とれたて!ほびーちゃんねる限定 アルター 1/6
Fate/hollow ataraxia セイバーオルタ メイドVer.
さてさてさて。

もえそうるの2009年ベストオブ萌えフィギュアランキングに置いて、
見事に一位の座を射止めたのは堂々の風格でグッスマのセイバー・リリィ
また、アルターからも一見地味だけど撮影してると非常に楽しかったリリィさんが発売されていたりと、
やはり作り手側とユーザー側の両方を強く刺激する、そんな魅力をしっかりと持ったキャラクターなんだなぁ……と実感します。

09年はFateキャラのリリースも落ち着いていましたが、
劇場版アニメ『Fate/stay night Unlimited Blade Works』が公開された2010年はまさしくFateフィギュア復権の年。
7月にはPSPソフトで『Fate/エクストラ』が発売されます(予定)し、それに合わせてか各社の動きも活発化。
figmaで待望のライダーさん・セイバーオルタが発売となり、
『Fate/エクストラ』限定版には赤セイバーさんのfigmaも付属。
また、長らくスケールフィギュアでの決定版が存在しなかった、本来のセイバーさんである青セイバーさん(ややこしい)も、
エクスカリバー発動状態のものがグッスマからやっとこさリリースされますし、
Waveから1/10というコレクションしやすいサイズでヒロイン3人の水着姿フィギュアもリリースされまして、
またあの頃の勢いが戻ってきた!!と喜びたくなるところですね。

ところがそんな中で唯一と言っても良い不遇なる扱いを受けているのがセイバーオルタ。
いやまぁ当初は黒セイバーさんとか言われてましたが、いつの間にかセイバーオルタで定着したね……。
最後に立体化された記憶があるのはグリフォンエンタープライズのアレとか、
ソリッドシアターのやたらと怖いアレとかのものでして、実にこう、今ひとつ決定版が存在しないと言う。
キャラクター的には恐ろしいほどカッコよく、また初登場時の衝撃は凄まじかったのに、
hollowで大いなるネタキャラとなってしまったのがいけなかったのか……。
あとまぁリリィさんに全部持ってかれた感が強いけどね、うむ。

で、そんな中では有りますが、アルターから07年に発売されていたメイドセイバーさん
これのボディを一部流用+新規造形に寄って、セイバーオルタのメイドVer.を立体化という企画が、
『とれたて!ほびーちゃんねる』にて実現。
何やら3回ぐらい発売日が延期されたような気もしますが、5月中旬に無事到着となりましたー。
ぶっちゃけた話、以前のメイドセイバーさんの出来は素晴らしいけど肌の色が難点でしたので、
その辺どうなるのかな?技術アップしたアルターがメイドセイバーのリプロダクツに挑むとどうなるのかな?など、
不安点ではない『楽しみ』を持って待ってただけに、ちょっとだけ早め(注:到着から2週間以内ならうちの場合かなり早い)のレビューです。
まずはパッケージ。
左右ちょっとバック紙の白場が見えてますけど気にしないように。
店頭に並べることを考慮していない商品だけに、かなり好き勝手やってるなぁという印象(笑)。
フィギュア本体が見えないパッケージなんてありえませんからねぇ。でもこういうパッケージは凄く好み。
ネイティブもそうですが、通販限定アイテムにこういうコダワリを持ってきてくれるメーカーって安心できる気がします。
まずは恒例の全身ぐるり。
レビュワー泣かせというか『さすがアルター』と言うしか無い、むしろ『さすがアルター』を禁止されたら泣くしか無いぐらいに非の打ち所のない出来になっています。
大元の部分は以前に発売されたメイドセイバーさんですが、セイバーオルタとしての部分(頭部など)と両腕周りは完全新規造形。
メイド服回りも色々とブラッシュアップされてる感じ。
アレから2年半近くが経過していますし、その間にアルターが培った技術を叩き込んできた印象です。

サイズは1/6スケールですが、どうも最近1/7だけどあのサイズ、な方々を大量にアルター製品で見てしまっている成果、
それほどの大きさは感じません。ベースのサイズ以外では
ミニスカメイド服はしかしセイバーさんよりもオルタの方が違和感無いですね(笑)。絶対働かないけれど。
元々がゴスロリ系の私服でしたし、全然問題ない組み合わせ。
塗装表現もエプロン部分やフリル部分には強めのパールコートが施されており、
起伏の強い造形が生み出す陰影が一層際立ちます。
このあたりの造形は以前のものとほぼ同じ(ポーズが違うので見え方違いますが)なので、
『どう変わったか』がよく分かってなかなか興味深い。
ひき続きまして頭部回り。
この、どう考えてもメイドとは思えないほどに冷酷な目をした、まさしく『セイバーオルタ』の雰囲気ばっちりです。
アホ毛が無いためグッと引き締まって見えますしね!!!
口元の造形などもメイドセイバーよりもこなれた感じ、というか自然な印象で、
このあたりはアルターと原型担当の倉本さんの技術力アップの証というところ。
髪の毛の造形もシャープですし、アッシュブロンドの塗装も御見事です。
髪の毛が後頭部でメロンパン状に纏められてるのはセイバーさんと同じく。
紙をまとめているリボンはセイバーさんのものとは違ってフリルの付いた可愛らしいデザイン。
髪の毛の色合いの変化もあって、かなり印象が変わりますね。
フリルの部分にはちゃんと刺繍の穴も開けられていたりと、芸が細かいです細かすぎますアルターさん。
背中のラインはまた色っぽいな!!!
かなり真っ白で生気の薄い肌の色ですが、それでもこの退廃的なエロスを感じさせる背中は素晴らしい……。
映画で例えるで言うなら『スリーピー・ホロウ』劇中でのクリスティーナ・リッチ的な印象といいますか。
っということでちょうど胸元アップの画像も出たことですし行きましょうか皆々様!!!
最近またおっぱいフィギュアが増えてきてますがこのオルタさんも行くぜせーーーーーーのっ!!!!

     _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡 
   |   | 
   し ⌒J
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡 
   |   | 
   し ⌒J
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡 
   |   | 
   し ⌒J
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 谷間!おっぱい!
  (  ⊂彡 
   |   | 
   し ⌒J


っということで、グッスマのリリィさんほどではないものの、セイバーさんらしからぬおっぱいっぷりになっていますオルタさん。
メイド服の布地がピッタリとおっぱいのラインを強調しておりまして、実に、実に良いです艶めかしい。
胸元を上から覗くと見える谷間がこれまたエロいですなぁ……(うっとり)
リリィ>オルタ>>>セイバー、というところなんでしょうかサイズ的には。
バケツの把手を握るオルタさんの手元は本当に素晴らしい表情になっています。
ここはもう、ちょっと、性欲を持て余すと言ってもいいぐらいのレベル。
爪の造形とか指先の作り、実に本当にもう……素晴らしい……。
何かもう恐ろしいことにですね、バケツは3パーツ構成になっています。
把手の部分は中央部分で分割され、左手のたたまれた中指・薬指に開いた穴に接続する形です。当然微妙な角度変更も可能。
しかしまさか内側にまでウェザリングが施されているとはな……。
おそらく1/6スケールで立体化されたバケツとしては世界最高クラスなんじゃないかと思います。
他にあるのかと言われたらアレですが。

……誰かむしろもうこのバケツだけでレビュー1本ぐらい作ってくれませんか。
右手に携えているモップはメタリックレッドの柄が鮮烈な印象です。モップですが。
スプリングやら水絞り用のレバー部分やらもしっかり作りこまれていますし、
グリップエンドのフック部分も可動ということで、実に何と言いますか、もういっそ本物にしちゃえよと思ったり(ぇー)。

右手にモップを握らせる際にはバケツとは違い、ちょっと右手の指を広げてから通してやる必要があります。
しかしここもまた、指の表情が素晴らしい……。握っていただきたくなりますね。いろんなものを。
スカート後部のリボンはコレまた見事な出来。 
パール塗装がオリジナルのものよりも濃度アップしている気がします。気のせいかもしれませんが。
脚部は相変わらずの素晴らしさ。
ここはメイドセイバーさんとほぼ同じですが、ツヤテカなストッキングの塗装表現がたまりません。
スラリと伸びて地面をしっかりと踏みしめる、黒き騎士姫の本領発揮と言うところですね!!!

……どう考えてもメイドじゃないけど
ベースはかなり大型で、正直展示に悩むレベルです!!おのれアルター!!平常運転しやがって!!!(何)

光沢の強いタイル模様ですが、なかなかいい感じの質感です。でかいけど。
足裏との接続は左足に2本、右足裏に1本のピンで。安定感に問題はなさそうです。でかいけど。
ガーターリングやストラップシューズは、従来のメイドセイバーさん譲りの素晴らしさ。
仕様はまったく変わってないので、あとはフィニッシュのレベルが上がってるかな?というところですねー。
そしてこちらのオルタさんもまた下着は黒!!パール感のある黒です!!!
セイバーさんの時も黒でしたが、より一層馴染んでますね(笑)。
フリルの付いたデザインは相変わらずですが、フロント部分のリボンが赤に変更されているのかな?
……しかしアレだ、以前のメイドセイバーさんの時はまだコンデジでしたが、
デジタル一眼でなおかつマクロレンズとか使うとここまで寄って食い込みとかバッチリ撮影できるのよね……。
良い時代になりました、うむ。
このちびメイドセイバーさんも非常に丁寧な作り。サイズ的にはねんどろいどぷちぐらいですね。
ただ、頭部などの互換性はないので要注意。無理にやるともげるよ?

両手に持ったモップはこれまた別パーツになっていて、明らかにオーバースペックな作り込みです。お見事。
っということで、ほびーちゃんねる限定のメイドセイバーオルタでした!!!

出来の良さは元々素晴らしいアイテムでしたが、さらに磨きをかけ、不満だった点をさらに改修し、
ついでにパッケージにもこだわっちゃった、類まれな逸品だと強く感じます。
ええい、もう一個買っておくべきだったかパッケージも小さいし!!!(笑)。
しかしこうなってくると「このクオリティでメイドセイバーさんも作り直してくれないかなぁ」
とか思ってしまう厄介さは自分でも何とかしたいところです、ええ(笑)。
いやもう本当、肌の色だけがあのアイテムの問題だったんよ……。