グッドスマイルカンパニー ねんどろいど
フェイト・テスタロッサ The MOVIE 1st Ver.
さてさてさて。

公開規模は小さいながらもその熱狂っぷりは他の追随を許さないままに駆け抜けて、
ヤフオクでのフィルムブックマーク出品戦争も壮絶なことになっていた『魔法少女リリカルなのは The Movie 1st』ですが、
立体物方面もこれまた壮絶な事になっているのはアルターの小魔王なのはさんのレビューでも書いて……ませんね。書いてなかった。

まぁ劇場版なのはだから、ということでもなく、今のところ多分世界で一番『俺の嫁認定』『俺の妹認定』されているであろうフェイトちゃんの立体物ですから、特にソレがfigmaだろうがねんどろいどだろうがアルターの1/7スケールだろうが、異様な速度であっという間に完売、というのが最近の傾向でございまして。

なのでまぁ色々と手練手管を尽くして予約を確保するのが最近の日課になってもおりますが、
このねんどろフェイトさんもとりあえず無事にがっちり確保できておりましたー。
……まぁね、予約しすぎてワケわかんなくなって、ソフマップ店頭で予約したと思い込んで発売日に店頭行ったものの「あれ、予約票ねえな」→通販で予約してたことを失念してましたという、ちょっとばかりドジっ子属性を発揮しちゃったのは秘密だぞっ☆
まずはパッケージ内容を一覧でざざっと。
かなりミッチミチに詰まっておりまして、重量感では今までのねんどろいどシリーズでも指折りです。

まぁ、その重量が良い影響ばっかりってなことでもないんですが……。
まずは恒例の全身ぐるり、といいたいところですが4カットだけ。
キャラが大好きなワリに熱意が足りないのは、ちょっとアイテム的に問題が……。

個体差かもしれませんが、頭部が非常に重いため首のジョイントが重量に負けて、
勝手に上を向いてしまうのが、ウチにやってきたねんどろフェイトさんの症状でして。
正直、ここはもうちょっと考えて欲しかったなぁと思いますね。 ツインテールがPVC成型なので重い重い……。
フェイトさんのインテリジェントデバイス、バルディッシュはアックスフォームとサイズフォームが付属しています。
両方共に宝石部分はクリアイエロー成型で、非常に良い感じ。
金属部分もメタリック塗装が施されていて、重厚感が素晴らしいです。

……っていうかこの作り込み、どう考えてもねんどろいど仕様じゃねぇ……っ!!!!!
ねんどろなのはさんと同様に、肘を曲げた状態の腕パーツが付属しているため、バルディッシュを両手で構えさせることも可能。
表情パーツは右に目線を振りつつ口を開いて裂帛の気合を放っている状態に変更しています。
バルディッシュ・サイズフォームへは、シリンダー状の部分を交換することで差し替え可能。
刃の部分はクリアイエローのプラで再現されており、グラデーションも掛かっているのが嬉しいところです。
顔パーツは非常に可愛く、丁寧に作られています。
前髪の分割なども丁寧綺麗。

ただ、先述の通り、ツインテールがPVC成型のため非常に重いです。
特に頭部後方に位置している関係上、首のジョイントにかかる負荷がかなり大きく、それ故に首がぐいっと上を向いてしまいますね。

また、マントも特に固定されているワケではなく、首と胴体の間に挟んで頭の重みで抑えているだけなので、
簡単に落っこちます。首の向きを変更するだけでも落っこちます。すっげえストレスで、もう、撮影中ちょっとね……。
そしてなのはさん同様、フェイトちゃんにも目を閉じているフェイスが付属。
フェイトちゃんの変身シーンといえば、やはり最終決戦に赴くシーンが印象深いですからこれは嬉しいところですね。

ちなみにさとっちさんはあのシーンでバルディッシュの男気も含めて、泣いた。
胴体はおへその部分に微妙な凹みがあったりで、相変わらずねんどろフォーマットと言いながら妙な力の入りっぷり。
手袋や上腕部分の塗装なども、非常に良い感じの塗装&ディテールです。
スカート内側は、残念ながらというべきかそれとも喜ぶべきといべきか、なレオタード。

脚部は膝を曲げた状態のパーっつも付属していますが、今回は使用していません。
劇場版の隠れMVPと呼んでもいいであろう、フェイトちゃんの使い魔アルフさんは犬モードで付属。
figmaの制服Ver.への付属といい、アルフさん連続立体化おめでとうございます!!!
ねんぷちでもラインナップされますし、さぁ、あとはスケールフィギュ……figmaでいいです。
フェイトとのサイズ差はこんな感じ。
なのはさんに付属したユーノと同じぐらいのサイズです、ということで、あくまでもイメージサイズですね。
ユーノと同じサイズのアルフっていうのも見てみたい気がしないでもありませんが。
最後は当然のようにねんどろなのはさんと並べまして。
しかしなのはさんと並べる、となると、グレイブモードが付属しないのが惜しまれるよなぁ……。
ガチ大火力のぶつかり合い、という、『魔法少女としてはなにか間違えてるけどある意味正しい大バトル』を再現したいと思ったりするわけですよ、ええ、レビューに反映するかどうかは別として。

っということで、ねんどろいどフェイトさん劇場版でした!!!
出来は良いし、オプションとかにも気をしっかり使われているんですが、それ故に首の関節の弱さが……。
そこでガッツリとモチベーションを持っていかれまして、なんか色々惜しいなー。
ただ、関節さえ何とかできれば十分に魅力的極まる一品なので、再販とか掛かって欲しいところですね。