【コミックマーケット83】 今回の冬コミに参加される皆様へ。 | |||||||
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開催日程:2012年12月29日〜31日 場所:東京ビッグサイト | |||||||
さてさてさて。 もう目前に迫ったコミックマーケット83、皆様準備は終わられていますでしょうか。 例年ならば夏コミと比べれば参加の敷居は低く、命の危険まで感じるトコは少ない冬コミですが、 今年は黒子のバスケ関連での脅迫状騒動やそれに伴う黒バスサークルおよびコスプレの自粛要請、 それに伴い900サークルが参加できなくなる……という例年にない事態に見舞われており、 なんだかんだで綱渡りな環境ではありながらも平穏な開催が続いていた近年とは違う、 緊張感といささかの覚悟を以って臨まないと行けないイベントになってしまった感があるのは事実。 ・コミックマーケット83における『黒子のバスケ』サークル・頒布物対応に関する緊急のお知らせ ・コミックマーケット83における警備強化に関する緊急のお知らせ コミケという空間自体を楽しむ心構えがあってこそ、『辛かった・寒かった・苦しかった』だけではなく、 次もまた来ようと思えるイベントになるよ……とは毎回思うことではありますが、 今回はちょっと色々気を引き締めてかからねばなるまい……と思います。 基本的にはコミケット公式が公開している一般参加者への注意文 ・コミックマーケット83カタログ 諸注意ページ こちらと先ほどの『緊急のお知らせ』読んでいただくのが大前提ではあるんですが、 それだけでは何かこう、足りない感じがするといいますか、何かを伝えたくなってしまう性分でございまして。 一般参加者の目線から、「こういうふうにしたほうがいいよー楽だよー」とかのアドバイスを、 少しでもお伝えできればということで、今回もお付き合いいただければ幸いです。 |
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・個人的に持っていくものリスト 1:タオル(できれば5本ぐらい) 2:リップクリーム・目薬・マスク 3:手袋(スマフォ操作可能なもの) 4:コンビニ売の一口サイズ羊羹・チロルチョコなどの、手軽に糖分を摂取できるもの 5:非カフェイン系のホットドリンク(ほうじ茶など。緑茶やコーヒーはNG) 6:ミニサイズの羊羹(1日あたり2〜3個程度) 7:名刺(コスプレ撮映をしようと思ってる人はできるだけ多めに) 8:貼るカイロ 9:ビニールコート済み紙袋(把手が軟質プラ、最悪でもビニールのもの) 10:B5サイズの本が入るサイズの保冷バッグ 11:携帯電話用スティックブースター 12:大容量のモバイルバッテリー 13:できるかぎり大量の小銭(500円玉)と千円札 14:デジカメ一式(カメラ本体・レンズ・ストロボ・折りたたみ式デフューザー) 15:ボールペン・蛍光ペン |
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・寒さ対策と飲み物について 夏コミは暑さ、冬コミにおいてはその寒さに対する備えが肝要なのは当然のお話ですが、 寒さは翌日などにダメージの蓄積が『風邪』などの姿でドカンとくることが困りモノ。 特に晴れていても浜風が強く、またビル風もある野外待機列は体が非常に冷えるので、 できる限り「体を冷やさない工夫」をしておきましょう。 屋外は空気が乾燥、ホール内は人でごったがえして空気が悪いので、風邪の予防のためにもマスクは必須。 特にマスクは口内の水分が減る速度を劇的に緩和してくれますので(個人差があるかもしれません)、 待機中に「口の中がカラカラだー」でついついドリンクを飲み過ぎてしまい、 結果としてトイレに向かう回数が増える……という哀しい連鎖を断ち切る強い味方になります。 また、トイレに行く回数から繋がる話ですが、持ち込むドリンク・買うドリンクは、 できるかぎりカフェインが含まれていないものを選びましょう。 カフェインには利尿作用がありますので、個人的には全くオススメ出来ません。 屋外の購入待機列でトイレに行きたくなって、しかもそれが牛歩サークルさんだったりすると地獄なので……。 夏とは違い、屋外だとなかなか汗をかきませんので、 飲んだ水分がほぼそのまま尿に直結すると行っても過言ではありません。 オススメとしてはホットレモン系・おしるこ・コーンポタージュなどの、 やや重めだったり甘味があったりするものを。 どうしてもお茶・コーヒー系しかない場合は、ほうじ茶や麦茶がおすすめ(基本ノンカフェインです)。 飲むときも「口内を潤す」程度で、1口含んでゆっくりと口内の粘膜に水を行き渡らせてください。 一気にグイッと飲むのは控えましょう。缶タイプのものなら、キャップ付きのものに。 また、今回は雨/雪予報が出て久々に修羅場となりそうな気配が濃厚な一日目・二日目ですが、 待機列での傘の使用は危険なので、できる限りレインコートを使うように!!! 傘の骨の先端が他人の目に入る可能性がありますし、そんなことでせっかくのコミケを潰すのも酷い話ですので。 国際展示場駅に着くまでの間に使うのは何も問題ありませんが、入場待ちの待機列に並んでいる時や、 サークルさんの購入待機列、そういったところでの傘の使用は本当に控えてくださいね……。 買ったものが濡れてしまう!!という場合はゴミ袋を使ったり、100均で売られている保冷バッグを使ったり。 色々身近に「濡れなくする工夫ができるもの」は色々転がっていますので、 皆様、何卒ご協力を…そうやって自分なりにコミケ闘いぬく知恵つけとくと色々応用が効きますしね(本当か)。 |
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・服装について 基本的にはとにかく『温かい服装で』と言い切りたいところですが、 人によってはちょっとだけ再考したほうがいいかもしれません。 というのも、屋外待機はかなり冷えるんですが、ホール内は押しくらまんじゅうと言うかアメフトというか。 ガッチガチに防寒対策をしてる服装だと、かなり汗をかきます。半分サウナ状態で、のぼせます。 東1〜3のサークル野外待機→ホール内のサークルさんを回る→東4〜6のサークル野外待機とかですと。 冷えた体のまま急に暑い中に入って汗をかき、その汗が乾かぬうちにまた冷えるので、 人によってはある意味で夏よりもキツいかもしれません。 オススメとしては、夏場に着るような『吸水性の高いTシャツ』を着た上で、 ヒートテックや厚手のシャツを重ね着し、最終的には防寒性の高いコートやダウンを着ることですね。 貼るカイロを使う場合は肩、腰の後ろ、ズボンのポケット内側がおすすめ。 ポケットの内側に貼っておくと太ももが多少楽になりますし、 手が冷えた場合でもポケットに突っ込めばとりあえずすぐ温められます。 手袋をしてても財布ゴソゴソするときは外しますから意外と冷えるんですよね……。 あ、あと手袋のおとしものは毎年いやというほど見かけますので、皆様ご注意を。 |
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・通信回線は『つながれば儲けもの』という意識で。 今回から新しい試みとして運用開始されているコミックマーケットのWEBカタログですが、 コミケ当日は、まぁよっぽど奇跡的な事が起きない限り会場近辺で通信各社のネット接続網は軒並みダウンいたします。 ・docomo:「コミックマーケット83」のイベントにて移動基地局車によるエリアの対策を実施 ・ソフトバンク:2012年12月のイベントへのエリア対策について ・au:コミックマーケット83|イベント対策 形態大手キャリア3社が移動基地局車を出すとかいう話は毎年のように出てますが、 まぁ毎年のように午前中は「移動基地局とは何だったのか」というレベル。 スマフォの普及やTwitter・2chでのコミケ実況、画像の投稿などにより、通信データ量も増えてきていますので、 通信会社各社の努力は焼け石に水、ほぼ確実に発信規制・接続規制がかかると考えたほうが気楽です。 ファンネルの状況や企業ブースの様子を知るために友人と連絡をとりたい、という場合でも、 望むタイミングで通信が通じるかどうかは神のみぞ知る、というところ。 一回通じなかったらスパッと諦めて、10分ぐらいしてから電話するか、メールでの連絡に切り替えましょう。 まぁメールも届くのえっらい遅かったりしますけどね……。 ましていわんや、会場内での生命線であり『宝の地図』である配置図情報をWEBカタログに一本化し、 会場にはスマフォとタブレットだけ持っていけばいいや…と思ってる人、 はい、悪いことは言いませんので、エクセルでもテキストファイルでも何でもいいからチェックリストに書き出して、 【通信回線が死んでも手持ち端末のデータでなんとかなる】体制にしましょう。いやもう本当に。 コミケを戦い抜くコツは『今、自分が身に着けている装備だけで乗り切れるようにする』でありまして、 外部のサーバーに保存されているデータへの接続は、『自分の手持ち装備』には含まれませんので……。 回線が死んだら身動きがとれなくなる、ではなく、「回線が死ぬのを想定して」動けるようにしておきましょう。 友人との合流は時間と場所を事前に決めて。 サークルチェックは手持ちのプリンとした配置図か、スマフォ・タブレットに入れた『配置図』を見て。 常に最悪の状況を想定して動いたほうが、ストレスなく楽しめたり致します……。 |
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・マナーについて 1:『大きいお札はできるだけ控えて準備』 参加されているサークルさんも同じ『参加者』。 開会直後にサークルさんのところで万札を崩そう、とかは絶対に控えましょう。 2:『代金は待機中に』 人気のあるサークルが集中する壁やシャッター前は、当然のように長蛇の列が形成されます。 なかなか進まないところ(いわゆる牛歩サークル)もありますが、サークルさんによっては早期の列解消のために、 販売物のお品書きを作って、並んでいる人に販売物と値段を教えてくれるところもあります。 そういったサークルさんでは「あぁ、これは現物を見ないと判断できないな」というもの以外は、 待機中に買うものの合計金額を弾きだして、売り子さんの前に行く時にはすっと会計が出来るようにしておきましょう。 売り子さんの前に立ってから財布を探してー、財布を出してー、小銭探してー、とかは誰の得にもならないので……。 3:『買ったものはできるだけ早くに袋の中へ』 「待機時間○十分、とうとう念願の本を手に入れたぞ!!!!」と喜びに浸る皆様、 その買った本はできるだけ早い段階で、というか買った直後にはもうカバンや袋の中へ入れましょう。 移動しながら荷物整理をしてもいいんですが、そういう人に限って本を落としたり荷物をぶちまけたりしてる光景を見かけます。 単に本を落とすならまだしも(良くないけど)踏まれたりする危険もありますので、 『受け取る→袋に入れつつスペース前を離脱』ぐらいのことはサラっとスマートにこなしてみせましょう。スタイリッシュ!!(何) 4:二手先・三手先を考えて行動を。 次に回るサークルさんの位置は、購入待機列があればその待ち時間で、 待機列がない場合でも、「このサークルを買ったらとりあえず右に出て4ホールの方へ移動」など、 移動しながらざっくりと二手先・三手先のことを考えておきましょう。 通路ど真ん中で立ち止まり、配置図を広げてチェックしたり、 そこから急にUターンしようとしたりするのは危険ですし、他の人の妨げにもなりますし、 歩きながら配置図をチェックするのも安全とは言えませんので……。 5:強引な突破は控えて!!! コミケの通路自体はそれなりに広く取られていますが、サークルの新刊を見ている人、 あるいは購入待機してる人などでかなり狭くなることも多々あります。 特に冬コミは防寒対策で着膨れしている人が中心なので、その分だけ通路も狭くなります。 だからといって、強引に押しのけて無理やりに前の人を追い越そうとしたり、 肘打ちやショルダーチャージをしたり、荷物を蹴りあげたりといった、 『憂さを晴らしながら』前進するようなことは、絶対にやめてください。 会場にいる人は同じ参加者です、彼らが持っている荷物は、あなたと同じ物です。 あなたと同じように並んで買った、大切な本やグッズです。同じ事をされたら嫌なのは、あなたも同じはずです。 誰も、ビッグサイトの中でアメフトをしようだなんて考えていません。 暑い・人が多いでイライラするのはわかりますが、通路を塞いで立ち止まってる人には一声かけて、 購入待機列の人たちがいればそこは諦めてゆっくりと進めばいいだけです。 6:『お客さん気分』なら帰ってください。 ちょっと厳しい言い方になりますが、コミケは参加者全員で作るもの。 サークル参加者も一般参加者も、等しく同じ『参加者』です。 企業ブースに関してはちょっと違った感じなので色々とアレなところもありますが、 少なくとも企業ブース以外での参加者に、一人足りとも『お客様』は存在しないのがコミケです。 長時間、屋外で低い気温・吹きすさぶ風にさらされながらの待機を強いられても、それはあなた自身の選択。 快適さとかサービスとか、そういうのを求める人は申し訳ないけどお呼びではありません。 2時間並んでも買えないとか、目の前で新刊完売とか、いろんな事が起きると思いますが、 それも全部ひっくるめて『コミケの醍醐味』です。 「せっかく並んだんだから買えなくちゃヤダヤダ!!!」とか考える人は、 とらとかメロンの通販で事前に予約しとけばいいんじゃないかなと思います。 むしろ『目の前で新刊完売したー!!!www』とかTwitterでつぶやいてネタにして、次のサークルさんへ向かうぐらいの精神的余裕を持ったほうが楽しめますよ。 |
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・荷物を入れる袋について 買った本屋グッズを入れる袋は、ビニールコートされた紙袋の底面をガムテで補強した物が最強。 取っ手部分が軟質プラなどの場合、同人誌50冊60冊ぐらいまでなら余裕で耐えてくれます。 いやまぁ、家が近い人はいいんだけど、ビッグサイトから兵庫まで帰ろうと思うとね……うん……。 ちなみに冬コミでは帰宅途中に紙袋の持ち手部分が引きちぎれまして危うく崩壊する寸前に(遠い目)。 買った本を駅とかでぶちまけちゃうと、社会的に死ぬ可能性があるので皆様注意な!!! |
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・財布は分けて管理しましょう 配置図も間違いなく大事なんですが、コミケというイベントに限らず生きる上では資金こそが生命線。 皆様大量に資金を詰め込んでお財布を持ってくるとは思いますが、『全資金を一括管理』は絶対にやめておきましょう。 どんなトラブルがあるかわかりませんし、財布一個なくしただけで完全アウトとかは危険すぎます。 『その日使いそうな額』はお財布Aに、『使わないとは思うけど予備で置いておきたい』金額はお財布Bに。 帰りの交通費などはまた別のところに入れておくと、「うっかり会場で金使いすぎたー」というときでも、まぁ、うん。 |
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・最後に 冒頭でも書きましたが今年の冬コミは天候云々以前に、非常に厳しい状況下での開催となります。 参加者個々人がしっかりと 「今回は無事に開催されたけど途中で何が起きるかわからない・次回がある確証はない」 という事を肝に銘じ、覚悟をもって参加しないといけないものになったなぁ、と思う次第です。 もっとこう……みんなで気兼ねなくワイワイ楽しめるものであればよかったんですけどね……。 とはいえ、しかめっ面して難しいことを考えながらコミケに参加するというのもまた無粋といいますか、 まずはしっかりと楽しむことを忘れずにいきましょう。 そして、その『楽しむ』ことで、誰かに迷惑をかけてしまわないように。困っている人がいたら助けられるように。 こんな状況だからこそ、少しだけ心を広く持って会場に臨むようにしていきたいし、 これを読んで下さった皆様も、そう思ってくれるといいなぁと感じます。 皆様、楽しい三日間を過ごし、そして良い新年を迎えられますように。 |
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