コトブキヤ 1/12
新世紀エヴァンゲリオン 綾波レイ BMXトリックVer.
さてさてさて。

前も色々と書きましたが、商品展開で暴走しっぱなしのエヴァンゲリオンフィギュア界。
特に、アスカはまだしも綾波に関しちゃ何がどう綾波なのか判らなくなる程度に色んなシチュエーションでの立体化が行われており、
もはや正体を無くしていると言っても過言ではありません。

その一因になっているコトブキヤさんがまたまたやってくれました。
ガレージキットのコラボ企画であるコラコン、そこで立体化されたフィギュアが色々とPVC完成品化されていく中で、
どこにどういう必然性があるのか良く分からないけど立体物としちゃ凄すぎるクオリティだった綾波のBMXトリックVer.。
模型誌のイベントレポート記事で見て「すげえけどこいつぁ絶対に完成品化されんだろうな……」と思っていたんですが、
今回、その期待を裏切って見事に完成品化されちゃいました。どこまでいくんだコトブキヤ。
顔は微笑を浮かべつつ、の綾波さん。こういう顔をするキャラじゃ無いような気がするなー、と思いつつ、しかし綾波がこんなBMXトリックをする事自体がそもそも想像できねえという現実の前にはワリとどうでも良くなるよな!!(ぇー
前髪はそこそこにシャープですが、後ろ髪とか即頭部はある程度までシンプル化されています。
自転車と綾波の固定は左手と後輪で。左手は接着されておらず、軽く握らせるだけになります。
逆に後輪と足首はガッチリ接着。ダボ+接着なので安定感は高いです。
神は細部に宿る。

本来の意味はどうあれ、この言葉がピッタリ来てしまう自転車ですよ。全体はプラスチック製(ABSじゃないと思います)で、精密感は非常に良い感じ。
サドルの裏側、ハンドル周り、この辺のカッチリ造形+塗り分けの精度も高いです。
自転車の前輪・後輪は回転が可能となっており、左手とグリップを分離させれば前輪を設地させられます。
ついでに言うならハンドルを左右に振ることも可能となっており、何ていうか本当に無駄なところにこだわってる(誉め言葉です)なぁコトブキヤ、というところでしょうねー。
あ、ペダルも回転可能だったり。ここまでくると、ブレーキレバーが可動だったりサドルが上下動したりしてもおかしくないよな!!
スカートはものごっついミニのチェック柄。
こんなんで自転車に乗ってる時点でデフォルトパンチラ確定ですが、うむ。ナイス。
で、スカートとマフラーは脱着可能。
スカートは個体差かもしれませんが、ちょいと分割するのに苦労したりしました。
そんでもってパンツは白。あんまりコダワリの無い白パンツですなー。ディテールもそんなに凝ってないのが、1/12の限界かな、と。
スケールの近いまほろさんと。
ただ、まほろさんは1/10スケールというコトもあり、ちょっとだけ大きかったりしますね。
また、まほろバイクは金属使用に対し、綾波自転車はオールプラということで、重量感は全く違います。
スケールとしてはこんな感じ。
アルターのTYPE-MOONコレクションとほぼ同一サイズです。
こうなってくると、フィギュアの値段っていうものについていささか深く考え込んでしまいそうになりますな……。

ともあれ出来は非常に良いしそんなに場所も食わないので、卓上インテリアとして置くのにオススメです。
……ただまぁ何回も言いますが、いい加減に綾波とアスカだけじゃなくてマヤさんとかマヤさんとかマヤさんを出してくださいマジで。