バンプレスト 一番くじプレミアム
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st A賞 高町なのは バリアジャケットVer.
さてさてさて。

無事に劇場版BDの発売日も発表された『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st』ですが、
実にいい感じにブレーキというか理性のタガが 吹き飛んだような 大ボリュームの 立体物が各社からリリース確定し、
いつものように『作る側も買う側もフルブーストで全力全壊』がそこかしこで見受けられるわけですが、
皆様元気に部屋の展示スペースがスターライトブレイカーでしょうか(何)。


まぁフィギュア自体は最近供給がやや落ち着いてきたのか受注期間が長く取られつつあるようで、
そこまで阿鼻叫喚の争奪戦、ということにはならなくなってきたような気がしないでもないかもしれませんが、
本当に気のせいかもしれません何でアルターの真ソニフェイト再販分がもう予約完売してるんだろう
とりあえずアレ届いた人は色々と頭をかかえるといいと思うんだ、うん。


で、そんな立体物展開の中でも特殊な立ち位置にあり、
『店頭での盛り上がり』というものを実に良く構築しうるアイテム、それがバンプレストの誇る凶悪アイテム『一番くじ』

過去にマクロスやらコードギアスやらグレンラガンやらでたくさんの『大きなお友達』を店頭におびき寄せ、
大量の100円玉……ではなく漱石や諭吉を旅立たせていった、泣くも八卦笑うも八卦の『大人のくじ引き』。

今ある在庫分に勝負をかけるか、もう少しだけ待って新しいセットが開封されるのを待つか。
それともカートンで購入して友人とコンプセットを分割するか、あるいはもうサックリとヤフオクなどでコンプセットを購入するか。
そういった繊細かつ強烈極まる駆け引きが展開されるのがもはや風物詩となっております。

まぁ2回でA賞引き当てた萌特化書店員みたいな猛者もいるんだけどね。


今回は今までと違って、色々と調べて入荷する店舗とか時間帯がある程度分かっておりまして。
参戦するかどうかはギリギリまで悩んでいたわけですが、その前日にテレビでやってた『20世紀少年 第3章』を見て、
ラストのあまりにもアレすぎるオチに思わず

「ほあああーーーーん!」

DEVILMANで伊崎デビの野郎が発していたような叫び声をリアルに発してしまい、
「あかん、これでは今週負けやんけ」と思ったところで購入することを決意しましてですね。
一番近くのコンビニ(ちなみに兵庫の山の中の田舎在住です)に電話で入荷を確認したら「入荷する分が全部予約されちゃってまして……」という無情な宣告がございまして。
いやちょっと待てどこに潜んでたんだテメエら……。

そこで一旦気持ちが切れて「あぁ、もう今週は負けでいいや」と思っていたわけですが、翌日は会社の土曜出勤日。
上司がいないんで楽勝こいて企画書作ったりしてたものの、
いつものようにツイッターでダラダラ馬鹿話をしようと思ってもそこに見えるのは一番くじなのはの戦争状況
前日に見た『残酷なのは戦争』の文字がぴったり当てはまる、いやもう本当に壮絶な状況でした。

お陰で居ても立ってもいられず「ちょっとお昼ごはんついでに定期券買ってきますねー」と言い放って日本橋へ突撃、
すでに購入されていたk3さんの助言とかいただきつつサックリ10回ほど引きましての結果はこちらの画像をご覧いただければ。

結局なのはさんは出なかったのでオクにするかー、と思ってたところ、ありがたい申し出をいただき、
雅な某先生からお譲りいただくことが出来まして、今回念願のレビューでございます。
ほんとうにありがとうございました!!!!!
まずはパッケージから。
あらゆるメーカーのなのはシリーズフィギュア(可動物除く)に共通する、大型パッケージっぷりはここでも健在。
前後左右に結構な場所を取る感じですねー(何かを悟ったような目で)。
続きまして恒例の全身グルリ。
スケールは大体1/7といったところでしょうか、1/8よりは大きい感じですね。
レイジングハートを高く掲げ、アクセルフィンを展開したところは変身シーンのイメージかな?

頭身が低いのであんまり大きいようには感じないんですが、実際に飾ろうと思うとなかなかヘビー
ベースのサイズが八角形で比較的小さいのが救い、というところでしょうか(笑)。

しかし出来はかなり良く、好印象のアイテムです。ダメな点はあんまりありません。
引き続きまして上半身。
基本的にはバリアジャケットなので各部にボリュームがありつつも、すっきりとまとまった印象です。
レイジングハートさんが何か妙にいかつい存在感を示しまくっていますが、まぁ気にしない方向で(何)。
顔は可愛らしく作られており、非常に良い造形と彩色。
アイプリントも綺麗ですし、都築さんのキャラデザで特徴的な前髪もしっかり造形として破綻なく落としこんできています。
髪の毛がそこまでガツガツにシャープじゃなくても気にならないキャラデザい、というのも大きいのかなこれは(笑)。

しかしこの開いた口元表現とか、未だに下手なメーカーもあるのにこれはお見事……。
バリアジャケットは少々塗装が荒いところもあるものの、ほとんどアラが目立たない良い出来ですねー。
上着部分にある赤い宝石は中央のもののみがクリアパーツ、他の2つは塗装で表現されています。
裏拳とかで使うと物凄い威力を発揮しそうな篭手部分はメタリック塗装。
間近に寄って見ると、ちょっと塗装仕上げとしては雑ですね。
まぁ離れてみる分にはそれほど気にならないレベルですが……。

ここだけは唯一『ダメ』といえる仕上がりなのが指先部分
成形の都合上、指先が塗り肌表現なんですが、どうしても粗さが目立つ結果になっています。
まぁレイハさん握ってるんでそんなに目立たない(レイハさんに目が行く)んですけども。
なお右手も同じく塗り肌でした。
 左手に高く掲げているレイジングハートさんは当然ながら別パーツ。
アルターの破壊神なのはさんが持ってるレイハさんと並べてみましたが、驚くべきことに、

長いほうが 一番くじの レイハさんです。

何でアレよりもデカイんだよ!!!!!!!!!!!!(笑)
造形はかなり良い感じですが、やはり少しだけ甘いところも目立ったり。特に彩色は仕方ないけどね……。
中央部分の宝玉はちゃんとクリアパーツなのが嬉しいところです。
アルター版と見分けが付かなくなったら『長くてチャンバーの角度が低い方が一番くじ』と見分けましょう。
下半身はアルターのアレと同様にスカートが翻りまくっている、それでいながら普通のアングルだとぱんつ見えない、そのあたりのさじ加減が素晴らしい。


スカートはこれまた出来が良く、宝石部分はクリアパーツで再現されている他、裾の部分のエッジもぴしっと決まっています。
アクセルフィンはクリアパーツ成形。ダボ穴は結構大きいので外しての展示は難しいです。
しかし表現はこれがなかなか良い感じなのですよー。ちゃんと上下前後への広がりを意識して作られています。

シャープすぎてぶっ壊しそう、とかの不安に駆られないのも良い良い。
ベースはミッドチルダ式魔法陣の一部が描かれたところに『NANOHA』と記された、ちょっとうれしい仕様ですね。
ピン2本で左足裏とがっちり接続されます。
ゆかりんおぱんつ見えそう、だったのが『おしえてAtoZ』のPVだったわけですが、この一番くじなのはさんもまた
「なのはさんおぱんつ見えそう」というこの素晴らしいバランス感覚。さとっちさんはこういうの撮影してる時が一番テンション上がるとか何とか。
ということでスカート内にマクロレンズ突っ込んで撮影してますなのはさんおぱんつ。
リアルにやったらどう考えても犯罪です本当にありがとうございます。


なお『この場合は犯罪じゃないけど変態だよね』というツッコミは受け付けておりません

スカートは軽やかに脱衣可能。
別に何を無理する必要もなく、開封した時点で「ここ分割あるよー」とビニールが挟まっていますので、
誰でも安心して一度はなのはさんスカート脱がせが体験できる仕様です。9歳状態としては初じゃないのか。
5年間もレビューサイトなんぞやっている関係上、今まで相当な数のおぱんつフィギュアを撮影してきたという記憶がありますが、
未だかつてここまで『ようじょぱんつ』をガッチリと再現しやがったメーカーさんは無かったように記憶しています。
いやまぁさとっちさんの守備範囲外だけだったのかもしれんけど!!!!!
それでも!!これは!!!何だこの作り込み!!!!!!!

ちょっとだけ塗料の飛び散りがあるのが惜しいですし、胴体との境目の処理の甘さは「うーん」という感じですが、
間違いなくトップクラスのガチようじょおぱんつ造形。
さすがにこれに興奮したら色々とまずい気がしますのでコメントは差し控えつつ……いや、これは本当すごい。
アルターの破壊神なのはさんと並べましてー。
アルター版はしかし本当にどう考えても『ヒーロー』とか『スーパーロボット』な造形なので、
この一番くじなのはさんが普通の魔法少女に見えるぜ……(ダメなのか)。
っということで、一番くじのなのはさんでしたー!!!!

……いやだなぁ、あくまでも屋内撮影ですよ(目を逸らしながら)?

冒頭でも言ったとおり『残酷なのは戦争』という過酷な状況にもかかわらず、
これをゲットできたことは本当にありがたく。
雅な某先生、まことにありがとうございました!!!!!
実は一番くじ自体の購入はこれが初だったわけですが、予想以上の出来の良さで驚きました。
これ普通に売ってたら買うレベルだよね……。あぁ、いかん、また変に守備範囲が広がってしまう!!!!!(こう言うのを嬉しい悲鳴といいます)