WAVE フタコイ オルタナティブ
ノンスケール 白鐘双樹&沙羅セット
さてさてさて。
世の中には竜頭蛇尾などという言葉も存在しますが、
『第一話が最高で、それ以後はなんか地味にどんどん失速。しかし終盤での一気呵成の巻き返しは見事だった』
……というのは何という言葉を使えば良いのでしょうか。

そしてそういうアニメだったのが、『フタコイ オルタナティブ』だったりするわけです。
『双恋』にはまったく何も反応しなかったさとっちさんですが、第一話の凄さに惚れ込んで10回ぐらい見ました。第一話だけ。
まぁ中盤は……ゲフンゲフンだったりしましたが、後半のヒートアップぶりは良かったなぁと思ったり。
機会があればまた見直したい一作であります。

で、その作品からヒロインであるところの白鐘姉妹が立体化です。
左が双樹、右が沙羅。
覚えにくい場合はアホ毛で区別すると良いと思います(ぇー

原型担当はアルマイトの荒川泰之さん。 以前レビューした、とら製のいいんちょを担当された方ですねー。
大きさは16cm程度、ということで実質は1/10ぐらいのスケールかな?
まずは双樹からー。第一話でコロッケを作っては売り作っては売りしてたのが印象的な、実に良い娘さんでありました。
右手がぽっかり空いてますが、これは沙羅の持ってるマグカップに手を添えるようになっているからですよ。
小さいマスコットを乗せると非常に良い(ひなたちきさんのレビューが最高でした)感じになったりですよ。
でも私のコレクションでピッタリくるのは無かったので、『おねがい☆たらくコレクション』からプリッチを。
確か樺恋に付属してたものだったかな?
右手はカップに添えるものから、短機関銃を持った物に交換可能です。
……この銃のコトに関してはまた別途。
続きましては沙羅さんで。
アレだ、ホットケーキを致命傷毒物に仕立て上げたのが印象的です(そんなんアリか)。
っというコトで、沙羅さんも右手を交換可能です。
マグカップの後ろに恋太郎の名前が書かれてるのは、芸が細かくて良いですね。
双樹も沙羅も、上着の裾からおなかがコンニチワこんばんわグーテンタークとなっております(何)。
うーん、良いお腹良いお腹。もーちょっと上まで作られてはいるんですが、ココまでがデジカメの限界でした。
で、スカートのキャストオフ機能は無いようなので下の方からお邪魔します。
二人ともおぱんつ様は白でした。うむ、よし。俺に良しお前に良し。うーん、良し。

さて問題ですが、どっちがどっちでしょうか。
スカートの裾は二重構造ですが、内側の薄さは特筆モノ。非常に良いですこういうのは。
ということで、二人揃ってサブマシンガン。

で、持っている銃ですが、MAC10かMAC11、またの名で言うならイングラムM10かイングラムM11です。
イングラムなのは確定ですが口径が分かりません……(分かったら変態だと思います)。
女の子だし、M11……かなぁ。
最初はAAI社で作られてたのが、AAI倒産によりMAC社で生産されるように。
んでそのMAC社の生産が一番多かったので、『MAC10/MAC11』と呼ばれるのが一般的になったりしました。
でも『イングラム』と呼ばれるのが一番多いですかねぇ。

さてさてさて。
このイングラムですが、アメリカの銃器設計者ゴードン・イングラム氏がイスラエルのUZI短機関銃を参考に作った、
小型軽量のサブマシンガンです。
初期のM10では.45ACP弾を使用、マガジンは同じ弾丸を使用するM3グリースガンと共有できる物でした。
第二次大戦中に開発されてナム戦でも現役だったM3のラインを少量なりとも使用できる、ということで……
M3にとって代わりたかったんだろうなぁ。
実際にはその頃、UZIの方が主力だったっぽいですが。

ベトナム戦争では米軍特殊部隊員に好んで使用されたという説もありますが、キバヤシ理論程度に眉唾であります。
まぁ『大型拳銃程度のサイズでフルオート可能、M3を超える利便性ですし特殊部隊にもオススメできまっせ?あとほら、車輌やヘリの搭乗員の自衛用にも良いんちゃいます?小さいし便利ですよ?』ぐらいのセールストークはしただろうと思いますが。

そこら辺からか、あるいは『アメリカの銃は最高だぜ!』という右翼的ガンマニア連中が騒いでるか…で、
『特殊部隊員にも使われた』とかの言葉が出てきたんじゃなかろうか。

……あぁでもしかし45ACPのパワーはバカに出来ないので、やはり極々一部の特殊部隊員も使った……のかなぁ。うぅむ。

で、実用性ですがその小ささゆえにフルオートでの制御などというものは修辞語に過ぎず、
しかもボルトの後退量が小さいためにアホほど早い発射サイクル。
1分間に1000発ってアンタ……軽機関銃であるMG34の発射速度超えてますがな。
マズル部にはサプレッサー用のネジが切られており、サプレッサーを使うのが前提だったっぽいですねー。
静粛性も無に等しく、サプレッサーを付けてやっと実用に耐える物となるわけですが……。
……軍用銃にサプレッサー用のネジいちいち切るかよ……orz
何かそのサプレッサーをフォアグリップ代わりに掴んでコントロールするとかの話もありますが、いくらなんでも無茶だろ…。
サプレッサー必須だったら大してコンシールド性にメリット無いしね。


その後.45ACP弾をやめて9mmルガー弾を使用するM10が開発され、さらにその後.380ACP弾を使用するM11が開発されました。
特にM11に関しては、9mm弾を使用ということでM10よりも小型化されています。重量もかなり軽減されてます。
……まぁ当然のように軽くなるというコトは反動の吸収力も少なくなるわけで、制御難に拍車がかかりまくったわけですが。
しかも何かM11になってからはフルオート限定っぽいし。


まぁ弾丸をバラ撒くだけの粗雑な短機関銃、という感じですなー。
軍用というよりは、マフィア映画とかで待ち伏せして車や人間を蜂の巣にするのがお似合いの気がします(酷ぇ)。
なんせ軍用SMGならクソ重いけどUZIの方が優れてるし、WZ61スコーピオも優秀だし。
ただまぁ9mm弾で32発、.45ACPで30〜40発というファイアパワーは確かに魅力的かも。

……まぁその後のサブマシンガン事情と来たら警察/特殊部隊はH&KのMP5シリーズ大好きだし、
UZIだって特殊部隊用にミニUZIやらマイクロUZIを作ってますし。
ますますMAC10の立場が無くなっていってる今日この頃です……ってさすがに言いすぎたかな!!

でもね、さとっちさんはこの粗雑な短機関銃であるMAC10が嫌いなので勘弁してください(最悪だ)


……さて、閑話休題だ(汗かいた良い顔で)☆

あ、余談ではありますが、パトレイバーの98式の名称も『イングラム』ですね。
押井監督が怒ったんじゃなかろうかとは思いますが、それ以前に98式のデザイン段階で怒ってらしたようです。
っというコトで、同じ荒川さんが原型の小牧委員ちょと。 
頭部の大きさなどを見ると、キャラクターへのアプローチの違いが分かって面白いですね。
で、セット内容には背景ブックも付属していたりします。
基本的にはニコタマの時間帯別画像かな? こういうのはちょっと嬉しいですね〜☆
……実用性の有無は別にして。ええ。

っということで、白鐘姉妹でありました。
これが売れたらゴスロリ仮面も……って無理かなぁ……(苦笑)
ともあれこの出来なら、9月発売予定のノーパン孫策さんも期待できそうですね。
関連リンク:
Happy hobby(原型担当 荒川泰之さんのホームページです)
WAVE ノンスケール フタコイ オルタナティブ 白鐘沙羅 & 白鐘双樹 セット
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