マックスファクトリー MAX合金
機甲戦記ドラグナー ドラグナー1
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発売時期:2010年1月 原型担当:マックスファクトリー可動検討課
さてさてさて。

モデグラ誌が毎年恒例とは言わずとも定期的に熱量を持って愛をぶちまける作品が『銀河漂流バイファム』であるならば、
さとっちさんが愛を以って望まざるをえない作品というか機体がドラグナー。

コレクターズ事業部の担当者がどう考えても暴走したとしか思えない愛情を注ぎ込みまくった
魂WEB限定アイテムの魂SPECドラグナー1カスタムが無事に届いて遊び倒しまくっているわけですが、
ここでふと気づく「そういやMAX合金ドラグナーまだ撮影してなかったな」と。

2年半近く前に発売された大物アイテムであり、2万円オーバーという価格ながらも迷わず予約、
届いて開けて触って大満足はしていたものの、文字通りの『大物』すぎてやや持て余し、
飾ってることは飾ってるけどなかなか撮影に踏み切れないアイテムだったわけですが、
魂SPECのが届いた以上はコッチを先にやってしまわなくちゃ、ということでですね……。
それにこれを手放せば……かなりのサイズのスペースが空くんですよ本当………

っということで供養がてらのレビューでございますが、いざ撮影のために弄り回してると、うーん、良いなこれ……!!(ぇー
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールは特に記載されていませんが、20cm以上ある大サイズモデルで、非常に飾り栄えのする逸品です。、
外装はABS、フレーム部分にダイキャストが使用されており、エッジのシャープさとカウルパーツのなだらかな曲線の融合が非常に心地よい……。
大張版でも大河原版でもなく、『カッコイイ』ラインを目指したアレンジが好印象です。
頭部はかなり大張アレンジを効かせた造形(顎の形状とか)で、めちゃくちゃカッコイイです。すげえオトコマエ。
カメラアイ部分はクリアパーツではないものの、バイザーに埋もれて見えなかったりはしませんし、これは良いなぁ……。
背部スラスターはシンプルな構造ながらも、カウル部のラインとは全く違う直線の組み合わせなのが面白い。
スラスターベーン(エアブレーキ?)は真後ろではなくやや開く感じの角度で配置されていたりするのが、シルエットにケレン味を与えてくれています。
最下部の円形ノズル部分は稼働しないのがちょっと惜しいような気もしますね。
肩はほぼ水平位置にまで上げられるうえ、ひじ関節は180度近く曲がるため、かなりポーズの自由度は高いです。
肩アーマーの取り付け部分がやや癖のある構造ではありますが、可動の支障にはならない辺り、お見事。肩部の可動はほぼ90度まで
ドラグナーのデザインで一番ケレン味があると思える胴回り、ここのデザインアレンジはもうお見事という他に無く。
可動範囲については魂SPEC版のように広くはなく、腰の左右スイングと前屈のみとなっています。
前屈はクリック入りの関節でしっかりとした保持力がありますが、左右への傾きがとれないので、なかなか。
とは言え、このサイズで可動部分が多すぎてもそれはそれでポージングの邪魔になるので別に問題はないかなと。
脚部は非常に良いカウル形状の作りですねー。
合金パーツの使用部位は少ないものの、Amazonレビューなんかで言われてるような『グニャグニャ』『弱い』は感じません。
必要十分な関節強度は備えていると思いますし、形状の素晴らしさは多少のマイナスを吹き飛ばします。
膝の裏側にあるスラスターカバーは可動式、ここはあんまり動いても動かなくても関係ないんですけどね。
膝関節の可動はこんな感じ。さすがに肘ほどの広さはありません。
ただ、膝を曲げるとフトモモ側の装甲がスライドしたり、膝アーマーが連動したりするギミックがありまして、
なかなかに触ってて心地よい。
ドラグナーの主武装である57mmレールガン。
フォアグリップは可動式になっていますが、銃身上部のマガジンは脱着不可能、可動部もなしという割りきった作りです。
もっとも、マガジンの厚み自体が全く違っているので、これはこれで良いアレンジかなという。
腕部にマウントされているマガジンも、このレールガンにサイズを合わせるとゴツすぎるサイズになりますしね。
肩アーマー内側にマウントされているショルダーボムは脱着可能(左右ともに)。
握らせる専用の手首は無いので、平手に乗せるだけになります。
レーザーソードは左右の腰にマウントできるものが1本ずつの計2本と、連結状態の物が1本付属。
ブレード部分はクリアイエロー成型で2本付属。連結状態+1本だけ、とかは無理ですね。
スローインボムは腕のマガジンハウジング部分に噛ませる方式。
2個付属していますが、左右両方にマウントさせようと思うと左腕にシールドが付けれなくなるので、実質右手だけかなと。
設定だとなぜかスネの後ろ側という、非常に取り出しにくい場所へマウントされているアサルトナイフは2本付属。
脚部ではなく、シールドの裏側に2本収納される形になります。
単色のシンプルな造形塗装なので、ワンポイントあると嬉しかったかな。
シールドマウントは左前腕のマウント部カバーを取り外し、マウント用パーツに交換(左画像)。
そこへシールドのグリップを通しまして(右画像)、
シールドを接続することで完成、普通にシールドを持たせることも出来ますが、安定性はこれが一番かな。
リフター無しのフル装備だとこんな感じに。この時点でもうアサルトナイフ2本、レーザーソード2本、
シールド、レールガン、スローインボム各1個、ショルダーボム2個という。何この鉄砲玉みたいな。
そしてみんな大好きリフター装備!!デカイわ!!!!!!
背中のスラスターベーンを取り外し、背部中央のダクトを引っこ抜いてリフター接続用のパーツに差し替えたら、
リフターパーツを接続させます。
ここの固定はスプリングとかも使っていてかなりしっかりとしたものになっており、
リフターが自重に引っ張られて落っこちたりすることもありません。これは素晴らしい……。
リフターのウイング部分は収納、というか折りたたみ可能となっています。折りたたんでも奥行きは結構。うん。
リフターのスラスターノズルは可動式で、90度の角度変更が可能になっています(真上向けたりは出来ません)。
リフターのインテーク部分は内側にファンブレードが。
ちょっとリップ部分からファンブレードへの距離が近すぎる気もしますが、雰囲気は良いですね。
ウイング付け根部分は引き出し・押し込み式の関節になっており、展開状態だとかっちり保持されます。
もうちょっとだけカチッとした感じがあればよかったなぁとは思うものの、ここは個人の好みかな。
ウイング下部のパイロンには4連ロケット弾ポッドが。
ここは脱着出来たりすると面白かったですが、現状でも特に文句なしですね。
リフター下部の小型ウイングは主翼と同じで引き出し・押し込み式の関節がありますが、
更にその付け根部分では角度変更が可能となっています。あんまり格好はつかないけど、こういうギミックは嬉しい。
大型の台座が付属しており、飛行状態での展示も可能。
支柱部分は前後方向への角度が変更できる仕様です(左右スイングはありません)。
台座には各パーツに応じた凹みが作られており、基本的に付属するパーツ全部を設置できる方式。
画像には入れてませんが、レールガンは右側、シールドは左側の前方に設置できます。
リフターを装備させる時に外す必要があるスラスターベーンなんかもまとめられるのは良いですなー。
こっちがややスタンドを前傾させて固定した状態。
肩と腕の可動範囲が優秀なので、レールガンのダブルハンドホールドもラクラクできるのは良い良い。
個人的にはあんまり好きじゃないポーズ(何のためにFCSがあるのかという)なんですが、飾ってて見栄えは良いしね!!
しかしやっぱり形状にケレン味バリバリなので、実に飾りごたえがある……サイズも大きいしな……。
最後は魂SPECのD-1カスタムと並べまして。何だこのサイズ差!!!!!!!!!!
個人的には『アクションモデルとして最高峰の水準にはある』のが魂SPEC
プロポーションの美しさとケレン味の両立っぷりではMAX合金かなぁと思いますね。
どちらが良い悪いではなく、どちらも良いといいますか。何よりもこのサイズはやはり満足感ありますよ……!!!
いやまぁウチだと置き場所ないんだけども(白目)。

っということで、MAX合金のドラグナー1でした!!!
完全な大張版でもなく、かなり『かっこよさの最大公約数』としての正解を提示したモデルだなぁという気がしますが、
これはコレで全然オッケーだと思います。だってほらアニメ版の魂SPECドラグナー1型とか正直(以下略)。

確かに合金パーツの割合の少なさなどは若干気になるところではあるものの、
合金パーツを使いすぎて関節保持力に影響がでたりするとそれもちょっとなぁ、と思う人なので、
まぁそんな致命傷ではないよねと。何よりもこのかっこよさが帳消しにしてくれますわ……。