大阪港・桜島岸壁 海上自衛隊護衛艦『あさぎり』編
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撮影日::2016年3月21日  撮影場所:大阪港 桜島岸壁
さてさてさて。

先日の『せとゆき』『かしま』に引き続き、今回は護衛艦『あさぎり』です。
あさぎり型護衛艦の1番艦として、1988年から就役している護衛艦。一時は練習艦になりましたが、2012年から再び護衛艦として稼働しています。

で、今回はもともと『せとゆき』が21日の一般公開予定だったものの、急遽『あさぎり』一般公開に変更となりまして、
停泊場所が『かしま』の右舷側…・…だったため、『かしま』を経由して乗り込むこととなりました。
ということで護衛艦『あさぎり』です(ぶっ飛ばされるぞお前)……というのは冗談で、あさぎり搭載の11m作業艇です。
普段は下から眺めるしか無かった作業艇、『かしま』甲板からだとほぼ真横から眺められますね。
中央部にあるコンソールには舵輪が付いており、ここで舵の操作などをする模様。
吊り下げてるクレーン周りや作業艇内部など、普段じっくり見れない部分だけにこれは嬉しかったですね。
同じく『かしま』甲板上から見た『あさぎり』構造物を。こういう高さからCIWSの裏側とかハープーン発射機見れるのは嬉しい物があります。
『かしま』から『あさぎり』へ乗り移ると、ヘリ格納庫の前に到着。ロープの向こう側にはSH-60Jが!!ということでテンションが上りますが、まずは前甲板側へ移動。
定番の三連魚雷発射管。中央部のレバーを90度起こすと、旋回可能になるそうです。
本級『あさぎり型護衛艦』で最後となった、前甲板装備のアスロックランチャー。
側面にリベット打ちまくりなのが燃えますね……1/350スケールとかだと細かくモールド入れてやったほうが良いのかもしれません。
アスロックランチャー基部。ガンプラなんかでもよく見る構造ですね、これは……。
主砲前の波切板から艦首までを眺める感じ。
76mm単装砲のマズル部分は先端にもう一段かぶさった、鉄アレイのような形状になっていました。
ボルト留めされているのを見る限り、後付の装備っぽいですが……?
そして振り返ると何か、あの、すごく無体な感じで単装砲の砲身の上に、謎の装置が据え付けられていました。
まさかこう……ビニール袋かぶせた状態でストラップで固定されてるとは思わなかったというか、何でしょうねこれは……。

乗員の方へ話しを聞くと、試験用の装備だということですが詳細は不明。帰りに『せとゆき』をチェックすると、ストラップもビニール袋もない状態の本装置が主砲に据え付けられていました。
後部甲板のシースパロー発射機。ここは『せとゆき』と同じ配置ですね。
面白かったのは発射口のパネルの色がそれぞれ微妙に異なっている辺り。発射→パネル交換→微妙に違う色のパネルが補給される、とかでしょうか。
塗装する際も、こういう変化をストーリーとして組み込んで塗ると良いかもしれません。

背面に回ると(画像はヘリ甲板から)『ミサイル装填中』の文字があるパネルも見られますね。他の6基は空っぽなんですな。
シースパローのランチャーがある後部甲板から一段上がったところににヘリ甲板があります。
あと後部にはCIWSないんですよね。
そしてヘリ甲板にはSH-60Jが!!
ローターも展開状態、キャビンもコクピットも開放されている(流石に乗るのはNG)という、非常に嬉しい展示でした。
後ろからだとどんなに引いてもこれが限界でしたね……テイルローター入れられなかったのはちょっと残念。
フットペダルの横には下方視界を確保する窓が設置されています。
コクピット内部は上面まで視界の確保されたグラスコクピットになっています。
コクピット側面のドアには緊急脱出用の手順が書かれていました。
機首部のデータリンク用装置。広報に見えるのは水上捜索用のレーダーですね。
機体右側のスタブウイングにはAN/ASQ-81 磁気探知装置(MAD)がマウントされています。
しかし『さわらないでください』に『鰆』を絡めてきたか……やるな海上自衛隊……。
メインローター基部はもっと汚れてるイメージが有りましたが綺麗なものでした。
尾翼部分を中心に……汚れ方がめちゃくちゃリアルだ!!!と盛り上がってましたが、冷静に考えなくても実物です
あとスタビレーターは上面と下面で随分と汚れ方に差があるのが面白いですね。
左右から2本ずつ垂れ下がっているのは静電気放出索。
これはテールブームの下に配置されているデータリンクアンテナ。
テールブームの左側には折りたたみ用のヒンジが設けられています。
機体中部左側にあるドラム上の物体がフライトレコーダー。
この前方にチャフ・フレアディスペンサーが装着されるはずなのですが、今回の展示機には装備されていませんでしたね。
機体中部左側の発煙筒はよく見ると金属ワイヤーもセットされていますね。これが抜けてスモークが出るんでしょうか。
コクピット横のスタブウイングにはステップが設けられています。
スタブウイング横から延びる車輪。
SH-60Jの主脚。自重によるタイヤの変形っぷりがよくわかります。

なおキャビン側はそれこそ「引きも切らさず」という感じだったので、ちょっと撮影できませんでしたね……。覗くには覗けたんですけれど。
艦首側から『あさぎり』の撮影はできませんでしたが(『かしま』に隠れてしまうので)、一応艦尾だけでも……ということで。
しかし今回は満足度が高かったですね!!複数の艦を同時にウォッチする、というのがこんな楽しいとは……これはやはり一度は呉とか舞鶴にも行くべきでしょうか。