Wave 1/10 BEACH QUEENS 超音戦士ボーグマン アニス・ファーム
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発売時期:2013年7月28日出荷 原型担当:小川陽三
さてさてさて。

長いこと完成品フィギュア市場を眺めておりますと大概のあんな製品こんな製品のリリースには驚かなくなるものですが、
それでも「えっ何で今の時期にこれ出すの……」という、直角に曲がってこちらの頭を狙ってくる、
変化球どころか魔球と呼ぶべきアイテムに遭遇したりする今日このごろ。

思えば製品の出来はともかくとしてラインナップのチョイスに独特のセンスを感じるCM'sコーポーレーションが、
『グッとくるフィギュアコレクション』というシリーズ名で南原ちずる……は分かる(さとっちさんも好きですし)んですけども、
クリィミーマミとかルンルン・フラワーとかマジカルエミとか鋼鉄ジーグの女王ヒミカとか出してる時点でそういう
「なぜコレが今になって……」という疑問は大概クロスケーブル引っこ抜いて窓から投げ捨てなくちゃいけない感があったりもするわけですが、それでもまさか2012年にもなって『幻夢戦記レダ』の朝霧陽子がグリフォンからリリースされようとは。

確かに人気作品のキャラばかり出しても購買対象のユーザーのお財布の奪い合いになるだけで、
その結果待っているのは食傷気味になったユーザーが疲れ果ててフィギュア購入から撤退する未来、というのも確かなところですし、
「他社が出していない過去の人気作品」のキャラを出すという方針は理解できるんですが、
それでもやっぱり「何故これを出した」の2012年筆頭アイテムでしたよね朝霧陽子……。

そんなグリフォンの蛮勇というか暴挙というかやけっぱち行動じみたチョイスに刺激されたのかどうかは全く定かじゃありませんが、
人気作品のキャラを淡々と「分かりました水着ですね!!」と脱がせることに定評のあるWaveさんが、
何を思ったのか2013年にもなって『超音戦士ボーグマン』のアニス・ファームを立体化してきました。もはや意味がわからない。

いや確かにボーグマン見たことないさとっちさんでもアニス・ファームの名前は存じておりますし、
ある一定の年代のいわゆるオッサンと言われる方々には強烈な引力を持ったキャラクターだというのも理解しているんですが、
それでもまさかこう……うん、今、2013年ですよ……。すごいチョイスだ……。

ともあれ間違いなく近年のWave製品の中でも特殊というか担当者の趣味枠というか野心的なチョイスすぎるキャラですし、
コレはちょっと後世の研究のためにも買っておかねば……ということでさくっと購入したのが今年の7月のお話で、
まぁ届いてから2ヶ月ほど完全に失念というか未開封のまま放置してたわけですけども。
やっとイベント撮影のストックも終わりましたし、満を持して!!そう、満を持してのレビューでございます!!(目を逸らしながら)
まずは恒例の全身ぐるり。
いつも通りのBQフォーマットで、ベースのサイズも共通となっています。
ネックジョイントが仕込まれているのも全く同じですが、うちに届いた分は首の軸がちょっと柔らかかったかなと。
それほど気になるものではありませんでしたが、気温の高い夏場だとちょっと頭部の脱着に難儀する……かも?

プロポーションや表情については、菊池氏のイラストのテイストを非常に上手く立体に落としこんであり、
今後出るかどうかはともかくとして、『アニス・ファームの水着姿のフィギュア』としては満点に近い出来じゃないでしょうか!!!!
引き続きまして上半身をグルっとな。
前髪の造形も非常にシャープですし、『あの頃の』雰囲気を感じさせる顔立ちの作り方も素晴らしいですねぇ。
うちに届いたのは若干塗料の飛び散りが顔にある(肉眼だと分からないけどマクロレンズで撮るとそれなりに目立つ感じ)ので、
薄め液と綿棒で修正しますかね……うーん。

ともあれ、そういう仕上げ部分の甘さ以外ではほとんど文句なし、すごいクオリティだと思います。
ものすごいデザインのエロ水着の作りなんかも素晴らしいですしね…!!!!
引き続きまして下半身をグルっとな。
最近のキャラデザとは異なり、というか最近のキャラのフィギュアとは異なり、
腰骨の造形がおとなしめで、あまり起伏が無いまま腋〜フトモモへと至る、というライン取りはむしろ新鮮ですね。
そしてもうこの何これすごいえろみずぎすばらしいありがとうございますせーーーーのっ!!!!!

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  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
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いやー、素晴らしい。実に素晴らしい。
このおっぱいのライン取り、ちょっと非の打ちようがないレベルでエロい。素晴らしい。
しっとりとした質感を感じさせる成型色と、柔らかそうなラインを保った腋乳の造形、
そして緩やかに開いた谷間(両サイドから寄せられてないので自然とこうなる)の生々しさに華を添える、水着の内側からツンと存在を主張する先端突起らしき造形。

すいません正直このスケールでここまでのエロさを感じることになるとは思ってませんでした。最高です。たまらん。
対するお尻は先述のように、腰骨の強調されてる感じが薄かったりして『むしゃぶりつきたい!!』とはならない感じかな。
とは言えお尻谷間へキュッと食い込んだ水着の造形や、尻たぶ〜内もものラインのエロさは非常に見どころがありまして、
若干惜しいというか悔しいというか(笑)。
そして挿げ替えで遊んでみよう……と思ってまっさきに手の届くところにある、押水菜子のボディ。ちゃうねん。
他のキャラのボディでもちょいちょい試してみたものの、ちょっと首の長さが合わなかったりで互換性は低いかなぁと思ったり。
アニスのボディに他キャラの頭部、でも同じことが言えるので、アニスはアニスで楽しむのがいいかもしれませんね。

……それにしてもなこちのボディは万能感あるな……すごいなこれ……。
っということで、Waveのアニス・ファームでした!!!
思えばこのアニス・ファームもエヴォリューショントイから『ふるぷにっ』ブランドでリリースされてるんですけども、
全く評判は聞こえないまま終わったような記憶が……ということも踏まえますと、
それでもコレを出した担当者と、原型作り上げた小川氏には万雷の拍手が送られてもいいレベルの逸品でしたね……。
欲を言えばもう一回り大きいドリームテックシリーズで見たかったなぁというのもありますが、
このサイズ、この仕様だからこそ実現した一品だろうなーというのもわかるので、そのあたりはまぁ胸に仕舞っておきましょうか(笑)、

……ところでWaveさん、レイナ・ストールとかどうですかね……レイナ剣狼伝説の方のキャラデザで、ほら……。