オーキッドシード 1/7 七つの大罪 ルシファー 〜傲慢の像〜
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発売時期:2013年7月27日発売 原型担当:タナカマサノリ(ジェットストリーム)
さてさてさて。

『クイーンズブレイド』そして『百花繚乱』という二大お色気作品を世に送り出し、
模型雑誌発祥(百花繚乱はラノベだけどね)の作品としてどちらも一定量の成功を収めているホビージャパン。
立体物も好調で、いささか投げ売られ気味の気配があったりするようなところもありますが、
総合的には大変良く出来ました、という感じといいますか、年間定期購読してる身としては今後もこういう路線をがんばって行って欲しいなーと思う今日このごろ。

そんなホビージャパンが2011年頃から紙面企画として『魔王崇拝型コンテンツ 七つの大罪』なるものを始動せしめ、
Niθ氏のキャラデザによる、それぞれの大罪を司る個性豊かな魔王さまたちの立体化企画もスタートし、
誌上限定通販アイテムとして色々と猛威を振るっております。主にお財布的な意味で。

で、その『七つの大罪』の中でも唯一の一般販売フィギュアが、今回レビューする『傲慢』の邪神、ルシファー様。
ホビージャパン誌上限定通販は『AMANIKU』ブランドで展開されており、一応名目上はどこのメーカーが担当してるんだかわからないんですが、このルシファー様はオーキッドシードからの一般リリースアイテムとなりまして。
わー、それなら一定以上の信頼感を持って購入できるよねー(棒読み)と思い、
さっくりと購入して、届いた箱を見て、その大きさに怯み『見なかったことにする』という選択肢を選んで早半年。
さすがに大掃除の邪魔になるというか、早い所片付けないとなー……ということで、今回、意を決しての開封と相成りました!!

あ、予め申し上げておきますと今回撮影枚数がアホなことになったので、またも複数回に分けてのレビューとなります。
何卒ご了承くださいっていうか多分久々の3回分割レビューになりますねこれ……。
まずは台座を入れての全身を。
台座が非常にボリュームのあるものなので、1/7スケールとは思えない程の全高になっていますね……。
イメージ的には1/5スケールフィギュアぐらいを想定してもらえるとわかりやすいかな、と。
なにせ普通の1/7スケールフィギュアの下にねんどろいどぐらいの高さのある台座なものですから(苦笑)。

台座は白一色に青色でシャドーが入ったり、天面には御影石のような模様を目指したんだろうなーという、
青い模様が少々ペイントされたりしていますが、ここは若干中途半端な感じが。もう少しがんばって欲しかったかな……。
ということで改めて全身をグルっとな。
台座をフレームから外すと一般的なフィギュアの範疇に収まるサイズになってます……と言いたいところなんですが(笑)。
背筋を大きく反らせながらこちらを見据える、まさに『傲慢』と呼ぶにふさわしいポーズと、
クリアパーツを使った華やかさあふれるスカート、そして左手に携えた杖(超長い)という、
全体的に見て非常に情報密度の高いアイテムとなっています。こういうのは本当いいなぁ……!!!
引き続きまして上半身をグルっとな。

Niθ氏のデザインの特徴であるぷっくらとした唇が非常に丁寧に再現されており、造形としてはまったく文句なし。
前髪もシャープな成形で、オーキッドシードらしからぬ(失礼な)シャープさですし、グラデーション塗装も文句なし。
側頭部から伸びる巨大な山羊の角の一部に成形時のパーティングラインが残っているのはやや残念ですが、
ここも造形がシャープでいいですねぇ……。アイプリントがもう少し深みを感じさせるものであれば、とは思いつつ、
それはまぁ好みの範疇の問題かな、ということで、総合的に身て『素晴らしい』の一言だと思います。
見る角度によて表情が少し違って見える、というのも面白いところで。
見下される感じだとゾクゾクするような雰囲気になりますし、やや俯瞰から見ると純粋に『可愛い』ルシファー様です。
引き続き下半身をぐるりとな。
大きな羽の飾りが左右へと伸びるスカートは、花弁のような裾の部分にクリアパーツが使われており、
何とも華やかな印象に仕上がっていますねー。ここは本当に美しいなぁと思うところ。
脚甲が光沢仕上げではなくあえてマット仕上げなのも、華やかでありつつ落ち着いた雰囲気になってますね。
羽の部分は造形もシャープかつ丁寧で、見ていて小気味良い物に仕上がっています。
スカート前側の腰布のような部分は内モモ・股間へとフィットする造形が実に扇情的ですねぇ……素晴らしいラインだ……。
ルシファー様が携える杖はコウモリと蛇、それに骸骨を組み合わせたような、禍々しさ全開のもの。
素材はプラ成型の軸にPVC成形の先端部分、という感じですね。
サイズは小さいながらも造形塗装ともに良好……なんですが。
この杖で唯一の難点が『長い』。とにかくめちゃくちゃ長い、という。
ルシファー様の身長を超えるぐらいの長さがある杖を横持ちにしているものですから、場所食うとかいうレベルではありません(苦笑)。

幸いそう簡単に折れたりするような感じは無いんですが、それでも『杖を持ったまま』飾るのはなかなかの高難度ミッションだと思います。
明るさバーン!!とやってコントラスト上げるといい感じに神々しく、邪神というより女神的な雰囲気にも見えますが、
それでも傲慢さ、高慢さが感じられるのがいいですねールシファー様……。
ともあれ『素の状態』でのレビューはこれで終了、ということで、次回は脱衣ギミックとかいろいろやっていこうと思います。