Wave 1/10 BEACH QUEENS
あの夏で待ってる 谷川柑菜
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発売時期:2013年1月20日 原型担当:HOKUSOH
さてさてさて。

『おねがい☆ティーチャー』が放送終了を迎えてから10周年となり、
サイトのほうで謎のカウントダウンが進行している今日この頃(13年3月25日現在)。
さとっちさんとしましても実にこう、楽しみどころの話ではないものの、これでソシャゲ化の発表とかだったらどうしよう
そんな不安を抱えていたりもするわけですが、まぁ木崎湖巡礼などの非常に良いファン層の開拓に成功した作品ですし、
悪手を打ってはこないと思いますが、さて。

んで『おねティ・おねツイ』の続編でこそないものの、黒田洋介脚本・羽音たらくキャラデザ(原案)のコンビで
実質的にこれおねティの系譜ですよねやったー!!!とファンを喜ばせ、
メインヒロインが巨乳眼鏡っ娘ということで眼鏡クラスタが本当に喜びを噛み締めながら見ていたアニメ『あの夏で待ってる』も、
気づけば放送終了からもう一年が経ちまs おい待て嘘だといってよバーニィ。

正直まぁ作品として成功したかといいますと、ええ、あの、まぁ、うん、俺は大好きですよ?
ただやっぱりちょーっと商品展開が遅かったり特典が弱かったりイチカ先輩超可愛いけど柑菜ちゃんの方に人気が出たり、
なんで海人あんなにモテモテなんだよって罵声を浴びせたくなったり
もしたりしまして、
諸々の事情もあるのか無いのかわかりませんが、うん、まぁ、あの、はい。

でもやっぱりキャラは本当に素敵だったと言いますか、心の動きの描き方っていう意味では本当に素晴らしかったと思います。
特に柑菜ちゃんを演じた石原夏織は同時期に『輪廻のラグランジェ』でも主演を張っていましたが、
個人的には『あの夏で待ってる』でこそ、成長を遂げた声優さんではなかろうか……と思ってたり致します。はい。
特に第9話のBパート、早朝に海人の家の前でイチカ先輩へと向ける言葉。

「好きだって言えばいい!!何で言わないの?好きな人と結ばれるんだよ?素敵なことじゃない!!!!」
「私がどんなに望んでも、手に入らないものがすぐそこにあるのに…」
「こじつけばっかで、逃げてばっかで、海人くんが今何をしてるかも知らないくせに!!!!!」

このシーンでの演技と、そして哲郎と出会っての
「フラれた私を見るのが、そんなに楽しい…?応援するフリをしてこうなるのが見たかったわけ?悪趣味だよ…!」
「どっか、行ってよ……帰ってよ………泣かせてよ……」


この一連のシーンはもう、正直申しまして、石原夏織キャラの2012年ベストシーンだと思います。
ていうか俺あのシーン100回ぐらい見て200回ぐらい泣かされました。いやもうあれは本当素晴らしかった。
イチカ先輩めっちゃ好きですけども柑菜ちゃんはちょっとこう、あの話数は、もう、別格だわ……。

ところがそんな柑菜ちゃんも立体物の方ではイチカ先輩の後塵を拝していること甚だしく。
特にスケールモデル方面ではもう、B子ちゃんとかいうレベルではありませんでして。
ピーエムオフィスエーとCM'sコーポレーションから制服姿と水着で立体化されているものの、レビューを見かけた記憶が無く、
Amazonでもレビューすらついちゃいねえという(みんなメーカー名で不安になったよね!!!)この体たらく。
ねんどろいどでは高評価ですし人気もあるんだけどなぁ……どうしてこうなった……と思いましたが、
おねてぃの小石の系譜を正しく受け継いでるんだなーと思うと腑に落ちる、という。頑張れ柑菜ちゃん。

そんな中でも淡々とリリースしてくるのがWaveさん。
さすが僕らのBQシリーズはフットワークが違うぜ……!!と思いながら買う機会を窺っていた(意訳:投げ売り待ち)わけですが、
先日のAmazonさんヤケクソ在庫一掃セールで良い感じに買い時になってた(意訳:45%OFFを超えた)ので購入いたしまして。
テメェ、イチカ先輩のレビューはどうしたんだよというお声もあるかとは思うのですが、違うんです。あの、違うんです。
積みタワーの一部を構成して取り出すのが果てしなく めんどくさい 困難なフィギュアと、
今は未だ積みタワーに飲み込まれてないフィギュアでは、こう、アレがですね、違うんですよ!!!!!
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールやフォーマットはいつものBQシリーズですねー。台座も全く同じ、足裏にピン1本で固定されています。
スポーティな水着が健康的で、色気は……うん、健康的ですよね!!!
引き続きまして上半身をグルっとな。
柑菜ちゃんの溌剌とした表情が非常に良い感じで再現されています。1/10スケールでのキャラ表現力が凄いというか、
「顔がコレジャナイ」感のあるアイテムが思い浮かんでこないというのは本当に素晴らしいなぁ。
そして下半身周りもぐるりとな。
羽音たらくは原案で、実際のデザインは田中将賀さんのため、たらくキャラの魅力であるムッチリした脚のラインは実装されず。
これだけは本当に悔やまれるというか惜しまれるところなんですけども、「少女らしさ」という意味ではこれもこれで。
交換用の表情パーツは怒り顔。
相手が海人なのか哲郎なのか、それとも檸檬先輩なのか……何れにしても気心を許してる相手にだからできる表情ですねぇ。
柑菜ちゃんに見下されながら怒られたい。
イチカ先輩との戦力差を如実に表す、この、うむ、健康的な、快活な、空力抵抗の少なそうな、うむ。
しかしそれでも腹筋左右のラインもありますし、小粒ながらも造形は抜かりなしですね。
柑菜ちゃんならちょっと女の子らしさを意識してこういう水着もありなのでは、と思ったり。
ちょっと首が長いかなー、というのもありますが……この辺りは同じBQシリーズ、同じネックジョイント規格とはいえ、
造形やキャラクターのポーズ、元のデザインなどで結構変わってきますね。
そしてこの柑菜ちゃんフィギュア、見れば見るほどに『閃乱カグラ SHINOBI VERSUS』の夜桜ちゃんにそっくりというか、
中の人まで同じなので、もう、違うのつったら胸のサイズだけですよこれ!!!
という事で『夜桜ぽい印象の水着を着た、部屋の中で比較的容易に取り出せる位置にあるBQシリーズ』という事で、
セシリアちょろいオルコットさんのボディを拝借。
やや頭身が高いかなぁ、もうちょっと夜桜は背が低い小柄巨乳かな……という気もしますがこれはこれで。
柑菜ちゃんもこのバディであればイチカ先輩に太刀打ち出来た……かな……?(何故疑問形なのか)

ともあれサラッとでしたが、Waveの柑菜ちゃんでした!!!
投げ売られたりもしましたけどもやはり良い出来、安心して……いえまぁ投げ売りされる未来が待ってるのを『安心して』と言っていいかどうかはともかく、
出来に関しては特に不安なく購入できるシリーズの、標準的なクオリティをしっかりと維持した逸品だと思います。
このあと檸檬先輩と美桜は果たしてBQシリーズでリリースされるのか、という心配はありますが、
きっと…きっとWaveさんならやってくれるってアタシ信じてるから……!!!!!