グッドスマイルカンパニー 1/8
フルメタル・パニック!ふもっふ? テレサ・テスタロッサ スク水Ver.
さてさてさて。

さとっちさんが人生で始めてDVDを初回限定版で全巻購入した忘れられない作品『フルメタル・パニック!ふもっふ?』のブルーレイBOXの予約開始を祝して、ということではありませんが、スク水テッサの再レビューでございます。

……まぁコトブキヤとアトリエ彩がタッグを組んだ『MODE LOCK』なる、どう考えてもコケる要素満載というか確定のシリーズで、
ARX-7アーバレストM9ガーンズバックの立体化を控えたタイミングでもありますが。
どうしてアトリエ彩は他社の失敗から学ぼうとしないんでしょうか……。
いえ別にこちらのフトコロが痛むわけではないので別に良いんですが、……ねぇ……?(何)
だってABS製だから塗装には気を使うし加工は面倒だしそれ以前に肉抜き穴バリバリだし値段高いしさぁ!!!!!
880円定価ってそれあんたバンダイのHGUCシリーズに喧嘩売る気なのかもしれないけど絶対負けるから!!!!
それなら原型製作をアトリエ彩にしてコトブキヤから1/72とか1/60サイズでプラキットリリースした方が絶対に安全パイだと思います。

そんなこんなで冒頭いきなり景気の悪い話から突入しましたが、いやそれは別にさとっちが酔っ払ってるからではなく、
このテッサの持っている『FN P90』という銃の不遇な状況とも絡めた高度なテクニック……にするつもりだったんですが、
ごめんなさいついつい自分を抑えきれなくなりました
っということで、まずは全身グルリ。 いつもより枚数が圧倒的に多いのは、上半身との区別がほぼ不要だからです。
サイズは1/8ですがかなり小さくまとまっており、スク水って良いなぁ……とシミジミ思ったり。
いえ、本当にもう何というか、スク水フィギュア自体が少なくてですなぁ……。あくまでもさとっちルームの話ですが。
顔はちょっとクセがあるかな?というところですね。特に鼻梁のラインがちょっとシャープすぎる感じ。
眉間から口の角へいたるラインに薄っすらとエッジがキマってしまっており、角度によっては整形っぽく見えてしまいます。

とはいえ顔は可愛らしく仕上がっていますし、『明るい笑顔』のテッサのフィギュアというもの自体が稀少ですしね。基本文句はありません。
前髪のシャープさも非常に見ていて気持ちいいです。 ただ肌のテカリはちょっと気になるかな?
その他、髪の毛とか首周りとか腕周りとか。 左手の造形が何かすごく好きですねぇ。これは良い良い。
「あとはおへそが浮いていれば完璧であった……」とシミジミ呟いてしまいたくなるテッサ魅惑のボディライン。
若干ロリ体型なところを飾る紺のスク水がもう何かたまりません。やっぱりスク水は紺に限る。青とか邪道だぜ!!!
さーーーーて今回も今回とて行きましょう!!!
控えめおっぱいであろうとそれがステキならば迷わず行くが男の道よ!!!ッせーーーーーーーーーーーーーーーのっ!!!


    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 おっぱい!おっぱい!
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 スク水!おっぱい!
  (  ⊂彡
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   し ⌒J


ということでおっぱいですよスク水おっぱいですよ!!!
組合せとしてはそりゃもう極上ですよだってゼッケンに名前入ってるんだぜ!?
本当にもうどこの誰がこんなエロコスチュームをデザインしたのか(注:日本古来の物件です)問いたくて仕方ありません。
やっぱりここでも肌のテカリが気になるけど基本満足な脚周りっ!!
いやもうアレだな、スク水だからこそ栄える腰〜フトモモのラインのステキっぷりが炸裂します。

何かもうアレですよねー、よく「今の知識を持って昔に戻りたい」とか言いますけど、今の知識を持ったまま昔に戻ったら絶対に小学校とかで大変なコトをしでかしそうなんで、さとっちさんはやや自重したいと思います。
だって体操服とかブルマとか上履きとかリコーダーとかスカートめくりとか制服とか制服とか制服とか、もうねもうね!!!!!
我慢しろと言う方が無理なぐらいで、それであれば触れる事叶わぬ記憶のままにしておく方が世界の平和に貢献すると言うものですよ!!!!!(注:冷静に自分のダメさを見つめているというよりは根っから腐ってる感があります)


はい、とりあえずここまでがフィギュアのレビューとなりまして、以下は銃に対して語りたくて仕方ないさとっちさんの、
やや痛々しい銃語りとなります。
さてさてさて、今回の目玉である『FN P-90』でございます。
ベルギーのファブリック・ナショナル社が開発したPDW(パーソナル・ディフェンス・ウェポン)であり、サブマシンガンとはまた別個のカテゴリに分類される火器ですね。主に軍の後方部隊や航空機・車輌搭乗員の装備としてこのカテゴリの銃が開発されましたが、
現実にはアサルトライフルと拳銃の組合せが多くなり、PDWが軍用として活躍しているという話は殆ど聞きません。この理由は後述。

スペックから説明していきますと、全長50cmで重量が2.8kg(マガジン除く)。
通常のサブマシンガンは9mm径の拳銃弾を使用しますが、このP90はライフル弾のような形状をした独自の5.7mm×28弾。
貫徹力に優れつつも弾丸自体が軽量、かつ重量配分の妙によって軟対象への命中後は横倒しとなり、
貫通力を抑えられるという特徴があります。
装薬量も拳銃弾並のため、ライフル弾ほど反動が大きいわけではありません。
ちなみに『装薬量が拳銃弾並なのに、どうして貫徹力が高いのか?』というと、ライフル弾とのような形状なので、
極小さい面積に対しての威力集中が起こるため。
……人体に命中したら体内に残留して運動エネルギーを使い切るため、マンストッピングパワーは凶悪です。

つまりサブマシンガンでは貫通できない防弾チョッキでも撃ち抜けつつ、貫通による二次被害は食い止めるということ。
とはいえ、5.56mmNATO弾などの小銃用ライフル弾には及びませんので、金属プレート入りのボディアーマーなどには基本的に無力。
ですが全長を短く出来て取り回しの良いブルバップ形式で、殺傷力が高く貫通被害を抑えられるという意味では、
立て篭もりやハイジャック事件などへの対処に向いた火器だといえます。
ペルーの日本大使館立て篭もり事件の際には、ペルー軍の特殊部隊が屋内に向けて発砲しているシーンが中継されましたが、
アレは実質FN社のCMみたいなモンでして……。
P90の特徴として、射手の利き手を選ばないアンビ構造とブルバップ形式の採用と、変わった形状のマガジンが挙げられます。
チャージングハンドルもセレクターレバーも左右両方にあり、どちらの手でも操作可能。
ブルバップ形式は射撃時に空薬莢が射手の顔を直撃する可能性(特に左利きの場合)があり、それがネックになっていますが、
P90では薬莢の排出口をグリップ下部に設け、真下に落とす事で解決しています。ただ、脚に熱い薬莢が当たるという欠点もあります。

マガジンは銃本体の真上に位置し、水平に装填する方式。
このフィギュアではさすがに再現が難しかったようですが、樹脂製でクリア成型されているため残弾の確認が容易です。
マガジンへ弾丸を装填する際には、弾丸が90度水平回転する構造となっているため、装弾数は驚きの50発
通常のサブマシンガンやアサルトライフルで30発程度であることを考えると、圧倒的ともいえます。
もっとも、マガジンの構造が特殊なため、マガジン自体を落としたりすると内部で弾丸が暴れてしまうとの話。
その場合は一度マガジンから弾丸を全て取り出して、再装填しなくてはいけません。
その装填にしても通常の銃とは違うため、熟練していてもリロードには手間取ります。一度グリップから手を離す必要もありますしね。

ダブルハンドホールドする際に左手を添えるのは、グリップ前方のハンドガード。
銃口の真下に位置してしまうため、少しだけ怖いかもしれません。
グリップ下部の平らになっている部分が排莢口。ショルダーパッドを肩に当てると、脇の下を通って薬莢が落ちていくような感じです。
全体的にゴツい印象のP90ですが、電動ガンで一回握ってみると予想以上に構えやすくて驚きます。

ちなみに実銃を採用した部隊では管理厳重だったとか。
その理由は「もともと特殊部隊用に開発されたものであり、民間に出回って犯罪に使用されたら警察などの防弾装備が役に立たなくなる」という理由だったりします。
もっと言うなら弾薬自体も特殊なため、管理は超絶厳重だったとか。訓練以外で持ち出したら処罰とか。訓練では薬莢全部回収とか。

さて、実績ですが……この見た目と機構の革新性は市場に受け入れられたとは言い難いものでした。
従来の銃とは互換性の無い5.7mm×28弾を使用するため採用する側の拒否反応は大きく、価格も高いためにごく限られた部隊でしか採用されませんでした。
FN社は5.7mm×28弾を使用する『FN-Five Seven』という拳銃も合わせてリリースしていましたが、
それでもやはりまったく新しい口径の装備を導入するのは難しかったようです。
そうなると余計に価格を下げる事が出来ず、採用する側にもメリットがなくなる悪循環。
値段が高い弾丸を訓練で撃ちまくるわけにはいきませんから、隊員からの信頼を得る機会も少ないままでした。
結局は本家ベルギーなどでも採用されず、フランスの一部特殊部隊ではつい最近まで運用されていたようですが、
それもこの9月で終了してしまったようです。

結果として民間用のスポーツモデルが発売される事となったわけですが、当然ながら仕様は変更。
・弾丸の貫通力を低下させる
・フルオート発射機構を廃止する
・ライフルとしての規格に合うよう、バレルを延長する

ということになりました。
バレルが延長されたのは、法律で8インチか12インチ無くては認可されないから。
容易に隠して携行できるようなサイズのライフルはダメ、ということですね。
ただ、結果として銃身長が伸びたため、集弾性は大きく上昇しています。 まぁブルバップの意味はなくなりましたが……。

ちなみに月刊Gun誌での射撃レポート記事を読んでいますと、実射した人の話では
「俺が頼るならこのP90より断然M4だな!!」とのことでしたorz


……そんな景気の悪い銃ですが、やはりこのSF的な、一発で分かるスタイルと他に例を見ないシステムは、映像・ゲームで大人気。
直接的にP90ではなくても『P90的デザイン』の銃は非常に多く、近未来ライフルデザイナー業界に一石を投じた、実に功績の大きな銃であると言えましょう。
まぁホラ、『ジャッジ・ドレッド』で使われたH&KのG11よりは圧倒的にカッコいいですし。あれも凄い銃ですけどねぇ……。
何せ史上初のケースレス弾採用アサルトライフルですもん。
っということで、グッスマのテッサでしたー。
『フルメタル・パニック!のフィギュアといえばアトリエ彩』、という風潮にもなってしまっていますから、ちょっと悲しいところです。
グッスマがもう一回このシリーズを復活させてくれないかなーと本当に思いますねぇ。

まぁメカの方では先述したコトブキヤとアトリエ彩のアレ(アレ扱いですか)以外にも、アルターから『アルメカ』シリーズの第2弾として、
1/60スケールでアーバレストがリリース決定していますし、リボルテッk……いや、どうなるか判らんなアッチは。シリーズ自体が

っということで、なにやら不景気な話に始まり、不景気な話で終わったような気がするレビューですが、まぁたまにはこういうのも……。