アルター 1/100 アルメカ
戦闘妖精・雪風 FFR-31MR/D スーパーシルフ"雪風"(再レビュー)
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発売時期:2008年6月 原型担当:山本洋平
さてさてさて。

アルターさんの持つメカモノ製品シリーズ枠である『アルメカ』も地味に地味に商品ラインナップを広げてきたものの、
長らく『企画中』のまま続報がなく、その一方で何故か『フルメタル・パニック』のアーバレストとか
ガーンズバックとかサベージ立体化決定の情報だけはドンドン出てきて、ちょっとだけ魂を濁らせてみたりもしながら3年半。

やっとこさ待望のFFR-41MR メイヴ雪風が発売決定の情報を見てワンフェス会場で大興奮、
「でもまぁ予約開始は早くて5月ぐらいですかね」と達観した目になりながら続報をチラッチラッと伺ってみたわけですが、
いやぁまさかの3月予約開始ですよプロデューサーさん!!!(バンバンバン)

原作からアレンジ入れてきた話の内容はともかく『戦闘妖精・雪風』のOVA版のメカデザイン『は』好きなさとっちさんですが、
その中でもトップクラスに好きなのがやっぱりメイヴとスーパーシルフ、いやぁ本当いいですよねこの二機…。
ともあれサクっとメイヴの予約をマッハで決めつつ、
「ハンマーヘッドはどうするべきか……1機だけでは……いや、だからつって3機はさすがに……」
とアタマを抱えながら、文字通りうれしい悲鳴を上げまくったりしているものの、忘れちゃいけない感謝の気持ち。

てっきり商品企画自体が吹っ飛んだものだと思ってたアイテムをキッチリ忘れずに発売決定してくれたアルターさんに、
ありがとうありがとうという気持ちも出てくるものでありまして(人って現金ですよね)。
これはもう、あれだ、スーパーシルフの方を再レビューしないわけにもいくまい…!!!これで少しでもメイヴの販促になれば……!!!ということで、懐かしアイテムになりつつありますが、
フェアリィ空軍特殊戦第五飛行隊-通称ブーメラン戦隊-所属3番機、スーパーシルフ『雪風』再レビューでございます。
まずは恒例の全体ぐるり。
スケールは一般的な航空機モデルサイズの1/72ではなく1/100。
元々が非常に大型の機体だけに仕方のない所ですが、サイズ的に(比較的)展示しやすいものとなっています。
駐機状態ではランディングギアの部品を取り付ける手間がありますが、そこはまた後述。
俯瞰アングルから4カットほど。

もともとシルエットの美しさが素晴らしい機体ですが、その魅力を存分に再現してくれています。
コーションマークや部隊エンブレム、ナンバーに至るまですべてハイクオリティな仕上がり。
さすがに市販のデカールを全部自分できっちり貼り切って作る人から見ると…?かもしれませんが、
市販の量産品としてみれば充分以上のクオリティでしょう。
ここからは各部のモールドなどを重点的に。

FNX-5011-B フェニックスMk.XIエンジンを搭載した尾部は非常にかっちりした造形で、見ていて惚れ惚れしますねぇ。
ベクタードノズルではないものの、鋭角によって構成されたエンジンダクト部は非常に未来的なラインですし、
内側のノズル部分は塗装も造形も素晴らしい。

また胴体下部には小型のベントラルフィンが配置。
赤いラインが非常に良いアクセントになっていますし、形状的にもメリハリが付いてて楽しい。
尾翼はV字尾翼と考えたほうがいいぐらいの外反角が付いた配置になっていますね。角度は40度ぐらいか。
503は機体番号、290113は識別番号かな?

コレもシャープな出来で、微妙な折れ角なども再現されています。
尾翼の間の胴体中央部分には小型の垂直尾翼が。
ウイングというか、構成要素を見てるとアンテナやセンサーに近いのかなぁ。
コクピットはキャノピーがクリア成型。
きちんとパイロット席の零も、フライとオフィサー席のバーガディシュも作りこまれています。
また、キャノピーフレーム部分には搭乗員名が描かれているのも嬉しい所。
機首先端のレドーム部分には、ブッカー少佐の手による『雪風』のロゴが。
小さな文字ながらも丁寧に再現されており、下地の黒が透けてないのもポイントが高いところです。
コクピット後方には上反角の付いた状態で配置。
その下部にはブーメラン戦隊の隊章がペイントされています。コレも丁寧。
機体右側、機種から主翼へとつながるストレーキの部分には20mm
機銃の砲口が。
こいつが火を吹いたシーン、ジャムの大型高速ミサイルとの高速機動戦闘は今思い出してもゾクゾク来ますねぇ。
ランディングギアはそれぞれワンパーツ構成(接着してある結果だけどね)。
かなりがっちりした作りになっており、自重に負けて折れたりはしないと思います。
収納庫扉の内側が白色で塗装されていたり、機首側の支柱にはライトが設置されていたりといった、芸の細かさも素晴らしい。
エアインテーク部分は素晴らしい造形で、空気流入口の可動部がきっちり「あぁ、動くんだなこれ」とわかる造形になっています。
インテーク縁部分の薄さも素晴らしいですし、コーションマークの垢が非常に良いアクセントですね。。
インテーク内側にはきっちりとファンも造形されているものの、なかなか写しにくくてぐぬぬ。
主翼上面はこんな感じ。
主翼は下反角の付いたクリップドデルタ翼になっており、一目で覚えられるラインを構成しています。

赤いコの字はウォークウェイ、要は「この内側は整備作業とかで歩いても良し」のマーク。
このラインから外に足を乗せると機体が損傷する可能性があったり、整備班長(機付長)から首が回るほどぶん殴られます。
機体中央部のモールドも素晴らし繊細さで施されています。
左側に見える白いラインで囲まれた六角形は空中給油のプローブが収納されてる部分ですね。
…と、ここまで書いたところでいい感じに画像が多くて容量食って来ましたので、
飛行姿勢と武装一式は次のレビューにてお送りいたします!!!