大阪 福島駅の落とし豚ラーメン
【大阪府福島区 三く 限定メニュー】
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場所:大阪府福島区福島2-6-5 AKパレス1F  ランチ営業時間:11:39〜14:39
さてさてさて。

最近ラーメンを外で食べることがなくなってきた今日この頃、
一昔前の「手軽なB級メニュー」から全然違った方向へとシフトしちゃってる最近のラーメン界隈は、
人気店なら行列があったり人気メニューが即完売だったりそもそも「たけえよ」とか思わされたりと、
ラーメングルメの波に乗り遅れた人間としてはちょっとばかり世間との乖離の大きさに目眩がしたりもしていますが、
それでも食べてみたいラーメンがある、ということで、久しぶりの飯レポはラーメンでございます。

ツレからのメールで「一回は食べとけ!!!」と久しぶりに強烈なおすすめがあったので、
ちょっと行ってきたわけですが、いやぁ本当にすごかった……!!!
JR環状線の福島駅から南へ100mほど行ったところの路地を西へ入り、30mぐらい歩くとあるお店。
最寄り駅は阪神電鉄の新福島駅ですが、使ってる交通機関がJRだったのでこちらで説明をー。
地図はこちらをご覧下さい。

ラーメン店とは思えない店構えで、一見すると和食料理店のような印象を受けますねぇ。
脂っこい匂いとかもしてこないのが「え、ここ本当にラーメン屋なのかな」とか思わされますが、ラーメン屋です。
店名は『三く』と書いて『さんく』と読む模様、ミクじゃないよ!!!

店内はカウンターで11席、あと店内での順番待ち用に椅子が3脚ぐらい用意されてました。
注文は食券制になっており完全前払い式。食後の会計で時間を取られませんし、これは良いですよね。
案内の女性店員さんが非常に目配りの出来る人ですし店内も清潔、これは本当にポイントが高かった。

あと壁面に荷物置き場が用意されており、コートやカバンなどをおいておくことが可能となってるのがすごく嬉しい。
座席の足元にも荷物置き場がありますが、やっぱり女性なんかだと衣服には気を使いますもんね。
お昼のレギュラーメニューはこんな感じ。
何気にラーメンとご飯(トッピングが選べる)のセットが850円だったりするのが嬉しいところ。
普通のメニューも大盛りと並盛が選べるっぽいのは良いですねぇ。

ただ今回注文するのはここにない限定メニューとなります。
っということでドーン!!!!! 注文してから7分ぐらいで到着しました『落とし豚ラーメン(850円)』!!!

1日10食限定で、開店前から並んでたので何とかギリギリ(さとっちさんの次の人でちょうど売り切れた)注文出来ました。
というか開店20分前から並んでないとか相当無茶な感じのあれですが、それも、うん、このビジュアルで納得(笑)。
メニュー名の『落とし豚』はギャグでも何でもなく、本当に1枚の特大チャーシューが丼の内寸ぴったりに乗せられています。
箸でつまんで持ち上げるのも一苦労、というか重い重い(笑)。

通常のラーメンのスープは魚介系だということですが、こちらのスープは鳥を煮込んだガッツリ濃厚系。
ただし油がきついとかいうことはなく、それはちょっと驚きでしたね。

麺は細麺でやや縮れ気味、おかげで濃厚なスープが良く絡んで非常に美味しい(笑)。
スープのみで飲むのはちょっとしんどい(とろみがありますしね)ので、この麺との相性は抜群だと思います。
あとチャーシューが湯気を逃がさない正しく『落し蓋』の役割をしっかりと果たしており、
全然冷める感じがしません。これもまた素敵。

チャーシューの上に乗っているのはにんにくの芽。
ざっと痛められた感じで焦げ目も入っており、食感と香が素晴らしい(匂いがきついとかいうこともない)。
ガンガン食べ進んでいってもまだまだあるチャーシュー!!!

外側は焦げ目がついてぱりっとした食感があり、内側はどんどんジューシーさが増していくのが本当に魅力的。
見ての通りしっかりと厚みもあって、ドンドン肉の旨味が出てきます。すげえ!!!!!
この落とし豚ラーメンの面白いところが『具材は底に沈んでる』ところですね。
落とし豚の真下に麺があり、その麺の下にネギやら何やらの具材があるわけですが、なんと豆腐も入ってます(笑)。

「ラーメンに豆腐!?」って思ったけどこれが意外や意外。
この豆腐は正解だな……濃厚なスープとチャーシューの中ですっごくさわやかな存在だ。
箸で摘むとほろりと割れちゃうぐらいに柔らかいので、れんげを使って食べるのを推奨。
そして丼の底には煮玉子!!!
俺こんな煮玉子まるごと一個沈んでるラーメンとか初めて食べた気がしますね……。
煮玉子も美味い!!!
黄身は半熟、とまでは行きませんが、スープと絡めて食べるにはいい感じ。
何気にレンゲがものすごいジャストフィットするサイズで「…このために作りましたね?」と言いたくなりますね(笑)。 
そして食べ進んでいると店員の女性が「〆ご飯お願いしますー!」とオーダーを掛けてくれます。
これ、お客さん全員の様子をしっかり見てるからできてるのであり本当すごい……。
新しく入ってくるお客さんの案内もしながらですからね。

やってきたご飯はお茶碗に6割ぐらいで、柚子の皮が乗せられています、ちょっとホワイトバランス狂い過ぎだなこれは……。
それを残ったスープの中にドバァ!!!!!!
サクサクっとかき混ぜて、雑炊のようにして頂きます。
昔はよくやってた「カップラーメンのスープの中へご飯ですが、コッチは格段に美味しいな……!!!
とろみのあるスープがご飯の一粒一粒にしっかり絡み、ドンドン手が進む進む。
柚子の皮で清涼感のある風味が追加され、なんとも言えず幸せな気持ちになりますしね。

そんなこんなでさくっと完食、いやぁごちそうさまでした!!!
何気にものすごく腹持ちが良くて、12時前に食べたのに7時過ぎまで一向に空腹にならなかったという、恐るべきコストパフォーマンスでした…!!
背脂ぎっとり系ではないものの、それなりに濃厚なので、「あっさり系のラーメンがいい」という人にはあまりお勧めできませんが、
このチャーシューは一度味わってみるべき一品だと自信を持って言えますね……。
一日10食限定なのでなかなか難しい所ではありますが(苦笑)。