アルター ノンスケール ワンフェス2007夏販売
Fate/Zero アイリスフィール
さてさてさて。

奈須きのこ氏の築いた世界観をベースに第4次聖杯戦争を虚淵玄氏が描く『Fate/Zero 第四次聖杯戦争秘話』。
現在3巻まで発売され、そのハードなストーリーと虚淵節とでも言うべき緻密かつダイナミックな状況描写で、同人誌ながら大人気を博している模様です。
さとっちさんは言うに及ばず、1〜3巻まで発売とほぼ同時にゲットしましてハァハァ言いながら読んでおりました。
……まぁ3巻は発売2日前にニトロプラスダイレクトから届きましたけど。うふふふふ。ご馳走様でしたニトロさん。

で、『Fate/Zero』に登場するキャラクターはやはり(概ね)魅力的でして、ランサーの不幸っぷりとか(そこかよ)、キャスターの狂気ッぷりとか、ライダーさんの傍若無人天上天下唯我独尊でもいいヤツだなこいつっぷりとか、アーチャーの我様っぷり(それは第五次でもだろうが)とか、いろいろと困ります。楽しすぎて。
……でも最終的には第五次聖杯戦争へと至るわけですから、もう完膚なきなまでのバッドエンドを大半が迎えるんですけどね。

そんな中でも主人公を果たす衛宮切嗣、アイリスフィール、セイバーの3人を抜きにしては何も語れないんですけども、
だからといってまさかフィギュア化されるとは誰が想像しえたでしょうか。

……しかもアルターから発売されたこのアイリスフィールとセイバーのセットは、ワンフェス2007夏の会場で2500個。
後に行われたWEB通販で2500個。合計5000個のみの生産で、再生産は無しという鬼っぷり。
さとっちさんは通販開始に向けて全裸待機、タブブラウザの機能をフル活用し(略)10分間の激闘(主にグッスマのサーバーとの戦い)の末に無事予約完了いたしまして、こうしてレビューできた次第です。
一つ間違えればゲットできなかったワケでして、ここはやはりアルターに猛省していただきたいところです。マックスがハルヒでやらかしてるんだからさぁ……。
第四次聖杯戦争におけるアインツベルン家のホムンクルスにして衛宮切嗣の妻、そしてイリヤスフィールの母であるアイリスフィール。
当然ですが初の立体化、初の製品化となります。

ノンスケールでの立体化となっておりますが、基本的には以前発売されたFA4の『TYPE-MOON Collections』と同サイズ。
14センチ程度ということで、1/12スケールぐらいと考えれば正解だと思います。
顔は非常に良い出来だと思います。グーッと寄っても1/8スケールと遜色ないレベルですからね。
優しい人、という印象の強いアイリスフィールですが、キャスターと対峙したときのような厳しく凛々しい表情も似合います。
服装モチーフは言峰と戦った時の衣装でいいのかな?
上半身は概ねこんな感じ。
造形の密度は1/8スケールと言ってもバレないぐらいにシッカリしています。塗装のはみ出しが無いのも高ポイント。
ついでに言うなら上着の袖口からブラウスの袖がかすかに見えている、というのも良い仕事してますなぁ……。
さとっちさんが大好きな脚回り。 パール塗装されたブーツが美しいです。
ブーツ前面のスリットには、チャックのモールドが施されているのもナイスなんですよ。
画像には映らないものの、こういう小技があるかないかで、実物を見たときの印象って変わるものですからねー。
人妻属性は無いけどこれは良い黒スト&パンチラですね!!(ぇー
しかしアルターは本当にこのサイズでの立体化に自信を持っているんだなぁ、という感じがしますね。

……それにしても良いお尻とぱんつの喰い込みだ……。
で、スカートは脱着可能。こういうトコでも1/8と遜色の無いクオリティを発揮するアルター……恐ろしい子……っ!!

腰から足先まで、緩やかなS字ラインを描いているのがよく解ります。スカートを外して尚更引き立つ、立ち姿の美しさですね。
そして皆さんお待ちかねのぱんつを!!一心不乱のぱんつを!!!(何

……それにしてもこのサイズでストッキング前面の縫い目とかぱんつのラインとか食い込みまで再現するとは、アルターはどこまで行くんでしょう。大変に嬉しいことなのですが、何かもう怖い(笑)。

しかし良いフトモモをしておられますアイリさん。
ふと思い立ってやってみました、母子共演。
TFCサイズでイリヤの立体が本気で少ない気がするんですがどうでしょうか。桜より少ないんじゃないかなぁ……。
使用したのはグッドスマイルカンパニーの『Fate/stay night トレーディングフィギュア』から。
昨年末に再販されましたが、よく考えると初販は05年の夏なんですよねぇ。2年前のTFCとは思えないクオリティです。すげえ。
……まぁね、このイリヤもだいぶ傾いてきてるんですけれど。

サイズ的には全然違うんですが、アイリとイリヤの年齢差とかイリヤの年齢自体を考えるとちょうどいいんじゃないでしょうか?
で、ここからはセイバーさん男装Ver.で。
日本に入国するにあたり、アイリスフィールが必要以上に趣味に走りつつセイバーを採寸、オーダーしたものをフランクフルトの空港で受け取って着替えたセイバーさんですが、まぁ英霊になる前の段階でも男装ばっかだったので特に違和感は無いとか何とか。

……立体になってもまったく何の違和感も無いのは果たしてヒロインとしてどうなのかと思いますがまぁそれはそれ。
一個の立体物として見れば、非常に出来よく細かく作られているのがわかると思います。地味だけど。
優れたマスターに召喚されて心技体の全てが充実したセイバーさん、顔も心なしか引き締まって凛々しい感じですね。
戦いに臨まんとして、ネクタイを外すシーンで立体化されています。ここの襟元の造形も良いんですよねぇ。
さとっちさんが大好きな脚……周り……。うん。

……いや、パンツスーツ着た女性というか女の子というか女子大生とか大好物ですけどね!?(食うな)
何かコレは萌えるとかではなく、純粋に「あぁ、スーツの出来良いなぁ」って感心しちゃうんですよ。
スーツのシワとか革靴の光沢感とか。こんな良いスーツを一度でいいから着てみたい。

……嘘です。一度でいいから着てみたい、ではなく一着でいいから欲しいです。
サイズ比較用に、FA4の『TYPE-MOON Collections』からセイバーさんを。
同じアルター製だけあって、ベースや頭頂高は同じです。
でもやっぱり原型師さんの違いや生産体制の違いというものもあるんでしょうねー、今回の男装セイバーさんの出来は本気で感心するほどです。
ドレスセイバーさんの出来が悪い、というコトでは無いんですが。
っということで、最後は男装セイバーさんとドレスセイバーさんで。
セイバーさんも、アインツベルン城で過ごしている時は青ドレス姿だったと思うのでアリな組み合わせですよね。

そんなこんなでセイバー&アイリスフィール、でも実際にはアイリスフィール&セイバーさんでございました。
レビューする側としてはこの出来に大満足、これ以上望むべくも無いぐらいのクオリティだと太鼓判を押せるんですが、
購入する側としては正直ちょっと勘弁して欲しい騒動でしたねー。
受注生産にできなかったのかなぁ……。