海洋堂 Fate胸像コレクション
『少年エース 07年3月号特別付録 双剣 【凛】』
『コンプティーク 07年3月号特別付録 剛刃 【イリヤ】』
さてさてさて。

気が付いたらもう『Fate/stay night』の発売から3年が経っていました。マジか。
Fate/hollow ataraxia』の発売、アニメ版『Fate/stay night』の放映、少年エースでのコミック版連載開始、同人誌なんだか一般小説なんだか判らないぐらいハイクオリティな『Fate/Zero』の発売、と様々な仕掛けを行いつつ、その人気は衰えを知らないFateワールド。

フィギュアも大量に発売され、TFCもガンガン発売されているわけですが。
意外に今までなかったのが、このような『ヴィネット』スタイルの造形物だったりしますね。
ぶっちゃけ、アルターとグッスマから(ユージンは思い出しません)発売されているTFCはアホほど出来が良いものの、
そのベースの大きさもアホかと思うぐらい大きいワケでして。
なかなかこう、大量展示に向かないにも程がある商品仕様だったりするわけですよコンチクショウ。

そんな中、海洋堂と出版社とアニメイトが手を組んでやらかしてくれました。
小サイズ、ヴィネット、胸像ということで。
こういう部分は海洋堂、得意ですね。『王立科学博物館』とか。

で、何故か発売延期になったPS2版『Fate/stay night 【Realta Nua】』の初回限定版に付属するはずだったセイバーさんをすっ飛ばし、凛とイリヤが誌上に出ることとなりました。
……まぁ作品内でも、凛の登場自体はプロローグからあった訳ですけども。
かなりイメージよりの造形となっている遠坂さん。
ちょっとロリ気味の顔ですが、真面目さと険しさを備えた凛々しい顔つきでもありますね。
ぶっちゃけ、机の上に飾っててかなり惚れそうになります。
髪の毛のハイライトは以前さとっちさんが激怒した朝比奈みくると同じで塗装により表現。
しかしまぁこういう小サイズのものなら逆に違和感ないんですよね。むしろ大サイズだと変さが際立ちます。

あと顔は前から横から見ても死角なし。ちょっと左側から見ると苦労人ことアーチャーが見えます。
……アーチャーです。
まだ和風堂から発売された自分のフィギュアが、売れ残っとるとです…。


という言葉がまず浮かんできた私は、白花雨&ぐりーんぺっぱーさんのファンだったりしますよ。
いや、何かこうシックリ来すぎだよな。

とはいえネタとしてどうこう以前に、塗り分けもキッチリとされていて好印象。
凛を包み込むように広がる干将・莫耶。
微妙に内側へ向かって湾曲していて、ラインが非常に美しいです。
モールド、ディテールなども文句なし。

まぁ本編ではムシャクシャしたから凛を慎二にくれてやった、というシーンもあったんだけどな!!(それは触れてやるな)
台座はカラドボルグUをモチーフに作られており、コレもまた印象として非常に良いですね。
ブルーのラインもかなり頑張って塗られているんじゃないでしょうか。


何故このクオリティが大サイズフィギュアで出せないのかと小一時間(以下略)。
……ごめんなさい。何かこう色々とブチ壊しの一枚もとい二枚になりました。
何でこう、つくキャラというのは破壊力が高いんだろう。
で、こちらはアインツベルンのお姫様。
姉だったり妹だったりロリだったりブルマだったりレディだったり無邪気だったり悪魔だったりで、実は一番Fateキャラの中でも評価に困るキャラじゃないでしょうか。ラブなのは確定してるんですけども。
Fate/Zero』ではとうとう年齢も判明したわけですが、そこら辺どうなんでしょうかイリヤ好きのしろがねさーん?(狙い撃ちかよ)
イリヤを守る城壁と、みんな大好き虎眼先生(違います)。

イリヤとバーサーカーと言えば、やはり本編凛ルート『Unlimited Blade Works』の、アインツベルン城戦が印象強いですね。
不退転戦鬼と化し、自らの身体を盾にイリヤを守りつつ、ひたすらに前進してギルガメッシュを倒さんとするバーサーカー。
その戦いの結末の、あまりの悲しさに思いっきり泣かされたのは良い記憶です。


そう言っておきながらバーサーカーを『虎眼先生』と呼ぶ辺り、我ながらどうなんだろう。
顔は可愛いですなー。榎木さんのロリっぽいキャラ造形がピタッとハマった気がします。コレは良い。うむ。
で、これまた色んなモノをブチ壊す一枚で。
……やっぱりつくキャラって怖いなぁ(しみじみと)。

でも一番怖いのは、このサイズでこのクオリティだという点でしょうか。普段何やってんだ海洋堂。
そんなワケで、Fate胸像コレクションから凛とイリヤでしたー。

出来のほうは非常に良くて大満足。
3月に発売のFateコミック版単行本第3巻に付属するライダーさん、そしてPS2版Fateに付属するセイバーの出来も楽しみですね。



でも一番楽しみなのは桜がラインナップされる日ですよー(´▽`*)
あぁ楽しみだわ本当に。そう、さとっちさんは桜がラインナップされないのを悲嘆するのではなく、

桜がラインナップされる日のために、このシリーズをレビューするのです