海洋堂 リボルテック No.059 フルメタル・パニック! ARX-8 レーバテイン |
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さてさてさて。 なにやら久しぶりのリボルテックレビューとなりますが、どうも品質の低下が見受けられる今日この頃。 リボルバージョイントという画期的な関節システムの開発と運用には行って以上の評価をしたいものの、 その一方でどうも海洋堂が手を抜いている感が見受けられたりもするんですね。 リボルバージョイントの間接保持力低下だったり、 リボルバージョイント自体を入れるダボ穴が緩すぎてすぐに腕や脚が抜け落ちたり……。 フロイラインリボルテックも、北斗の拳シリーズもよいけれど、まずは基本的な部分から見直していただきたいものです。 というキツい前置きをして置きまして、今回はレーバテイン。 クライマックスを直前にして怒涛の展開を見せる『フルメタル・パニック!』の主人公、 相良宗助の駆る新型機であり、ARX-7“アーバレスト”の後継機。 アーバレストとは比べ物にならないほどの基本機体性能を持ち、ラムダ・ドライバも運用可能。 さらに『ラムダドライバ・キャンセラー』も備えた、まさに最強と呼びたくなる機体ではありますが、 機体稼動時間が大幅に短くなっていたり、電子戦装備が貧弱(M6ブッシュネルに毛の生えた程度)だったり、 第3世代ASの必須装備といえるECSが皆無だったり……と、『好事魔多し』どころか 『うまい話には裏がある』とでも言い換えた方が良いかもしれない機体ですね。 もっとも、あんまり万能最強なのは正直クソ食らえなのがさとっちさんなので、こういうクセのある機体は嫌いじゃありません。 |
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まずは全身を、と言いたいところですが、素立ちポーズがイマイチ決まらないので軽く流して。 機体デザインはアーバレストの意匠を組みつつ、赤とグレーとオフホワイトでスパルタンな印象。 『兵器』という印象の強かったアーバレストと比べると『スーパーロボット』っぽいですね。 機体デザインを決めるに際しては賀東先生から ・MAP兵器装備 ・空適応A ・移動後攻撃の射程は6以上 ・攻撃力はデフォルトで5000以上 ・強化パーツのスロットは4つ という、それ何てジェネシックガオガイガーですかみたいなオーダーがあったとか。 先述したとおり、実際の性能はこれよりも大きく低下しています。 リボルバージョイントの欠点として、ジョイント内の噛み合わせで関節の保持力を高めているため、 そのピッチの中間点で止める、というコトが出来ないので……立ちポーズの微妙な関節の流れが出しにくいんですよねぇ。 こればかりはもうどうしようも無いリボルテックの宿命(ギア方式関節の、とも言うが)であり、figmaに敵わないポイントでもあります。 |
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付属品をズラッと並べまして。 リボルテック史上最も多い付属品に恵まれており、そのおかげで値段も上がっていますが……。 付属するスタンドはリボルバージョイント一個だけの物になっています。 |
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左脚の膝部につけているのが単分子カッターのマウントパーツ。 2つ付属しているため、両脚に装備させることも、もちろん可能です。 |
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単分子カッターはかなり大型で、……これ持たせる向きが逆ですかもしかして。 右の画像は対戦車ダガー。設定によると両肘に収納されているようですね。 標的に命中すると爆発するとのことなので、懐かしの徹甲榴弾みたいなものでしょうか。 なお、あのユニット自体が単分子カッターなので、保持させている側の膝パーツは通常のものに戻しておくこと。 |
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単分子カッターは2本付属しているため、二刀流も可能。 両膝パーツはデフォルトで付属しているものにしてやりましょう。 |
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先代“アル”であるARX-7アーバレストに引き続き、宗助の乗機の主兵装はショットガン(散弾砲)。 オットー・メララ社の『ボクサー2』とのことで、アーバレストで使用していた57mmではなく76mmに口径が増加。 ラムダ=ドライバが発動しちゃえば、命中すればそれで終わりのような気もしますが!! 個人的にはこの種の『ロボットがショットガンでポンプアクション』という辺りにはどうにも納得がいかず (もっと納得いかないのはダブルハンドホールド。何のためのFCSですか) 「なんでオートマチックにしないのか」と思わずにおられません。 ちなみに現実世界のオットー・メララ社の76mmというと、現用兵器では海上自衛隊の護衛艦に装備されている単装砲(76mmコンパクト)が思い浮かびます。 最近の護衛艦には127mmの搭載も増えていますが、そちらはどちらかというと艦砲射撃を重視しての採用。 76mmコンパクトが海自の護衛艦に採用されている理由は、そのサイズの小ささと軽量さ、 発射速度の高さ(最大で毎分100発)と搭載弾薬の多さ(砲弾サイズが小さいため)ならびに高い目標追尾能力が上げられます。 航空目標への対空射撃においてはもっぱら確率論の勝負になりますし(自己誘導方式砲弾についてはその限りではありませんが)、 威力が高くても発射速度が遅く、弾数も少ない127mmよりも小回りが効いて軽量、 弾丸投射量も多く出来る76mmの方が使い勝手がよい、という局面も多いんです。 最近だと02年から配備されたはやぶさ型ミサイル艇にはステルス効果を高めた砲塔が採用されています。 |
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胸の両サイドには6mm系のリボルバージョイントを使用したサブアームが取り付け可能。 対戦車ダガーを保持させることも可能な他、手榴弾も付属しています(右画像)。 |
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両肩サイドのパーツを交換して再現する『妖精の羽』展開状態。 なお、『妖精の羽』という言葉から想像するような『飛行ユニット』ではなく、あくまでもラムダドライバ・キャンセラーです。 この装備があるおかげで敵アームスレイブのラムダドライバを無効化できる……という利点もあるものの、 機体電力をアホほど食う大喰らいの上、自らのラムダ・ドライバも使用不可能になるためデモリッションガンの運用も不可能になるなど、 『もしかしてマイナスの要素の方が大きいんじゃ……』と原作読みながら思ってしまったのは秘密です。 |
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ラムダ・ドライバ起動時に出てくるポニーテールもとい放熱索はクリアパーツで成型されています。 個人的にはアーバレストの方が、ラムダ・ドライバ起動形態は好きですね。 |
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レーバテインの持つ最大にして最強の兵装、165mmデモリション・ガン。 複数のパーツで構成されており、通常の短砲身モードと長砲身モード‐ガン・ハウザーモード‐を選択して再現可能です。 マガジンは2つ付属しており、片方はリップ部に弾丸がのぞく、少し嬉しい仕様です。 榴弾砲ということでその名の通り榴弾を発射する銃となりますが、本来榴弾は『面』で制圧するタイプの弾丸。 戦車でも、対戦車戦には徹甲弾、対歩兵や対車輌には榴弾……と打ち分けるのが普通です (それが出来なくてアフリカで栄光の88mm砲であるところのFlak18にボコられたのがイギリス軍のマチルダ戦車)。 榴弾では戦車に決定打を与えられませんし、徹甲弾では歩兵部隊を殲滅できませんし。そういった部分での細かい切り替えが必要なのです。 なお、デモリションガンとは本来、トーチカなどの構造物を叩き潰すために工兵部隊で使用される榴弾砲。 工兵部隊というと何となく架橋したり鉄道敷いたり、鉄条網や地雷原の敷設or処理などが浮かんできますが、歴とした戦闘職種。 火炎放射器で友軍を援護したりもします。歩兵部隊では潰せないトーチカや機関銃陣地を潰すのは工兵部隊の仕事、ということ。 |
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デモリションガンを運用する際には右肩上部のマウントに、デモリションガンのアーム部を接続。 その横に生えるサブアームで、ガン=ハウザーモード用の砲身を保持します。 このサブアームの保持力には何も期待しないようにしましょう。 |
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個人的にはこれぐらいのサイズでもまったく『アリ』なデモリッションガン。 もっとも、これだけ砲身が短いと装薬の燃焼が完全ではなかったり、弾丸が充分な発射ガスエネルギーを得られなかったりといったマイナス面も出てきます。 あと確実に反動と銃口の跳ね上がりが凶悪なことになりますね。 だがそれがいい(ぇー)。 |
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そしてこちらが長砲身モードである『ガン=ハウザーモード』。 最大射程は30kmを誇り、撤退していくベヘモスを一撃で撃破するなどの見せ場もありました。 ……まぁこの種の『大威力で長射程の大物火砲』というのはそれこそ最終決戦に持ち込むとあっけなく話にカタがついてしまうので、 最終決戦前には何らかの形で使用不能になるのが相場ですね。 ……そう考えるともしかしたら初登場のベヘモス撃破がこのモード最大の見せ場になるのかもなぁ……。 持たせようと思うとかなりポーズが限定されてしまう(自立はこのポーズぐらいでしか不可能)のが難点ですが、 ここまで問答無用の長モノ銃器というのは確かに燃えるものがあります。 |
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我が家にあった大型リボルテックのエヴァ初号機F型装備と、 軍用レイバーというコトでヘルダイバーと、あと個人的に傑作と思う98式イングラム1号機と。 同じ大型の初号機F型装備と比較すると、プレイバリューは確かにレーバテインの方が上ですが、 造形的な部分は初号機の方が上ですね。 各部が硬質素材で成型されててカッチリしてますし。 一方、レーバテインは『ゴム人形』と呼ばれても仕方の無い印象ではあります。 全身のグンニャリっぷりが……。 あとヘルダイバーは実にプレーンな出来で、レーバテインと正反対のような印象。 アーバレストやM9ガーンズバック、サベージ辺りを商品化する際にはこういう方向を期待したいです。 ……あとイングラムは気付きましたがまだ撮影とかレビューとかしてませんでしたねorz そういや今度はアルターからアーバレストが立体化されますし、タこれまた楽しみなんですよねー。 |
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