マックスファクトリー 1/7
けいおん! 秋山澪
さてさてさて。

去年のフィギュア業界や売り場を大いに揺るがした『けいおん!』のキャラクターフィギュアたちですが、
今年の各社リリース予定を見ていると、ちょっとおとなしめのリリースペースが続きそうな感じです。
劇場版の公開が控えているとは言えまだそこまで大きな動きもありませんし、
去年一年間での発売点数の多さゆえの反動と言うべきでしょうが、けいおん好きにはちょっと我慢の時間が続きそうです。
いえまぁ、初月に3点も発売されてればそれで十分じゃないかという気はするんですけどもね!!!!(笑)

で、昨年実施した座談会でも話題になりましたが、アルターの秋山澪学園祭Ver.がソフマップAM館で2980円という、
情け容赦ない投げ売りに叩き込まれた記憶もまだ新しい今日この頃ではありますが、
同じ衣装をモチーフにしてフィギュアがリリースされました。

マックスファクトリーといえば『けいおん!』に関してはfigmaが主力であり、スケールフィギュアとしては12月発売の
ジャージ律ちゃんが第一弾となるわけですが、予想以上のクオリティで律ちゃん好きの皆様を蕩かしたのも良い記憶です。
「第一弾が律ちゃんとかマックスさんチャレンジャーやなぁ」とか言っててごめんなさいね!!!!!

……まぁさとっちさんは澪>>>律なので買ってないんですが(しれっと)。

で、そのマックスファクトリー製『けいおん!』フィギュアシリーズの第2弾であるこの秋山澪を楽しみにしていたわけですが、
発売を目前にして気付く

「あれ、もしかして俺予約忘れてねえ?」

という現実。

通販サイトは軒並み予約完売しており、出荷日になっても復活する気配がないというこの東京砂漠(※大阪です)。
こりゃ発売日とその翌日を狙って店頭回らなくちゃ駄目だろうなぁ、と思っていたものの、
定点観測していたアマゾンの商品ページで復活したタイミングがあったのでサクっと無事に確保できましたー。
いやぁ、人間諦めなければどうにかなるものね……(何かを成した男の顔で)。
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールは最近のシャイニング・ウィンド水着フィギュアシリーズと同じ1/7となっており、
パッケージのサイズやベースのサイズもほぼ同等、といったところ。

ポーズは傾きがあって動きもあるように見えますが、絶妙な感じでコンパクトに収まっており、
高さをクリア出来れば水平面積にはそれほど気を使わないでしょう。
なお、ベースから伸びるケーブルも付属しているんですが(アンプは付属していません)、
ちょっとウチでは持てあますので今回は外したままにしています。

初の学園祭ステージで緊張し、思わずエリザベス(ベース)を抱いて顔を隠そうとしてしまう、
その繊細なワンシーンをうまく作りこんだ逸品ですねぇ、満足度が非常に高いです。
引き続きまして上半身をぐるっとな。
顔はさすがというか、非常に嗜虐心を煽る(ちなみに被虐心は「いじめられたい」という意味なので皆様ご注意を。)表情……これは良い。
今までワリと元気な表情での立体化が多く、アルター版が唯一『戸惑ったような不安げな表情』での立体化でしたが、
今回はもう一歩踏み込んで『怯え』のような印象も受ける素晴らしさ。

画像だと殆ど見えませんが、ちゃんと口元も作り込まれています。
でも口元が見えないほうが魅力的なんだよなぁ(笑)。

ただ、残念なのは髪の毛の一部に塗料の飛散分と思われる白い斑点が付いていたところ。
今までこう言うのは余り引いてこなかったんですが、今回はメインアングルでバッチリ見える位置に、
しかも黒いところに白い塗料が……ということで目立ちますねぇorz
髪の毛は非常にシャープな作りで、たなびいている様子なども美しく作りこまれています。
アルターの澪が『静』の印象であるならば、こちらは『動』の作りですね。
どちらも「初めての学園祭ライブで緊張している」というシチュエーションは同じなのに、
アレンジとポージングの違いでこう変わってくるのが楽しいです。
そして残念ながら、この衣装での立体化に最しては不遇を囲っていると言わざるをえない澪おっぱいは、今回もほぼ堪能できないといいますか……。
左おっぱいだけは形良し張り良し、が確認できるので、それが救いといったところでしょうか。
澪の愛用ベースである(説明省略)エリザベスはこれまた丁寧な作りで、
先行して販売されていた過去のスケールフィギュアにもまったく引けを取らないどころか十分以上のクオリティ。

マックスファクトリーの楽器付属フィギュアとしては激奏ハルヒシリーズ(ハルヒみくる長門)での実績がありますが、
一回り大きい1/7というステージで、そのクオリティがより一層輝いている気がします。
エリザベスを持っている、というよりは「すがっている」ような両手も繊細な表情をうまく立体化。
そして引き続きまして下半身。
フレア多めでフリフリながらもミニスカのドレス、という俺大喜びなさわちゃん先生グッジョブ衣装ですが、
これまた丁寧に仕上げてきています。
スカートから伸びる生脚のラインがたまりません、絶品絶品。
スカートのフレア部分、縁の薄さが素晴らしいですねー。
成形の都合上、どうしても薄さには限界がありますし、同じ薄さでも1/8と1/7なら後者のほうが厚く見えるわけですが、
この澪のスカートはまったくそれを感じさせません。
フリル部分のモールドも丁寧ですし、かなり印象が良い仕上がりになっています。

……それだけに、ここでも塗料の飛び散り付着があるのが悲しいなぁ……。
もうちょっと低いアングルからギリギリ感を追求して。たまらねええ……。
……澪がこの衣装で立体化されたときの見所といえばやはり全体的には下半身、脚周りになるわけですが、
アルターのものにまったく引けを取らないどころかその上を行くんじゃないかという素晴らしさです。

このフトモモ、特にウチモモのラインの柔らかな丸みは絶品であり、尻たぶ部分の「ぷにっ」としたとした造形と相まって、
非常に女の子らしい、柔らかで肉付きの良い(しかし太っているわけではない)感触を想像させてくれますね……。

通常のやや俯瞰アングルだと、翻ったスカートごしにぱんつが見えないのも好印象です。
デフォルトでパンツ丸見えよりも、ギリギリで見えないほうが興奮しますからね!!!!!
……そしてこちらはチラリズムを追求したバージョンで。
お楽しみください(何)。
……うむ、やはり縞パンは良い……縞パンは良い……。
うん、いやぁもう本当に良い縞パンでした!!!!!

股間部分の微妙な食いこみから生まれるシワとかの作り込みも素晴らしい……。
あとやっぱりこの、尻たぶですね!!!!!ここだけでゴハン3杯いけるレベル。
完全に忘れるところでしたが足元も丁寧な作り。
ベースとの接続は足裏のピンで行います。
ながさがあるわりにちょっと細めなので、一回差したピンを抜くときには注意しながら、を忘れずに。
足元のストラップシューズはエナメルっぽい質感も丁寧な塗装表現。

ベースは『けいおん!』のロゴと楽器のマークが組み合わさった、ちょっとポップな感じのものですが、
不思議とこのポージングとでも違和感がありませんね。
あぁぁもう澪は本当にかわいいなぁ……!!!!!!
っということで、最後はアルター版の澪と合わせまして。
よくみると黒いドレスの『黒』も若干色見が違っていたりと、各社のこだわりの違いが見えて楽しいです。
アルターの澪も非常にお気に入りですし、同一スケール同士での争いにならなかったのは展示すペスに悩んでいる人間としては嬉しいところですね。

っということで、マックスファクトリーの秋山澪でしたー。
予想以上に出荷量が少なかったのか、大手店舗ではあまり姿を見かけないという事態になっているので、
見かけた人はお早めに……。

というかまぁ、予約をちゃんとしてた人が手に入ってるんならそれでいいかなぁ、とか思ってしまう自分がいたりですが(苦笑)。
一般店頭売り分が余り動かない現実とか、その結果としての投げ売りとか、
投げ売りを待って買い控えが起きるとかの悪循環を見ちゃうとね……。

っということでみんな、フィギュア買おうぜ!!!!!まずは予約してな!!!!!!

そして、メーカーさんはその『予約しているお客様』を裏切らないクオリティの商品のリリースを、お願いいたします。