コナミ フィギュアコレクション メカ娘3 |
|||||
イギリス陸軍 巡航装甲歩兵 クロムウェル | |||||
まずはクロムウェルさん。 実車はどう頑張ってもどう調べても『ヴィレル・ボカージュのやられ役』『ヴィットマンの伝説の引き立て役』というところでしょうか。 まぁイギリス軍の、第二次世界大戦当時の、それも巡航戦車などというケッタイなものに何かを求める方が間違いだというのは判っているんですが。 ……それにしてもまぁ本当に、何で巡航戦車なんてものを作ったんだろう。 まぁ『歩兵戦車のくせに榴弾を撃てない戦車』を作った国ですから何を言っても始まりませんが。 ちなみにこのクロムウェルの前の巡航戦車カヴェナンダー(カビナンダーとも発音?)は、 ラジエーターの配管が車内を突き抜けているという、何考えてんだテメエっていうか何も考えてねえだろ貴様ぁっ!! と言いたくなるような戦車なので、このクロムウェルはマシな方なのかも知れません。 なんせカヴェナンダーはそんな凶悪設計にも関わらず1500両も生産された挙句、戦場には回されないまま野ざらしでスクラップと化したらしいしな……。何で本当にそんなモン作ったんだイギリス陸軍。伝統か。伝統だからか。 その次のクルセイダーもド中途半端な戦車だったしな……。 そういう意味では、このクロムウェルさんはまだ『活躍の場』があっただけいいのかもしれません。 主にドイツ軍の追撃戦、という火事場泥棒的な役割ではありますが。 |
|||||
最高速度65km/hという快速を実現した足回り。 ……まぁその代償として装甲が薄いモンだから簡単に撃破されるんですが。 あとこのクロムウェル、エンジンに航空機用のマーリンエンジンを積んでるんですが、開発に手間取ってるところで従来型のリバティ・エンジンを搭載した『セントー』っていうタイプの戦車もあります。 こっちは殆ど完全に歩兵直掩用の戦車だったっぽいですが。主砲は榴弾砲だしな……。 |
|||||
腰の後ろにステーを接続、スカート周りを取り付けます。 何か妙に角ばったスカート周りですが、実車の砲塔部をモチーフにしてるので仕方ありません。 クロムウェルのデザイン見るとあまりのダサさに悶絶するぐらいだからな!! 『被弾傾始?ナニソレ食べれるの?』っていうのがクロムウェルの砲塔デザインですよー!! ……いや、ごめん、それはイギリス戦車全般に言えることだった。すまん。 ちなみにこのクロムウェルの車体に17ポンド砲を搭載した巡航戦車、チャレンジャーもあるわけですが。 アレを見て悶絶しない人がいたら会ってみたいものです。 |
|||||
主砲は75ミリでした。まぁそれが有効だったかどうかはともかくとして、75ミリ、76ミリ、76.2ミリ、77ミリという4種類のサイズを並行して採用していたイギリス陸軍は本気で凄いと思います。 まぁ未だにNATO各国と足並みを揃えず、主力戦車の主砲にライフル砲を採用している国なだけあります。 数十年前から偏屈だったんですね兵器開発。 |
|||||
|
|||||
個人的にはスカート外した状態が好きであります。 何かこう、エリートっていう感じで。実車はエリートどころの話じゃありませんけども。 |
|||||
帝国陸軍 九七式機械化装甲歩兵 チハ | |||||
こちらもまたフォローのしようが無い戦車でございます。愛称『チハたん』。 開発当初は仮想敵機だったV号戦車やらBT系とも互角ぐらいの性能だったものの、主砲の装甲貫徹能力はド低いし、 空冷ディーゼルエンジンゆえに機関部が大型化して、九七式の発展冗長性を潰しちゃってるし。 ちなみにノモンハン事件で初実戦を経験したのにその戦訓をまったく活かさなかった(その段階ですでにBT-7に負けてた)あたり、当時の陸軍は本気でアレだよなぁと思います。 |
|||||
この子は全体的にカッチリシャープな感じで良いですねー。 | |||||
頭部はヘルメットから突き出したミミが可愛いですなー。 | |||||
実はさり気なく三つ編みです。こういうところは良い良い。可愛い。ラブ。 | |||||
腰周りには、これまたクロムウェルさんと同じで実車の砲塔周りをイメージした装甲が。 リベットバリバリのこういう造形、ワリと好きです。 あとはこの装甲と、胴体の間の空間とか。 |
|||||
……何か撮ってて『漢らしさ』を感じた一枚。 この脚周りのリベットとか、太腿部に書かれた『志』の一文字とか。カッコいいよチハたん。 ちなみに膝部にあるフックは別パーツになっています。頑張りすぎだコナミ。 |
|||||
主砲口径は57mm。V号戦車より少しだけ大きいものの、短砲身だわ榴弾砲だわで貫徹能力がまったく無いダメ砲でした。 この辺はまぁ『陸上部隊の中核は歩兵』という帝国陸軍のドクトリンのせいもあるんですが。勘弁して欲しいもんです。 |
|||||
ソビエト陸軍 T-34/76機械化装甲歩兵 | |||||
実車はソビエト陸軍が開発した、ある意味奇跡に近い産物です。 ・強力な砲 ・傾斜装甲の採用 ・信頼性の高いクリスティー方式サスペンション採用 ・接地圧を低くする幅広の履帯(一般に言うキャタピラ) ・設計の簡略化による高い生産性 ……など、何かこう『戦車とは』という疑問への正しい解答が全て盛り込まれたような戦車でしてええ。 戦車先進国だったはずのドイツが作ったのがV号、W号戦車で、何故ソ連がこんなすごい戦車を作れたのかは未だに疑問です。 特に、その後のソ連主力戦車の系譜を見るに。 世界のどこの紛争地域にもいますよー、というゴキブリのようなT-55とか。 世界で初の滑腔砲制式採用なのに、他の部分の設計がことごとく狂ってるT-62とか。 『世紀のやられメカin地上戦』ことT-72神とか(ちなみに空はMig-21だったりする。どっちもソ連か。そうか。ところでMig-21のバリエーション全部言える人は存在しますか)。 あぁ、T-64は成功したっぽいですけども。 ……いやもう本当に、何があってこんなの作れたんだろうソ連軍。 まぁスターリングラード攻防戦の最中、包囲されたスターリングラード内でサブマシンガンを開発して、本当の意味で実戦テストを行って、 しかもそれが本当に使い物になるクオリティだった国だからもう驚きませんけども。 ちなみにその銃はコチラ。 もっとも、このT-34も完全無欠ってことは無く、細かい部分の品質は当然のように悪かったし、 無線を装備してる数が3割弱なんで手旗信号が主な通信手段だったりするし、3人乗りなんで車長が砲手も務める必要があったりした関係で、性能的には格下のはずのW号戦車なんかに撃破されまくったりしました。 |
|||||
太腿に連結されている装甲板は、これまたT-34の砲塔部の意匠ですね。 ♪みどりーとーアーカは じーんみんっのっしっるっし♪ ♪24時間たたかーえまっすっかっ! ろうどうしゃー!!ろうどうしゃー!!♪ ……ごめん、何となく思い浮かんだんだ。 |
|||||
脚部の履帯は実車と同様に、幅広のものになっています。 こういう小さいコダワリが嬉しいですねー。 主砲は76.2mmで41.2口径。若干砲身が短いものの、登場当時としては充分な攻撃力を持っていました。 ……ただ殆ど俯角を付けられない(砲の角度を下げられない)とかの欠点もあったんですが。そこは人民パワーで解消です。 |
|||||
何故か金髪ツインテ吊り目です。ソビエトっつーとアッシュブロンドぐらいかなと思うんだけどな……。 でも可愛いからいいや(帰れ |
|||||
おぱんつさまは白でした。 あと尻尾は短い、何系だろうこれ……。 そういえばこの前、エストニアで沼の中からT-34/76が発見されたというニュースもありましたね。 ドイツ軍に鹵獲され、彼らが撤退する際に沼に沈めて使われないようにしたとか。 ……そんなのが引き上げられるだけでも凄いのに、泥を出して燃料入れてやったらエンジンが始動、自走したというから鬼です。 まぁついこの前のユーゴスラビア紛争でも現役だったし、ハンガリーの『ブダペスト動乱50周年記念式典』で反政府勢力に奪われて市内を爆走したりと逸話に事欠かないT-34(ちなみにこっちはT-34/85でした。後述)ですからもう驚きませんが(ぇー)。 ちなみにこのT-34/76の出現は『T-34ショック』と呼ばれる衝撃を各国戦車開発陣にもたらし、 ドイツ軍ではX号戦車パンターの開発に繋がりました。 事実上、『重戦車』『中戦車』『軽戦車』などの分類から『主力戦車』の開発へと一本化を促した面で、世界の戦車開発史の中でも特筆されるに値する戦車です。 ……まぁ戦後の主力戦車はどっちかというとパンター系かもしれませんが(ブチ壊し)。 |
|||||
イギリス空軍 機械化航空歩兵 スピットファイア Mk.X | |||||
実機はスーパーマリン社が開発した傑作機。スーパーマリンというかミッチェル技師かもしれませんが。 まぁ何というか、壮絶な出来の駄作機が多い中で生まれた『蛇の目の傑作機』とでも言うべきでしょうか。 生産機数も23000機を超え、戦後も1960年代まで運用していた国があったりします。 バトル・オブ・ブリテンではハリケーンとともにイギリスの空を守りきった、おそらくイギリス史上もっとも美しい戦闘機だと言えるでしょう。 今回立体化されたX型は、W型で採用されたロールスロイスのグリフォンエンジンから、同社のマーリン45エンジンに換装したものです。補助翼が帆布張りから金属製になったりもしていますが。 |
|||||
ちなみにこのX型、機関銃装備のタイプが色々ありまして。 7.7mm機銃を8挺とか20mm機銃2挺+7.7mm機銃4挺とか。 まぁこの様子を見てるに、XB型(20mm2挺+7.7mm4挺)かな? マガジンハウジングの位置が面白いです。 でもこれだとフォアグリップを掴む腕とマガジンが干渉しそうだよなーと思ったりも。 |
|||||
ネコミミ娘さん。 フライトジャケットの革っぽさとか、よく出てると思います。 |
|||||
脚部エンジンはこんな感じに。プロペラ部は別パーツになっていて、回転が可能です。 さすがにモーター仕込めるほどのスペースはありませんが。 額のゴーグル部はクリアーパーツ製。こういう細かい心遣いは嬉しいですね。 |
|||||
題:『撃墜』 |
|||||
そういえばちょうどいい素材が手元にあったのを思い出して撮影してみました。 使ったのは海洋堂の『ワールドウィングミュージアム 零式艦上戦闘機』から、21型ダメージを。 |
|||||
ドイツ空軍 メッサーシュミットBf109G 機械化航空歩兵 | |||||
実機はドイツ空軍がスペイン動乱で初めて実戦投入した単葉単座・引き込み脚の戦闘機。 そこから第二次世界大戦終了まで、ドイツ空軍の主力機を張り続けた偉大な戦闘機です。 生産数も3万機を超え、戦闘機史上最多といわれています。 ちなみに近代の西側ベストセラー戦闘機、F-4でも5000機ですからね。 ……まぁMig-21という、規格外の戦闘機もあるっちゃあるんですが。でも3万機は凄い。 まぁ『軍用機』としての場合、ソビエトのIl-2が史上最多という噂もありますが……。 今回立体化されたのはG型。エンジンをDB605に換装し、機首上面機銃を13mmに変更しています(機銃変更はG-5型以降)。 |
|||||
G型といえばアフリカの撃墜王、ハンス・ヨアヒム・マルセイユの最後の搭乗機というのが一番に思い浮かんできます。 訓練飛行中に火災発生、脱出の際に尾翼へ体が激突しパラシュートが開かず墜落死。 受領したばかりの新型だった、というのもちょっと辛いエピソードですね……。 まぁG型が悪いわけではなく、『世界最大のエースパイロット』ことエーリッヒ・ハルトマンもこのG型を駆っていますし。 フィンランドのエース、ユーティライネンもこのG型を駆って58機の撃墜スコアを挙げていますから。 これはもう単純に運の問題だったとしか言えません。 |
|||||
顔は髪の毛がサンプルと比べてモッサリした感じになってて残念です。 ただ、うん、いいデコっ娘ですね。 |
|||||
相変わらずスカート穿いてないも同然の短さ。そしてぱんつは白。 | |||||
脚部はスピットファイアと同じでプロペラ部が別パーツ。 尻尾の長さは今回のメカ娘で最長です。 ちなみにこのBf109は航続距離の短さ(670km)ゆえにバトル・オブ・ブリテンで決定的な航空優勢を確保できなかったんですが。 その後、ドイツが劣勢に回ってBf109が迎撃機として用いられるようになると、その欠点は欠点ともならず。 むしろ多量の燃料搭載による重量増加などが無かった分、戦闘においては優勢を確保できたとの話です。 |
|||||
武装はこれ、FG42がモチーフかな? ……というかFG42だよね。うん。 クレタ島の戦いで大損害を受けた空挺部隊からの『Gew43では物足りない(意訳)』という要望に応え、単発オートマチック射撃もフルオート射撃も可で、狙撃銃としても使用できる自動小銃として開発されました。 しかしマガジンは銃の側面に装填する方式だったり、セミオートだとクローズドボルト方式なのにフルオートになるとオープンボルト方式になる等の、ドイツの誇る変態的なコダワリが炸裂した結果、実に中途半端な銃になっちゃいまして。 結果として『高価な失敗作』というのがこの銃の評価だったりします。 その後はStg44に取って変わられたのも当然かなぁ。 |
|||||
あ、あと今回唯一のおっぱいさんですBf109。 決して胸ポケットに入っている装備で膨らんでいるだけではないと信じたい。 |
|||||
Bf109とスピットファイアがあるなら並べなきゃウソだよね、ということで。 | |||||
ソビエト陸軍 T-34/85 機械化装甲歩兵 | |||||
で、こっちはレアのT-34/85娘さん。 見ての通り、T-34/76娘さんのマイナーチェンジですコンチクショウorz ……フィンランド空軍のBf109G、欲しかったなぁ……。 |
|||||
殆どの部分が共通で、変更されているのは腕と主砲部。あと砲塔部が大型化したからか、腰のアーマー部も大型化。 主砲は85mm砲に換装されており、対装甲能力が上昇しております。 実車では主砲の大型化の他に乗員も3人→4人へ増えたことで車長と砲手が役割を分担することが可能に。 車長は指揮に専念できるようになったことで、戦闘力は大幅に上がったといえるでしょう。 やっぱこういう部分はカタログに現れにくいけど、大事ですよ? |
|||||
T-34/85は第二次世界大戦後も東側各国で使用され、朝鮮戦争やベトナム戦争、チェコ動乱からユーゴ紛争に至るまで使われていた辺り、本当に息の長い兵器です。 アメリカ軍のM4シャーマンほど、もはや原型を留めない魔改造に晒されなかったのも…まぁ基本設計がしっかり主力戦車してから、かな? |
|||||
ELECTRO LOLITA 02 | |||||
メカ娘では初になる、現用機テイストの娘さん。 ノーマル5種類の箱に入っているボーナスパーツを組み合わせると完成します。 モチーフとしてはロシアのSu-27とからしいですが、どっちかっちゅーとF-22だよなー。 |
|||||
機首のラインはSu-27、胴体のデザインはF-22っていうのが正確かな? 後部ノズルは二次元ノズルっぽいですね。 |
|||||
顔はかなりのクール系。 あと胴体ですが、肌色成型なので白い部分の塗装を剥がすとステキなことになる予感。 でもチキンなんでやりません(レイナのときにやっといて何を今更)。 |
|||||
で、こちらは手元に出せる分のメカ娘さん@陸上兵器部隊となりますよー。 何かV突さんのカラバリとかもうちょっとあった気がしますし、ついでに言うならY号さんもいるはずなんですがひとまず却下。 理由はめんどいから(帰れ貴様)。 ……しかしシャーマンさん可愛いな……。あとバレンタインのおっぱいぶりは異常。たまらん。 |
|||||
で、こっちは航空部隊さんたち。 こっちもこっちで色々と欠けていますが気にすんなっ☆(爽やかに) ともあれ、これでひとまずメカ娘3のレビューは終了ですよー。 全体的に今回は、表面が妙にテカってたり塗装が厚ぼったかったりで少々クオリティに問題を感じます。 でもこうやって手元に揃えると大満足なんですよねー。 今度はストライク・ウィッチーズのバージョンも出るので、それもそれで買おうと思いますが。 |
|||||
コナミフィギュアコレクション ストライクウィッチーズVol.1 |