アルター 1/8
超昂閃忍ハルカ 四方堂ナリカ 超昂閃忍Ver.(再レビュー)
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初回発売時期:2009年8月 原型担当:明田川 昇
さてさてさて。
クオリティコントロールやラインの確保が難しいアイテムなので、ある程度の数が見込める状況でもない限り『再販』が難しい完成品フィギュア。
それでもグッスマさんの10周年記念再販アイテムアンケートとか見ておりますと、
ある程度以上はユーザーからの声というのは大事なんだなぁと思う今日この頃。
いやまぁ、ユーザーからの声あんまり関係なく出したいものを再販してるグリフォンさんとか思い浮かんできますけども。

で、再販アイテムを定期的に出してくれてるメーカーとしては「大人気なのか単に初回出荷が少ないのか判断が難しいけどクオリティでは間違い無く一級品」のアイテムが多いアルターさん。
アイテム発売当時に買えなかった人、最近フィギュアを買うようになって「昔出てたアレが欲しい」という人もいるでしょうし、
そういった人からするとアルター製品の再販というのはまさに福音なんだろうなぁと思いつつ日々を過ごしてましたが(なにせ欲しいのは大概買ってる……直江兼続は買い逃したけど)、まさかのナリカ再販にはちょっと驚いたといいますか、今これ再販か!!というか。

アリスソフトの誇る最高クラスの抜きゲー『超昂閃忍ハルカ』は18禁オンリーの展開ながらも、
コトブキヤ、ボークスなどからしっかりと立体物もリリースされていましたが、その中でも間違いなくトップクラスの出来であり決定版と呼べるのが、今回再販されるアルターの『四方堂ナリカ 超昂閃忍Ver.』。

これに関しては店頭に並んでるのを見た記憶がありませんというか、通販でもかなり早くに消えた記憶がありまして、
正直「あれが発売されたらしい」という都市伝説みたいになってたというか、本当に「レア」な逸品ではありました。
これが出た後はスバルとか超昂閃忍Ver.のハルカも出てくれるとか期待したんだけどね……(遠い目)。

ただ、作品寿命としてはもう旬を過ぎていますし再販の目は薄かろうなぁ、どっちかつーとTYPE-MOONがまた活発だしセイバー・リリィとかあのあたりが来るんじゃないかと睨んでたものの、いやぁ本当に驚いた驚いた。

そんなこんなで通販での再販予約が軒並み全滅してる感じではございますが、
平然と(単に間に合わなかっただけです)再レビューさせて頂きますよー!!!
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールは1/8となっていますが大型武器を右脇に抱え、躍動感のあるポーズということでかなり場所を食う感じ。
左右に広がる帯のようなリボンはABS製で、そうそう破損はしないと思いますが、根本からポキっと行かないように注意しましょう。

出来の方はさすがのアルタークオリティというべきか、今の目で見ても全然遜色がありません。
3年半も前のアイテムですが、このクオリティ、この価格、いま見てもワクワクするアイテムですねぇ……いやまぁ日常的に見える位置に飾ってるけど(笑)。
引き続きまして上半身をグルっとな。
左腕を右肩の方へ振り上げ、必然的に腰が右へと捻られながら、首から上は左方向を見ているというポーズですが、
これまたかなり良い作りになっています。からだのラインが非常に綺麗ですねぇ。
いやまぁ、おっぱいがそんな大きくないからスラリとしたラインに見えるとかいう事実は置いといて。
頭部形状をグルっとな。
アイプリントはちょっとシンプル気味ですが、アップにしても網点の見えないレベルの高精細さ。
どの方向から見ても可愛らしくまとまっていると思います。
また、後頭部は髪をツインテールにしている関係で生まれる左右への『流れ』がちゃんと作られているのも嬉しいところ。
右腕に携え、というか右脇に抱えている大型の武器はプラスチック+PVC成型。
そこはかとなく千値練っぽさを感じさせる前側先端部分のマーキングや、武器としての存在感を放つ後部のブレード等、
非常に見応えのある逸品となっています。各部のメカメカしさも良い良い。
マーキングは綺麗なんですがちょっと下地の赤色が透けて見えるのが残念かな?
とは言えアップにしないとあんまり気にならないので、個人の好みとこだわりの問題程度かなぁと思います。
後部のブレード部分はクリア成型、
非常に綺麗なクリアピンクで成形されており、ナリカのフィギュア全体で見ても非常に良いアクセントになっています。
グリップ周りは精緻な作りこみで素晴らしいなぁと思わされますね。
右手とグリップとは一体成型ではないものの、ホールド感は抜群。指の造形も良いですしね。
武器自体は腰後ろのリボン(帯)のぶぶんへ2本のダボを使って接続されるため、落下や位置ズレがないのも嬉しい。
腰の左右にはこれまた千センチネルというか過渡期デザインラインを彷彿とさせるパーツが。
マーキングが丁寧ですし、実物があるなら可動するであろう部分のカバーカバーなんかは質感も良好。
細かく施されたマーキング(コーションマーク)も良いアクセントになっていて見所が多いです。
脚部は右側がちょっと撮影しにくいので左だけ(笑)。
ベースとの接続は左足の裏側だけなのでちょっと保持力不安かもですが、まぁ変形などは今のところ起きてない感じですね。
転倒などもありませんし、とりあえずは不満なども無し。
 ベースは正方形のもので、展示すると真正面に来る側にはロゴが配置されています。
かなり発色なども良い感じですねー。
下着周りは本当に素晴らしい作り小出、シンプルかつ布面積の小さいものですが、
ばっちりと筋造形も施されていて隙はなし。後ろから見れば思いっきりがっつりお尻谷間に食い込んでますしね……。
そして何よりも、小さめのお尻の引き締まり具合が素晴らしい。
スカートやフトモモのフレアの構造上、お尻を堪能できるポイントが非常に限られるんですが、そこだけが残念だなぁ。
っということで、アルターの四方堂ナリカでしたー!!
今の目で見ても充分に一線級で飾れる傑作で、これが再販されるのも(店頭・通販から消えた速さとか思い出すと)むべなるかな、
無理もないというか「やっときたかー」というところではあり。

通販ではちょっと難しそうですが、店頭での予約や発売日(入荷日)に店頭を回るなどすれば、もしかしたら購入できるかもしれませんし、まだあきらめずに粘ってみるのも良いのではないでしょうか。
正直、それだけの価値があるアイテムだなぁと再確認しました……!!!!