アルター 1/8
劇場版『空の境界』 蒼崎橙子
さてさてさて。

間もなく第6作目『忘却録音』がDVD発売され、第7部『殺人考察(後)』が公開となる映画『空の境界』ですが、立体物方面はマッタリ気味の展開です。
しかもその殆どが式の立体化であり、鮮花大好きさとっちさんとしてはやや悲しいところ。
かといって他のキャラを立体化してもそこまで売れないかなぁ売れないよなぁ、でも鮮花と藤乃は欲しい、と考え悩む日々です。

で、今回リリースされたのは『伽藍ノ堂』主人にして封印指定の魔術師、蒼崎橙子さん。
それがしかもアルターの『空の境界』立体第1弾ということで、やや冒険しすぎな感もありますがサックリ購入いたしました。
やっぱりね、最初のドラマCDで喜久子おねえちゃん17歳が演じられたときからのファンだしメガネだし眼鏡だしMEGANEだし。
『眼鏡フィギュア=手間の割りに売れない』などという認識をまかり間違ってメーカーさんが持った日には眼鏡フィギュア衰退の聞きでもありますから、出来るだけ買い支えたいなぁというコトもありまして!!(厄介ですね)
まずは恒例の全身グルリ。
スケールは1/8ですが、当然のように着座ポーズなのでそんなに高さはありません。
しかし脚を前に投げ出すような座り方のため、結構前方には場所を食う感じ。
幸い椅子に座っているのでバランスは良いですし、必ずしも左足が地面に設置していなきゃいけないワケではありません。

また、『空の境界』の文字が掘り込まれた黒いベースが付属(上から2段目画像)していますが、なくても問題ありません。
むしろあると飾るスペースの制約がちょっと増える感じ?
引き続きまして上半身。
椅子と橙子さんの接続にはダボなど一切無しで、単に乗せているだけですがなかなかのフィット感。
顔は非常に美人のおねえさんとして造形されていますねー。
またこの眼鏡が良い……オーソドックスな丸フレームというのがな……。
最近だとエヴァの『破』に出てきたマリさんがあまりにもツボストライクなキャラなのですがあちらはクリアレッドのフレームということでオシャレメガネな感もあり(オシャレメガネでも素敵ですが)ましたが、こういう実用一点張りの眼鏡はやはり最高です。
白いワイシャツの開いた胸元から見える谷間がセクシーな橙子さんおっぱい。
それほど大きくありませんがこれはこれでリアリティがあって凄く良い!!!!!

むしろこの胸元開き具合だと下着を着けているのかどうか非常に気になります教えてください橙子さん。
指先造形はさすがに繊細。実に綺麗にまとまっています。
右手の人差し指と中指で挟んでいるタバコは別パーツでちゃんと灰になった部分も再現。
ただしスモーカーじゃないさとっちさんからしますと、ペンとかも付けてほしかったかも。
脚部は地味ながら実に美しいラインで構成されています。
露出度は物凄く低いのに、こういうところでセクシーさを感じさせる力量はお見事。
で、キャラクター的にはこちらが本来の橙子さん人格だろうなぁという眼鏡無し状態のヘッドも付属。
胸元の肌部分からゴッソリ差し替える方式です。
ただしかし、生粋の眼鏡好きであるさとっちさんからすると『どうしてせっかくの眼鏡フィギュアを眼鏡無しで飾らなければいけないのか』という疑問が付いて回るのでサックリと3枚だけで。
当然のことながら、この状態で飾る事はもうありません合掌……。

(画像ロールオーバー)
椅子はプラ製でカッチリした仕上がり。
背もたれが動いたりはしませんが、座面は回転させることが可能です。
アルミの塗装質感も非常に良く、09年度のベストオブ椅子ミニチュア候補に相応しい出来だと思います。)
ちなみに我が家にある他のフィギュアと組み合わせるとこんな感じ。
SICのモモタロスは座れますが、足の長さがちょっと足りず地面に足首が届きません。
和風堂のやよいさんはもう計ったかのようにピッタリでややビビる。むしろこれが定位置でもいいんじゃないでしょうか!!(橙子さんはどうするんだ)
アルターに電話してこの椅子だけ別売りしてくれるようにお願いしてみよう……このまま二者択一を続けるのは悲しすぎる……。
最後は同じ『事務椅子の出来が非常に良い』フィギュアであるコトブキヤの海麗さんと並べまして。
スケールも違うので一概に比較はできませんが、胸元の露出などで直球エロを感じさせる海麗さんと比べ、
奇をてらうことなく王道の『出来の良さ』で勝負してきたアルターの橙子さん、という構図が面白い。

アルターって野球の投手で例えるとダルビッシュみたいな感じで、『物凄い直球を投げれるんだけれど、投げるボールは意外と変化球が多い』という印象がありますが、今回は見事な直球が来たような気がします。