グッドスマイルカンパニー 1/7
空の境界 両儀式 伽藍の洞(再レビュー)
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発売時期:2008年11月発売 原型担当:ナナシ(製作協力:ねんどろん)
さてさてさて。

TYPE-MOON 10周年のイベント『TYPE-MOONフェス』が開催され、ライブビューイングで楽しんできたわけですが、
会場ではサプライズ情報として『空の境界 未来福音』の,待望の(少なくとも俺は待ち望んでたよ!)劇場アニメ制作が発表され、
オールTYPE-MOONキャラ人気投票では両義式が女性部門堂々の二位を獲得。
立体物の数では恵まれていない『空の境界』ですが、やっぱり映像の素晴らしさや幹也と式の物語が、
根強いファンをしっかりと掴み、タイプムーン作品のファンを増やす力になってたんだろうなぁと思いますと、
同人小説・同人ドラマCD化時代から追いかけてる見としては心底嬉しいところです。

そしてこのタイミングで、数少ない『空の境界』のフィギュアの中でも決定版と呼べる出来の『両儀式-伽藍の洞』の再販が決定。
なんかもう最高のタイミングで決めてきたなグッスマ……!!!と思わずにいられませんが、
これはやっぱり再レビューしておかなくちゃなぁ……ということで、サックリと再レビューです。
まずは恒例の全身ぐるり。
『空の境界第五章 伽藍の洞(後編)』で見せた、和服姿で刀を持った姿を立体化されており、
スケールは1/7ですが非常に静かな佇まい。
ベースもコンパクトですし、それほどの大きさは感じさせません。

それでも静かさのなかに凄みを感じさせる素晴らしい作りは今の目で見ても色褪せませんというか、まぁ買ってからずっと一軍で飾ってるわけでして(笑)。3年半前のアイテムなんだよなぁこれ……すごい。
引き続きまして上半身をグルっとな。
やや力を抜いたような自然な立ち姿でありながらも美しい……。
左腕のゆらりと垂らした感じが非常に素晴らしい「抜き」の演技だと思いますね。

着物の柄も美しく再現されていますがちょっと薄い(初回分)かな?
頭部の作りは非常に丁寧、正直これを超える式の造形って難しいんじゃないかなぁという気がしています。
アイプリントは『直死の魔眼』ではないものの、シンプルながらも丁寧なモノ。
ここは再販でどうクオリティ上げてくるかが楽しみな気がしていますね……。
和服といえば、の帯の模様は非常に丁寧。ここは今見てもすごい……!!!
着物の合わせの部分なんかの作りも見事ですし、内側の襦袢が赤色で鮮烈なのも良いですねぇ。
袖の部分の文様も華やかに。
ここの袖の翻り方も実に綺麗、かつ静かな感じなのが良いですねぇ。艶やかだ。
引き続きまして下半身をグルっとな。
着物の内側にある脚のラインが非常に美しく造形されており、
特に後ろへと引いた右足が生む裾のシワの表現は絶品だと思います。
全体的に静かな佇まいの本品の中でも『動き』も感じさせ、なおかつ脚のラインを想像させる辺り、非常に良い…。
着物の裾にも文様が施されており、これがまた足元の華やかさを引き立ててますね。
裸足な辺りも危うさがあって良い良い。指先の作りまで非常に丁寧です。
原作の流れに沿うと、持っている刀は九字兼定か。非常にシャープな刀身の作り、お見事です。
鍔の部分もクリアパーツに塗装とかではなく、抜きのある実物同様の造形になっている辺りが地味に凄まじい。
本当に上手いなぁ、と思うのがこの、刀を持った右手の表現。
力みが無く、それでもしっかりと刀を携えて、ただ下げるのではなく『構え』ているようにすら見えるこの塩梅。
刀自体は別パーツで、手首に柄を差し込む方式なんですが、フィット感も良好ですし……
っと言うことで、両儀式-伽藍の洞-の再レビューでした!!
今の目で見ても非常にクオリティが高い逸品で、ずっと一軍で飾ってる理由が自分でもよくわかります(笑)。
再販分で着物の文様がもうちょっと目立つようになるのかな?とかそのあたりも気になりますし、
これはやはり二個目を買いなさいという天からのお告げですかね……。

まぁそれ以前に、若干右半身側に傾いてる感じがあったりもするので「再販されたら欲しいなぁ」とは思ってましたし、もう予約入れてるんですけどね!!!年末楽しみだー。