アルター 1/8 JINKI:EXTEND
津崎青葉&モリビト2号
さてさてさて。

世に漫画雑誌は数多くあり、そこで連載されている漫画の数も非常に多いわけですが。
当然のように、打ち切りや掲載中止という憂き目を見る漫画も出てきます。
最近なら『ローゼンメイデン』が、コミックバーズ誌上で連載一時休止というコトになっておりまして。
コレに関してはまだ編集部からも作者側からも、理由の説明などはありません。

また、どっかの富樫某という作者がもうすでに某ジャンプ誌上での連載を1年間ほど中断し休載しているワケですが、
さとっちさんは何でまだアイツが漫画家として世に存在しているのか理解できなかったりします。
支持者の皆さん、マゾやねぇ…(しみじみと感に堪えぬ表情で)(佐藤大輔ファンのお前が言うか)(佐藤大輔ファンだから言うんです)。

で。

近年では珍しいハード系ロボット漫画であるところの『JINKI:EXTEND』という作品があります。
第一話にしてヒロインがレイプされる、という衝撃的な展開が話題を呼んだりもしますが、内容自体も面白く。
作者の鍋島志朗氏の病気で休載などもしながら、単行本9巻まで発刊されておりました。

が。

鍋島氏の日記によると、諸々の事情はあったにせよ
『この雑誌でメカにキャラクターとしての人権は無い』と、コミックBLADEの編集長が発言するに至り、
それが契機になったのか、作品の掲載を中止。事実上の連載終了となりました。
この事情を鍋島氏の日記で読んで愕然としたのは1ヶ月ほど前の出来事です。
で、事態が動いたのが一週間ほど前でして。
10社ほどからオファーが来ている、との記述が鍋島氏の日記に掲載され、少しだけホッとしたわけです。
あぁ、コレで『JINKI』は続くんだ、と。リボルテックでモリビト2号が発売される可能性も残るんだ、と。

そういう少しだけホッとした気持ちで、この青葉さんの到着を待ってたワケですよ!!
はい、長い前フリ終了!!!!!

で、この商品はジンキエクステンドのヒロインである青葉さんと、その乗機であるモリビト2号のハーフアクションフィギュアがセットになったものになっています。
顔は相当なレベルで可愛いんじゃないでしょうか。まっすぐ前を見据える、意志の強そうな表情が良いなー。
スシー、テンプーラ、クロカミオトメー、みんなオイシイデース……というのは藤枝雅氏の『いおのさまファナティクス』のネタですが。
さとっちさんも多分に漏れず、黒髪ロングのストレートヘアというのに滅法弱いワケですよ。
どれぐらい弱いかというと防御力が30下がるぐらい弱い。メロメロのキュ〜であります。

で、この青葉さんも実に見事な黒髪乙女っぷり。
その自慢の黒髪は、ABS樹脂で成型されておりシャープなモールドと軽量化を……っておーーーーい!!!

いやまぁ実際のところシャープさとか軽量さとかは見事なものでして、コレが続けばフィギュアの髪の毛ってのもかなり色んな表現が可能になるんじゃないかと思いますが。

……でもね、後述するんですけどね、大きな問題がありましてですね……。
寄せて上げるは女の叡智!!(CV:川澄さん)

なおかつ寄せて上げるだけではなく、スーツの破れ(溶けたのか?)によって肌色が多くてですねコンチクショウ。
もしかして青葉さん、誘ってるんじゃないでしょうか(多分違います)。
そのあふれ出る肌色っぷりはパイロットスーツの下半身へ行っても留まることは無く。
実に良い感じで肌色とスーツのブルーのコントラストがありますね。
で、お尻も非常にぷりんぷりんですなー。
ただ、先述したように髪の毛がABS素材ということもあり、可塑性がまったく無いわけで、必然的に髪の毛に隠れたお尻の全景を見ることはかないませんコンチクショウ。
えぇい、誰がこんな仕様にしたっていうんだ!!確かに黒髪の再現度合いは素晴らしいけどな!!!!!

でもね、やっぱり股間の喰い込みとかもうちょっとじっくり見たかったのですよ……orz
さて、こちらは件のブレイド編集長が人権を否定したメカことモリビト2号です。
青葉さんとセットでの販売となっており、当初は「下半身無可動だって?」と懐疑的なさとっちさんでしたが。

触ってみたらそういう疑念というか不満は殆ど吹っ飛びました。すげえよ、コレ。
可動部は全てモノシャフト、一軸可動でございます。
これぐらいの小スケールとなると、ボールジョイントや挟み込み関節を仕込むより省スペースで済みますし、
信頼性(ポーズ保持力など)も高くなりますからね。
こういう割り切りは素晴らしいと思います。
かなりカクいデザインのモリビト2号。以前海洋堂から山口可動のモノシャフトドライブフィギュアとして発売されていましたが、
今ではもう手に入りませんからねー。
ハーフアクションモデルとはいえ、今回の立体化を楽しみにしていた人も多いんじゃないでしょうか。
こちらがとりあえずバラせる範囲でバラしたパーツ群。
実は胴体の肩部接続軸も別パーツなんですが、外すのを忘れておりました。

まぁ何というか、はっきり言って異常なパーツ数です。そりゃ下半身に可動部仕込めないワケだ…。いや、下半身に関してはスペースとかの関係もあるでしょうけど確実に。
頭部の造形と塗り分けは殆ど完璧で、普通に手にとって遊んでるブンにはまったく問題が無いぐらいのハイクオリティ。
若干左頭部のアンテナが太い気もしますが、真鍮線で造りかえるかな……。
塗装のアホみたいなハミ出しも無く、どこかのバンダイとかコトブキヤには見習って欲しいものです。

特にワンコインといいつつワンコインじゃないTFCを毎月懲りずに発売してるコトブキヤ、な。
あ、いや、MSIAでかなり無惨を晒してるバンダイもそうだな……。
ステキ装備、リバウンドフォール。
アタックモードとディフェンスモードの二種類が付属していますが、どっちも裏側までこだわりまくって作られています。
何だこのモールドの素晴らしさ。
直刀とブーメランが付属しており、どちらもカッチリしたエッジが心地よい。
あと上腕部パーツですが、下腕部との接続角度が異なるものが1つ付属。直刀を切り下げるポーズなんかに効果的ですよ。
頑張れば右腕用のチェーンガンを両手持ちも可能ですが、イマイチ決まりませんね……。

まぁさとっちさんはこの『ロボットが銃をダブルハンドホールド』というのが大嫌いなんですが。何のためのFCSか。
グリップ前部にある安定用のステーは可動。ここはプラ製で、カッチリした造形が良いですね。
この種の銃でステーが必要なのかどうかは別にしてな!(黙れ)
ちなみにサイズとしてはFate胸像コレクションと同じぐらい(ベース除く)です。
何かもう冷静に考えると凄すぎますよ、コレ。
青葉さんとのサイズ比較はこんな感じに。
この小ささでこのクオリティ。凄すぎだ……。

そんなワケで青葉さん&モリビト2号でしたー。
原作の移籍騒動がどう決着するのか判りませんが、こういう商品が出ている限りジンキの火は消えないと信じて見守って行きたいものです。