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SDガンダム外伝 ジークジオン編 SDX 騎士アレックス
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受注期間::2012年7月25日〜10月9日  発送:2012年12月26日
さてさてさて。

子供の頃に親しんだガンダムと言えば『SDガンダム』シリーズでありまして、中でも騎士ガンダム物語はやはり別格です。
ラクロアの勇者編、伝説の巨人編でナイトガンダムの格好良さに燃えまくり、そして迎えた『アルガス騎士団編』。

『ラクロアの勇者編』で未熟さを示し続け、ラクロアを離れて修行の旅に出ることを決意した騎士アムロ。
アルガス王国へとたどり着き、団長だった騎士アレックスが囚われて不在のアルガス騎士団で認められ、
分裂しつつあった騎士団の部隊長を務める剣士ゼータ・闘士ダブルゼータ・法術士ニューたちをまとめあげる騎士団長となり、
ジオン族に実権を握られたコンスコン王の率いるムンゾ帝国を征伐、囚われの騎士団長であった騎士アレックスを救出し、
アルガス王国のカミーユ王子とムンゾ帝国のユイリィ姫の恋を成就させるという物語は、
子供心にも非常にグッとくるものがありました。あれは本当に良い英雄譚でしたねぇ。
アニメも見たしゲームもやり込みましたし、いやー印象深い物語でした。

そんなアルガス騎士団のキャラはどれも非常に魅力的なデザインなのですが、立体物にはさほど恵まれていませんでした。
BB戦士は剣士ゼータだけだし元祖SDガンダムは…うん、まぁ、な。
ガレージキットでも出ていた記憶はありませんし、正直もう立体物は手に入らないよねー、と諦めてもいたりしました。

ただ、風向きというのも変わるもの。
だんだん「過去の人気SDガンダムキャラを出す」という方向性が微妙にズレて担当者の趣味全開枠となったSDXブランドで、
アルガス編の第一弾として驚異的な出来の法術士ニュー(今思えばこのチョイスが何もかもおかしい)が発売され、
それからSDXの展開が魂WEBのみに落ち着いたところで受注限定で剣士ゼータ(普通こいつが一般販売になるよね……)、
続いて闘士ダブルゼータが受注となり(これは妥当な判断だと思います本当)、となりまして。
どれもこれも出来いいなぁ、嬉しいなぁとニヤニヤしてたわけですが、アルガス騎士団長だった騎士アレックスがついに受注開始、
そして昨年末、無事に発送されました。

これでとうとう、今の部屋にアルガス騎士団の立体物が勢揃いするわけでありまして、
過去に出た元祖SDガンダム版は全部を買ってもらえなかった身からしますと、いやぁもう、念願ですよ悲願ですよ。
ちょっと年末からのどったんばったんでなかなかレビューできませんでしたが、
SDXアルガスシャドウというなかなかに狂ったアイテムはとうとう着弾したことでもありますし(即積みタワーへ)、
ここで一発レビューさせて頂きますよ……って一番最後に出たアレックスがアルガス騎士団レビューの一発目ってどうなんだ。
まずは恒例の全身ぐるり。
いつものSDXシリーズフォーマットとなっていますが、アルガス騎士団のトリを飾るに相応しいクオリティ。
持ち重り感、質感、造形の良さなどなど、まさに「騎士アレックスの立体物の決定版」として君臨する、
素晴らしい逸品に仕上がっています。
主なオプションパーツはこんな感じで。
他には交換用の目元パーツ3個と、手首パーツが左右2個ずつ付属しています。
SDXの騎士ガンダムシリーズ恒例だった台座はとうとうなくなりました。まぁあれ使いにくかったしね……。
バックパックは脱着可能で、マントと付け替えることも可能になっています。
このシリーズ定番のマント、造形や質感はさすがのクオリティです。
何気にものすごく使いづらいニッコリ目もいつも通り付属。どう使えばいいのかなぁこれ、本当……。
兜のバイザーは顔を覆う位置まで下ろしてくることが可能。一気に精悍……と言うより獰猛な印象になるのが面白いですね。
バイザーとトサカの中間にある宝玉はクリアパーツで成形されており、地味ながらも良いアクセントになっています。
アルガスシールドは裏側にジオンスレイヤーをマウント可能となっています。
グリップ部分はボールジョイントになっており、微妙な角度変更なども可能。

ここでは目元パーツを左向きのものへと変更しています。
シールドのグリップが角度変更可能なお陰で、この抜剣ポーズも難なくこなせます。
ジオンスレイヤーの刀身はクリアパーツ成型にグラデーション塗装が施されており、
発光しているかのような表現になるのが嬉しいですねー。
左右持ち手共に普通のものと、角度が付いたもの(右手で使用)が付属しています。
そしてバックパック+マントの複合装備形態も可能、というか戦闘モードになるとこういうスタイルのほうがいいですね(笑)。
バックパックのセンター部分を90度下側に倒すとマント接続軸用の穴が現れます。
左右のスラスターブロックの位置はやや下がりますが、全体的なハッタリが効くので問題なしでしょう。
なお右腰には『導きのハープ』を装着可能。
右サイドアーマーの上部にマウント部分が設けられており、そこへハープのラックを引っ掛ける形。
ただ、これをやると右脚の左右可動と腰の可動がほぼ死ぬので、あくまでもギミックの一つと割り切るのがいいかもですね。
それでもやっぱりこういうのをやってくれるのは本当に嬉しいところなんですが(笑)。
そしてSDXシリーズとしては初かな?の人間キャラ、フラウ姫が付属。結構造形もしっかりしてます。
表情パーツを交換して腕をハープ用のものに交換することで、ムーア界への道を開く印象的なシーンを再現可能。
サイズ比較としてはこんな感じ。
これが実際のサイズ差なのかなーと考えると、騎士アムロが欲しいような欲しくないような、この、うむ。
ムンゾ帝国に囚われて「くっ……、か、体が……」な状態も再現可能。
『封印の鎧』は両肩、両腕、胴体前後、脚部外側左右と8パーツで構成されており、
造形のカッチリ度合いや呪術の紋様の美しさは非常に良い感じです。

まぁこれ、本当に動かないので「……さて、着せたはいいけどどうしよう」ってなるんですけども……。
あ、お尻の部分にある鉄球は別パーツとして鎖で接続されており、こういうところはちょっと嬉しい。
っということで、SDX騎士アレックスでした!!!
アルガス騎士団の中でも一番微妙な立場というか、活躍のないままにアルガス騎士団編が終了、
そのままジークジオン編へとなだれ込んだと思ったらバーサルナイトガンダムが登場してリーダー格を持っていかれ、
という不遇っぷりではありますが、
立体物になると「すげえ、やっぱりめちゃくちゃカッコいいぞ騎士アレックス!!!」と感動しますね。
いや、まぁ、イラストを見た幼少時から好きなキャラではあったんですけども!!!!!
……ほらな、その……元祖SDガンダムの出来があまりにも……な……(よみがえるトラウマ)。

20年以上の時を経てのこの決定版、この問答無用クオリティ、いやぁ満足満足……!!!!
こうなってきますと早い処アレックスシャドウも欲しいんですが、バーサルシャドウとセットになるのかなぁ……。
まぁバーサルナイトガンダムは、こう、今のSDXの仕様とプロポーションバランスで作り直して欲しいところなんですけどね(苦笑)。