分の能力(トネール)を使った戦いを思わせるポージングです。
かなり角度が深くなっている作りなので、撮影には少々苦戦させられました(苦笑)。

何故かスト魔女2ではなく1作目の仕様(ストライカーユニットが)になっていますが、
あまり見た目的な変化は無いので……心の目で見れば2仕様に思えなくも……?
デフォの状態だと撮影しづらい!!!ということで、di:ベースと拡張アームを使って無理やり立てて撮影したり。
ここまでとはいいませんが、もうちょい角度浅くても良かったよね(笑)。
右ストライカーの裏側に金属シャフト接続用の四角いダボ穴がありますが、そこに3mm丸棒軸を差し込んでイます。
左足はフトモモをアームで挟んで支えていますが、理想としてはストライカーユニットを挟めれば……という感じですね。

501統合戦闘航空団メンバーの中でもトップクラスに苛烈な運命をたどっているペリーヌですが、
今回の立体化では意志の強さと可憐さ、清廉さを感じさせる作りなのが嬉しいところですねぇ……!!!
武装はブリタニア製のブレン軽機関銃Mk.1。
見た目こそ古めかしい感じですが、なにげに現実世界だと湾岸戦争まで使われたという安心と信頼の銃だったり。

箱型弾倉が機関部の真上から叩きこまれ、その前方にはキャリングハンドルも……というレイアウトの関係上、
機関部/重心の左側にオフセットして配置された照門と照星の作りもシャープで本当素晴らしい……。
あとMk,1は照門がドラムダイヤル調整式なのがシブイですよね……タンジェントサイトになったMk,2も好きなんですが、
やっぱりブレンガンの魅力ってこういうところにあると思うんですよ(笑)。
使い込まれたことを示すようにエッジの部分から銀色が覗いていたりするのがシブいですねー。
上半身アップでぐるりとな。
これを通常の角度でやるとどうにも締まらないことになるのでご容赦を。
清廉な印象をあたえる青色の軍服に良いアクセントとなっている襟元のスカーフ、裾から覗くシャツの白地、
そして慎ましやかな胸元がチャームポイントというところでしょうか(笑)。

眼鏡はエッチングパーツで再現されており、デフォルトでメガネを掛けた状態なのが嬉しいところ。
後述する右肩交換の際に首を一回引っこ抜く必要がありますが、その際に眼鏡を歪ませたりしないように要注意ですね。

脚を前方へ振り上げて制動を掛けながらトネールを発動している瞬間のようで、非常に凛々しい表情が丁寧に作りこまれています。
ぱっつん気味の前髪、黒猫の耳などの作りもお見事。

個人的にはこのトネール発動中のペリーヌと、シュトゥルム発動モードのエーリカを並べて飾りたいところですが……di:ベースもう一個出してこないとなぁ(苦笑)。
このペリーヌで一番驚いたのは、エッチング眼鏡に鼻あて部分がきっちりと造形されている点
今まで色々と眼鏡っ娘のフィギュアとかアフターパーツとしてのエッチング眼鏡とか買ってきましたけども、
1/8スケールでノーズパッド作ってきたか……!!!!!と、感動というか惜しみない賞賛の拍手を送るしか無い……!!!
アイプリントも非常に精細で、眉毛とまつげのシャープさもきっちりと表現されています。
ストライカーユニットはVG.39で、他のウィッチと比べてシンプルな造形になっていますが仕上げは相変わらずの一級品。
正面側に来ているインテークのリップ部分は非常にシャープな作りですし、左側に施された紋章も非常に丁寧なプリント。
プロペラは相変わらず回転状態と停止状態が付属していますが、今回は回転状態のみでの撮影でお送りします。
一度頭部を抜いてから右肩を外し、レイピア持ち手(レイピアは別パーツ)へ差し替えが可能となっています。
ネウロイ相手にレイピアを振るっていた記憶はないんですが、これはこれで指揮官っぽくてカッコいいので大いに『有り』ですねー。
第一期と第二期の間でもしも506統合戦闘航空団に参加していたら、そこで指揮官として振舞っていたら……こんなシーンもありえたかもしれません。
レイピア装備でもペリーヌさんは可愛い。
 なにげにグリップ周りが凝った形状になっているレイピアはプラ製で非常にシャープな造形です。
ハンドガード部はグリップエンドと繋がっていないので、手に持たせる際には注意しましょう。
あとグリップ中程の部分を握らせるとかなりがっちり握ることになるので、そこから握りの向きを変えるために捻ったりすると少々危険かも。
そしてウィッチと言えば、のズボンですが、ペリーヌは白ズボンにストッキング型ズボンの2枚穿き。
フロント側からお尻のお肉が見える作りも素晴らしいですし、何よりも股間のぷっくら感の造形表現が!!!素晴らしい!!!
ムチッとした尻肉も非常に丁寧に作られておりまして、いやぁ、いいわ……ペリーヌのお尻、たまりませんわー……!!!
っということで、アルターのペリーヌでした!!
序文でも書きましたが、まさに『満を持して』と呼ぶべきクオリティに仕上がっており、
もうちょっと角度が浅ければ完璧だった……!!!と言えるぐらいには良いアイテムだなぁと思います。
次に控えるルッキーニとリーネ、そしてリニューアルのかかる宮藤無彩色ながらも原型が公開されたハイデマリーと続きますが、
その後の展開も色々期待していきたい……!!!第三期+OVAもありますしね(笑)。
静夏までは出して欲しいところですが、さてどうなるかなー。