【コミケ81】 今回の冬コミに参加される皆様へ。
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開催日程:2011年12月29日〜31日 場所:東京ビッグサイト
さてさてさて。

もうあと片手で数えれる日数で開幕となる今年の冬コミ、皆様準備は終わられていますでしょうか。

夏コミと比べれば参加の敷居は低く、命の危険まで感じるトコは少ない冬コミですが、
それでも相応の備えをしてこそ楽しいイベントになりますし、
コミケという空間自体を楽しむ心構えがあってこそ、『辛かった・寒かった・苦しかった』だけではなく、
次もまた来ようと思えるイベントになるよ……ということで、
2011夏コミに引き続きまして、冬コミ参戦の心得や備えのことを書いていこうかと思います。

夏コミに引き続き、あくまでもさとっちさんが過去に参加した冬コミの経験則からの話で、
他の方からすると色々「いやこれは違うんじゃない?」という所もあるかもしれませんが、
ひとまずその見解の相違については後日に回しつつ……。
・個人的に持っていくものリスト
1:タオル(できれば5本ぐらい)
2:リップクリーム・目薬・マスク
3:手袋(スマフォ操作可能なものを)
4:コンビニ売の一口サイズ羊羹・チロルチョコなどの、手軽に糖分を摂取できるもの
5:ホットドリンク(非カフェイン系を推奨)
6:名刺(コスプレ撮映をしようと思ってる人はできるだけ多めに)
7:カイロ
8:ビニールコート済み紙袋(把手が軟質プラ、最悪でもビニールのもの)
9:携帯電話用スティックブースター
10:エネループ・エネループ用充電器
11:できるかぎり大量の小銭(500円玉)と千円札
12:デジカメ一式(カメラ本体・レンズ・ストロボ・折りたたみ式デフューザー)
・寒さ対策と飲み物について

夏コミは暑さ、冬コミにおいてはその寒さに対する備えが肝要なのは当然のお話ですが、
寒さは翌日などにダメージの蓄積が『風邪』などの姿でドカンとくることが困りモノ。
特に晴れていても浜風が強い野外待機列は体が非常に冷えるので、
できる限り「体を冷やさない工夫」をしておきましょう。

屋外は空気が乾燥、ホール内は人でごったがえして空気が悪いので、風邪の予防のためにもマスクは必須。
特にマスクは口内の水分が減る速度を劇的に緩和してくれますので(個人差があるかもしれません)、
待機中に「口の中がカラカラだー」でついついドリンクを飲み過ぎてしまい、
結果としてトイレに向かう回数が増える……という哀しい連鎖を断ち切る強い味方になります。

また、トイレに行く回数から繋がる話ですが、持ち込むドリンク・買うドリンクは、
できるかぎりカフェインが含まれていないものを選びましょう。
カフェインには利尿作用がありますので、個人的には全くオススメ出来ません。
屋外の購入待機列でトイレに行きたくなって、しかもそれが牛歩サークルさんだったりすると地獄なので……。
夏とは違い、屋外だとなかなか汗をかきませんので、
飲んだ水分がほぼそのまま尿に直結すると行っても過言ではありません。

オススメとしてはホットレモン系・おしるこ・コーンポタージュなどの、
やや重めだったり甘味があったりするものを。
どうしてもお茶・コーヒー系しかない場合は、ほうじ茶がおすすめ(基本ノンカフェインです)。
飲むときも「口内を潤す」程度で、1口含んでゆっくりと口内の粘膜に水を行き渡らせてください。
一気にグイッと飲むのは控えましょう。缶タイプのものなら、キャップ付きのものに。
・服装について

基本的にはとにかく『温かい服装で』と言い切りたいところですが、
人によってはちょっとだけ再考したほうがいいかもしれません。
というのも、屋外待機はかなり冷えるんですが、ホール内は押しくらまんじゅうと言うかアメフトというか。
ガッチガチに防寒対策をしてる服装だと、かなり汗をかきます。半分サウナ状態で、のぼせます。
東1〜3のサークル野外待機→ホール内のサークルさんを回る→東4〜6のサークル野外待機とかですと。
冷えた体が急に暑い中に入って汗をかき、その汗が乾かぬうちにまた冷えるので、
人によってはある意味で夏よりもキツいかもしれません。

オススメとしては、夏場に着るような『吸水性の高いTシャツ』を着た上で、
ヒートテックや厚手のシャツを重ね着し、最終的には防寒性の高いコートやダウンを着ることですね。

貼るカイロを使う場合は肩、腰の後ろ、ズボンのポケット内側がおすすめ。
ポケットの内側に貼っておくと太ももが多少楽になりますし、
手が冷えた場合でもポケットに突っ込めばとりあえずすぐ温められます。
手袋をしてても財布ゴソゴソするときは外しますから意外と冷えるんですよね……。

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・マナーについて

1:『大きいお札はできるだけ控えて準備』
参加されているサークルさんも同じ『参加者』。
開会直後にサークルさんのところで万札を崩そう、とかは絶対に控えましょう。

2:『代金は待機中に』
人気のあるサークルが集中する壁やシャッター前は、当然のように長蛇の列が形成されます。
なかなか進まないところ(いわゆる牛歩サークル)もありますが、サークルさんによっては早期の列解消のために、
販売物のお品書きを作って、並んでいる人に販売物と値段を教えてくれるところもあります。
そういったサークルさんでは「あぁ、これは現物を見ないと判断できないな」というもの以外は、
待機中に買うものの合計金額を弾きだして、売り子さんの前に行く時にはすっと会計が出来るようにしておきましょう。
売り子さんの前に立ってから財布を探してー、財布を出してー、小銭探してー、とかは誰の得にもならないので……。

3:『買ったものはできるだけ早くに袋の中へ』
「待機時間○十分、とうとう念願の本を手に入れたぞ!!!!」と喜びに浸る皆様、
その買った本はできるだけ早い段階で、というか買った直後にはもうカバンや袋の中へ入れましょう。
移動しながら荷物整理をしてもいいんですが、そういう人に限って本を落としたり荷物をぶちまけたりしてる光景を見かけます。
単に本を落とすならまだしも(良くないけど)踏まれたりする危険もありますので、
『受け取る→袋に入れつつスペース前を離脱』ぐらいのことはサラっとスマートにこなしてみせましょう。スタイリッシュ!!(何)

4:二手先・三手先を考えて行動を。
次に回るサークルさんの位置は、購入待機列があればその待ち時間で、
待機列がない場合でも、「このサークルを買ったらとりあえず右に出て4ホールの方へ移動」など、
移動しながらざっくりと二手先・三手先のことを考えておきましょう。
通路ど真ん中で立ち止まり、配置図を広げてチェックしたり、
そこから急にUターンしようとしたりするのは危険ですし、他の人の妨げにもなりますし、
歩きながら配置図をチェックするのも安全とは言えませんので……。

5:強引な突破は控えて!!!
コミケの通路自体はそれなりに広く取られていますが、サークルの新刊を見ている人、
あるいは購入待機してる人などでかなり狭くなることも多々あります。
特に冬コミは防寒対策で着膨れしている人が中心なので、その分だけ通路も狭くなります。
だからといって、強引に押しのけて無理やりに前の人を追い越そうとしたり、
肘打ちやショルダーチャージをしたり、荷物を蹴りあげたりといった、
『憂さを晴らしながら』前進するようなことは、絶対にやめてください。

会場にいる人は同じ参加者です、彼らが持っている荷物は、あなたと同じ物です。
あなたと同じように並んで買った、大切な本やグッズです。同じ事をされたら嫌なのは、あなたも同じはずです。
誰も、ビッグサイトの中でアメフトをしようだなんて考えていません。
暑い・人が多いでイライラするのはわかりますが、通路を塞いで立ち止まってる人には一声かけて、
購入待機列の人たちがいればそこは諦めてゆっくりと進めばいいだけです。

6:『お客さん気分』なら帰ってください。
ちょっと厳しい言い方になりますが、コミケは参加者全員で作るもの。
サークル参加者も一般参加者も、等しく同じ『参加者』です。
企業ブースに関してはちょっと違った感じなので色々とアレなところもありますが、
少なくとも企業ブース以外での参加者に、一人足りとも『お客様』は存在しないのがコミケです。
長時間、屋外で低い気温・吹きすさぶ風にさらされながらの待機を強いられても、それはあなた自身の選択。
快適さとかサービスとか、そういうのを求める人は申し訳ないけどお呼びではありません。

2時間並んでも買えないとか、目の前で新刊完売とか、いろんな事が起きると思いますが、
それも全部ひっくるめて『コミケの醍醐味』です。
「せっかく並んだんだから買えなくちゃヤダヤダ!!!」とか考える人は、
とらとかメロンの通販で事前に予約しとけばいいんじゃないかなと思います。
むしろ『目の前で新刊完売したー!!!www』とかTwitterでつぶやいてネタにして、次のサークルさんへ向かうぐらいの精神的余裕を持ったほうが楽しめますよ。
コミケを戦い抜くコツその1:『動いて、動いて、動け。』

日程の如何を問わず、狭い通路を徒歩で移動して各サークル・企業を回ることになるイベント、それがコミケ。
会場は基本的にビッグサイトの中に限られるとは言え、移動距離は結構なものになります。
万歩計とか持ち込んだりはしていませんが、一日の会場内移動距離は10km〜15kmになるんじゃないかなと。

ただ「できるだけ無駄に歩き回らないように、小休止を入れながら……」というのは逆にしんどかったりします(苦笑)。
あくまでも経験則なので一般の人はちょっと違うのかもしれませんが、
「会場内で一回立ち止まって休憩すると、一気に疲労が襲ってくる」と感じるんですね。
こう、歩き出そうとする時、目の前に広がるオタの雲海に圧倒されることもありますし(テメエもその一人だ)。
特に冬は寒さで背中が丸まったり、肩をぎゅっとすくめたりと、縮こまるような姿勢になるので、
夏コミよりも筋肉の疲労は強かったりしてます。

ゆっくりでもいいから動き続けて歩き続けておいたほうが、脚の疲労は感じません(トータルダメージは考えません)。
ただし、その日のコミケが閉会となったあとは、ストレッチやマッサージでよく足の筋肉をほぐしておくこと。
しっかりと筋肉をほぐしておけば、3日間フルに歩きまわってても意外と大丈夫なものです(※個人差があります)
コミケを戦い抜くコツその2『食べ物について』

ビッグサイト内にはレストランがある他、コンビニも設置されていますが、
たぶん皆様、「昼飯なんざ悠長に食べてる場合じゃねえ!!!」とばかりに縦横無尽に動き続けると思います。
っていうか、自分自身毎年そんな感じです(遠い目で)。
……いえまぁ今年はビッグサイト内のレストランと『WORKING!!』がコラボしますので、
その限りではない人が大挙しそうな気もしますが。ええ。

まぁレストランに行く人はともかくとして、早朝から並んで閉会時間まで粘ろうと思いますと、
結局10時間ぐらい無補給でアメフトやおしくらまんじゅうじみた動きをすることになり、ちょっときついのも事実。

そこでお昼ごはんというか、カロリー補給用にオススメしたいのは、コンビニなどでよく売られている小型の羊羹。
1:小型で軽く、つぶれにくいので持ち運びが非常に楽
2:1個80円弱のうえ、おにぎり1個分のカロリーに相当するコストパフォーマンスの良さ
3:口内の水分を持っていかれないので、食べるタイミングを選ばない

という3つの利点があり、個人的にはイベントでの必需品となっています。
おにぎりでもいいんだけど潰れちゃうしね。
また、冬で気温が低いのでチョコレートも持ち歩くのは比較的容易。
チロルチョコなどの小さくて持ち運びやすいものなら手軽に食べれますし、
知り合いに遭遇したときの差し入れにもできるので、これもお勧めしておきたいですね。

参考リンク:
井村屋株式会社|商品一覧|菓子|単品ようかん:
コミケを戦い抜くコツその4『荷物を入れる袋について』

買ったものを入れる袋は、ビニールコートされた紙袋の底面をガムテで補強した物が最強。
取っ手部分が軟質プラなどの場合、同人誌50冊60冊ぐらいまでなら余裕で耐えてくれます。
いやまぁ、家が近い人はいいんだけど、ビッグサイトから兵庫まで帰ろうと思うとね……うん……。

ちなみに昨年の冬コミでは帰宅途中に紙袋の持ち手部分が引きちぎれまして危うく崩壊する寸前に(遠い目)。
買った本を駅とかでぶちまけちゃうと、社会的に死ぬ可能性があるので皆様注意な!!!
3日間参戦する地方組の人は、初日・二日目の荷物を宅配便で家にさっさと送っちゃったほうがいいですね。
コミケを戦い抜くコツその5『財布は分けて』

コミケというイベントに於いては何はなくとも資金こそが生命線。
皆様大量に資金を詰め込んでお財布を持ってくるとは思いますが、『全資金を一括管理』は絶対にやめておきましょう。
どんなトラブルがあるかわかりませんし、財布一個なくしただけで完全アウトとかは危険すぎます。
『その日使いそうな額』はお財布Aに、『使わないとは思うけど予備で置いておきたい』金額はお財布Bに。

帰りの交通費などは違ったところに入れておくと、「うっかり会場で金使いすぎたー」というときでも、まぁ、うん。
コミケを戦い抜くコツその6『携帯電話は半分ぐらい諦めて』

携帯電話各社がコミケには移動基地局車両を投入し、大量のトラフィックに備えた総力戦を展開しますが。
スマフォの普及やTwitter・2chでのコミケ実況、画像の投稿などにより、通信データ量も増えてきていますので、
通信会社各社の努力は焼け石に水、
ほぼ確実に発信規制がかかると考えたほうが気楽です。
さすがに今年はauとソフトバンクが同じiPhone4Sを導入したことでかなり改善されそう(ここで繋がらなくする訳にはいかないので両者本気出す)ですが、ドコモはね……うん……。

ファンネルの状況や企業ブースの様子を知るために友人と連絡をとりたい、という場合でも、
望むタイミングで通信が通じるかどうかは神のみぞ知る、というところ。
一回通じなかったらスパッと諦めて、10分ぐらいしてから電話するか、メールでの連絡に切り替えましょう。
まぁメールも届くのえっらい遅かったりしますけどね……。

お昼過ぎ(2時ぐらい)になれば割と普通に電波はつながったりしますので、
よっぽど重要な要件以外は後回しにしたほうがいいかもしれません。

あと今回、コミケ開催中に地震が発生しないとも限りませんので、
その場合はスタッフさんの誘導に従う・屋外へ避難するなどの安全確保はシッカリと。
お願いしたいこと:コスプレ撮影について

これはもう完全に趣味の領域の話ではありますが、コミケのコスプレ広場は相当な広さがあり、
たくさんのコスプレイヤーさんと交流できる場所ではあります。

ただ、一定のルールはちゃんと守って撮影するようにしましょう。
1:撮影する際には「撮影よろしいですか?」撮り終わったら「ありがとうございました」の挨拶を。
2:ブログ・Twitterなどに画像掲載するつもりなら、撮影前後にその旨をちゃんと話すこと。NGなら掲載しないようにしてください。
3:掲載OKの場合でも、自分のサイトURLが分かるような名刺やメモをちゃんと渡すこと。
4:1対1で撮影しているコスプレイヤーさんを撮影する場合は「一緒に良いですか?」と一声かけてから。列ができているなら列に並ぶようにしましょう。
5:列が伸びてきて囲み撮映になった場合でも不平は言わず、スタッフさんの指示に従って!!
6:撮影順番待ちのコスプレイヤーさんを横からこっそり撮らないように!!!


ぐらいかな、うむ。
また、企業ブースのコスプレコンパニオンさんも各社で綺麗な方を配置されていますが、
撮影する際には
ブースの方かコンパニオンさんにちゃんと確認を取ってから!!!
出来ればお昼過ぎ以降(初日なら15時以降)の、多少落ち着いた頃合いになってからお願いするようにしましょう。
配布・販売・列整理などでバタバタされているときは控えるように。
一般のコスプレイヤーさんとは立ち位置がちょっと違うので、
できるだけ短時間で、5カットぐらいに収めるのが紳士の嗜み。