コトブキヤ 1/8
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 黒猫
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発売時期:2011年6月 原型担当:白髭創
さてさてさて。

アニメの15話は無事に配信終了しBD最終巻も発売間近、
さとっちさんも珍しく3ヶ月ほどで最新刊(現在だと8巻)まで読破した『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』ですが、
立体物の方はあんまり活気があるとは言えない状況……特にスケールフィギュアですね。

Waveの1/10スケールはまだしも、1/8以上のスケールフィギュアは現在だとキャラアニの桐乃とコトブキヤの桐乃、
そして今回レビューする黒猫だけという……。
作品人気はある方だと思うんですが、このフットワークの鈍さは『とある魔術の禁書目録』などの、
電撃文庫関連作品の共通項だといえば良いのでしょうか(苦笑)。
あやせとか麻奈実とか出してくださいよー、麻奈実とかあやせとか。あとほら、麻奈実とか瀬奈ちゃんとか。
まぁfigmaでは決定してるけどね…あやせと黒猫と神猫が(神猫は電撃屋で受注生産)

とは言え8巻まで読んだ時点だと、こう、黒猫大人気になってしまうのも分かるといいますか、
正直なところさとっちさんも黒猫に転んでいますごめんなさい。
いやほら、WEB配信版での高校入学からの展開が良くてね……主に瀬奈ちゃんとの絡みとか。
さすがにあんなぼっち可愛い黒猫を魅せられては、転ばないわけにも行きませんよね(笑顔で)

で、今回レビューするのは、その黒猫の代名詞とも言える黒いドレス姿での立体化を果たしたコトブキヤ版。
同じくコトブキヤ版の桐乃が予想を超えた売れ行きで慌てて再生産されたりしていたものの、
キャラ人気的には現状『桐乃より上』なんじゃないかという黒猫さんはまだ余裕があるような。
このあたりにフィギュアの売れ行きの面白さを感じないでもありませんね。
やはりキャラ人気と『一番売れるアイテム』とは一致しない物なのか……。発売時期のほうが要素としては大きいのか…。
まずは恒例の全身ぐるり。

後ろに反り返った姿勢なので、ちょっと夏場が心配になる感じですね。
スケールは1/8ですが、ベースがちょっと大きくて扱いに困る感じ。シャイニングシリーズぐらいのサイズなら良かったんですが。
ただ、ベースは2拾構造になっていて、内側のシートを差し替えられるタイプなので、まぁこれはこれで。

出来自体はいつもの安定したコトブキヤクオリティ。
ドレス表面がつや消し仕上げに近いので、ちょっとホコリの付着が目立つかな?
引き続きまして上半身。
むっとしたような顔の作りが非常に丁寧で、黒猫のイメージを良く再現していると思います。
ドレスのフリルも丁寧な作りです。
首もとの赤いバラもなかなか良いアクセントですね。厨二病とか言っちゃいけない!!!
おっぱいは……うん、言及しないほうが身のためだと思いました。
どちらかというと、大きくする手伝いをしていきたいところです。
手首の作りもかなり良好。
ちゃんと腰やドレスの裾に触れているのが良いですね。
脚周りも丁寧な出来。ちょっと内股なのが女の子っぽさをシッカリと表現しています。
靴のエナメル感も良いですねー。
スカートの中はドロワーズになっており、残念ながら下着は堪能できません。
しかし黒タイツ(オーバーニーソではなさそう)の塗装はかなり良いですね。
ドロワーズ自体は前後分割で穿いているんですが、がっちり接着されてるっぽく。
胴体も上下で接着されているので、コトブキヤ製品にしては珍しく、脱衣が出来ない仕様になっています。
そんなこんなでコトブキヤの黒猫さんでしたー。

出来自体は良いですし、黒猫のスケールフィギュア一発目として考えると十分な出来なんですが、
あまり派手さやケレン味のない、ちょっと地味なアイテムになってしまってるなー、という印象はあったり。
せめてスカートとドロワーズの脱衣が出来れば…デフォで脱衣が可能であれば…!!!!(落ち着こう)。