バンダイ BB戦士370 LEGEND BB 騎士ガンダム |
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発売時期:2012年4月5日出荷 4月7日発売 | |||||||
さてさてさて。 30歳前後のオタの皆様(お前もな)が小学生時代に熱中してた模型系ホビーといえば、 ミニ四駆かSDガンダムかトランスフォーマーじゃないかと思うわけですが、さとっちさんの場合はやっぱりSDガンダム。 商品体系としてはBB戦士と元祖SDガンダムとの二本体制であり、 どちらにも良い点悪い点がありながらもラインナップの絶妙な塩梅により上手いこと住み分けができていましたねー……。 元祖SDではGアームズなどのゴテゴテ系が良い感じのラインナップでありつつ、 武者・騎士ガンダム系ではBB戦士が大いに好調で、なおかつ改造・塗装が容易ということで、主にBB戦士を組んでは遊び組んでは遊びしておりました。 それと同時にカードダスにも手を出しておりまして、近くの模型店(町の小さいお店でした)の前に座り込んでカードを交換したり、 中学生ぐらいのニイちゃんから「これダブってるからお前らやるわ」とキラカードをもらったのも良い記憶…(遠い目)。 特に騎士ガンダム物語は人気がありつつも、ビックリマンシールほどの殺伐度合い(キラシールだけ入れてたアルバムごと盗まれました)がなかったことから、実に平和かつ健全なコレクションの輪が広がっていたように記憶しています。 特に『ナイトガンダム物語 ジークジオン編』から『円卓の騎士編』あたりまでは猛烈にハマッてたこともあり、 今でも色々と懐かしく思い出す日々……ていうかプレミアムバンダイで復刻版買うぐらいには、うむ。 そんな人間としましては騎士ガンダムというのは下手をするとどのガンダムよりも思い入れが強いわけですが、 SDXの烈伝版騎士ガンダムが発売されるまでは『プロポーションとアクションを両立した立体物』が無かったのも事実。 DX版のバーサルナイトガンダムはナイトガンダム・フルアーマー・バーサルナイトの3種類へ鎧を換装できたり、 上腕部分にロール軸があって地味に武器の構えが決まったり、という革新性こそあったものの、 お値段がネックでなかなか買えなかったりしましたしね……。 SDX版も非常に素晴らしい出来でありながら、完成品のためになかなか再生産がかなわず、 買い逃した人は烈伝版・フルアーマーのプレミア価格にちょっとぐぬぬとなってるのが聞こえてくるし、 なんとかみんなが幸せになれればいいのになー……と思ってたところで来ましたよホビー事業部から!!! 『あの頃、小学生だった人たちに向けて』のレジェンドBB戦士企画が静岡ホビーショーで発表されて、 そのラインナップの凄まじさ(いろんな意味で)に度肝を抜かれた日から……半年ぐらい…だっけ……(待て)、 とうとう第一弾の騎士ガンダムが発売となりましたやったー!!!!!!!! っということでさっくり買いまして箱を開けて「あーこれランナー見ながら酒飲めるわ〜」とか悦に入ってましたが、 このままだと『待望のキットなのに積みっぱなし』になるという危機感もあって一念発起、 まずは完全パチ組みで作ってみようということで。 さっくりと組み上げたののレビューでございますー。スミ入れも何もしておりませんが、そのあたりはご容赦をば。 |
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まずは恒例の全身ぐるり。 サイズとしては最近の若干リアル等身気味なBB戦士と同じ程度。 しかし全身に仕込まれた可動部や、うまく構成された鎧などの接続部の妙で、ゴツめの構成ながらもしゃきっと動かせます。 成型色の銀色も赤も素晴らしい発色で、完全にパチ組みでも満足度が高い……。 貼ったシールは目の部分のみでこの完成度です。すげえ。 兜のバイザー部分はメッキが施されており、非常に良いアクセントになっていますねー。 鎧の『重なり』の表現も素晴らしいですし、エッジの立つべき場所、シャープであるべき場所に手抜かりがないのが最高です。 墨入れと言うよりはケガキ針などでパーツ同士の境目(肩アーマーの積層部分とか)を明確にしてやるだけで充分かも。 |
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鎧の構成はこんな感じ。 腰はフロントアーマーとサイドアーマー、リアアーマーが全て取り外し可能、腕も肩アーマーと腕アーマーが取り外せます。 胸部アーマー、兜も取り外し可能ということで、今後のヴァリエーション展開に期待していきたい……主にフルアーマーね!! |
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軽装状態はこんな感じ。脚部の装甲こそ外れませんが、なかなかに素体としても優秀ですね。 方の外側に貼りだしたボールジョイントはこの通常編成ナイトガンダムでは使わないジョイントなので、 これはやはり霞の鎧用に使われるんですかね(ソワソワ)。 |
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マントの接続はちょっと変わっていて、首元の接続タブに引っ掛ける方式です。 保持力は全く問題なしでありながら、首の前側に来る留め金が再現できたり、マントを大きく翻らせることが出来たり……という優秀な構成になっています。 ただ、ヘルメットの形状が形状なのに加え、首元の空間をマントが埋めてしまうため。首の傾け可動範囲はほぼゼロですね。 ここだけちょっと勿体無いかな……。 |
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マントは中央と左右の3パーツで構成されており、左右のパーツは横方向へスイングさせることが可能となっています。 この作りは本当うまいなぁ、マントの成型色も素晴らしい発色で、文句が何もありません。 |
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フル装備のナイトガンダムがこちら。 マントを装備していながらでも背中に電磁スピアをマウントできるのはやっぱり嬉しいですね。 |
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ナイトシールドからはソードを収納可能。ピシっと収まりますしシルエットも美しい。 シールド上側のスリットのシャープさが本当に素晴らしい……。 グリップはL字型となっており、かなり高い保持性を確保しています。 |
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ナイトソードはグリップ上側の宝玉部分はキッチリとクリアパーツが使われており非常に良い雰囲気。 鎧と同じ成型色なので、刃の部分だけでも違うシルバー系で塗装してやると良いでしょう。 しかしこの、ブレード部分のエッジの立ち具合……良いなぁ……。 |
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電磁スピアは非常にうまいパーツ構成で合わせ目消しの手間を省いてますねー。 特徴的な手元の3本突起も綺麗に再現されています。エッジを立たせるか削りこんでやれば 先端部分はPL法の関係もあって尖っていないので、ここは気合で尖らせていきたいところかな。 |
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武器の握り手は昔ながらの『拳に丸穴』の物が基本ですが、 最近のBB戦士に多く見られるようになってきた、前側へ角度をつけた状態での保持手首も付属。 これがあるとポージングがすごく自然になるので本当に嬉しいところですね(笑)。 |
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肩〜腕を前方に上げつつ、スピアの先端を前側に突き出す……というポーズは、 今まで出たナイトガンダムの造形物では概ね不可能でした(SDXはできたっけ?)が、 今回やっと自然なポーズで決まるように。いやぁ、これが出来るだけでも買った甲斐はあった……!!! |
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そしてこの、電磁スピアを抜いたシーンっぽくできるのも良い良い……。 ラクロア王国の旗とか自作して持たせてみるのも良いなぁ。 |
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頭部は3ピース構成。 目の部分は菱形のパーツとなっており、裏面にもういちまいシールを貼ることで、表情を変更することが可能です。 ただ、付属シールが4枚なのに対し、このパーツが1個しか付属しないのでちょっとだけ残念。 ……ケンタウロス用にもう一個買えばいいだけの話だという側面もありますが!!! |
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シールドからナイトソードを抜剣するアクションも再現可能、いやぁこれは良いなぁ本当!!! | |||||||
目線を横に振れるので、シールドで身体を覆いながらスピアの穂先を相手に向ける…というポーズも決まります。 スピア・ランス系の武器はこういうポーズを取らせたいアイテムだけに、これは良い良い。素晴らしい。 |
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ナイトガンダムと言えば、のケンタウロスモードも再現可能。 足首のみ交換する形になりますが、ケンタウロス用パーツ自体は背中へ接続するだけ。 余剰パーツが殆ど無いままでこれだけシルエットが変わり、なおかつ超カッコイイのは良い良い。 |
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なお、ケンタウロス用のパーツは背中に装備させたまま普通のナイトガンダムにすることも可能。 ちょっとリアヘビーになるので自立は難しい感じかな?(ケンタウロスパーツの下側にアクリルブロック入れて対応してます)。 ……今気づいたけどこの上側の脚部、前後ひっくり返ってますね……まぁこれはコレでかっこいいし、別にいいよね(待て)。 蹄はボールジョイント接続されており、なかなかの接地性を誇ります。 後ろ足は脚付け根部分があんまり左右へ広がらない(一応ここもボールジョイントではある)ので、 腕に覚えのある人は関節ダブルボールジョイントとかにするといいかも。 |
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ただ、この状態だとマントは装着不可、スピアのラックも付けられない……と言うことに。ちょっとだけ悲しいかな。 | |||||||
ケンタウロスモードにはやはりスピアが似合う……騎兵に突撃槍とか浪漫だよなぁ。 | |||||||
兜のバイザーは下ろすことができるので、突進しながらのランスチャージ(スピアチャージだけどね)のシーンも決まります。 腹部にボールジョイントが仕込まれているので、腰をひねりつつ傾けるポーズも決まるのがここで生きてくる……!! |
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最後は烈伝版のSDXナイトガンダムと並べまして、 こう見ると烈伝版はアレンジがすごいなぁ……いや、全然嫌いじゃないんですがむしろ大好きですが!!! 横井版・今石版の違いを見るという意味ではSDXフルアーマーナイトガンダムのがいいんだけどね。 アレは仕舞いこんでて出すのが面倒でさぁ……(ぇー) っということで、レジェンドBB戦士のナイトガンダムでした!!! シールは目のみ、墨入れなし、合わせ目処理なしの状態でもこの満足度……いやぁ本当、傑作キットだと思います。 何よりも、「こういうポーズを取らせたい」が概ね実現できるというこのプレイバリューは、 あの当時にBB戦士ナイトガンダムを買って組み上げ、ブンドドさせつつ脳内でカッコイイアクションを想像してた身としては、 本当に嬉しいところです。「あの当時小学生だった人たちに向けたアイテム」というのもわかるわー(笑)。 次は武者ガンダム、その次がコマンドガンダムという感じみたいですが、 フルアーマーとバーサルナイトも欲しくなりますねぇ……いやー久しぶりにBB戦士で血がたぎります。 ……ちなみに皆様御存知だろうとは思いますが、ちゃんと説明書には今石画伯のコミックが掲載されており、 ナイトガンダムさんがいつもどおりに外道で実に楽しいカオスっぷりです(笑)。 |
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