バンダイ S.I.C.極魂 仮面ライダーギャレン
さてさてさて。

平成ライダー作品で最高のネタキャラといえば、やはり『仮面ライダー剣』に登場したギャレンというか橘さん。
ありとあらゆる人に騙され「オデノカダダハボドボドダァ!!」と叫び戦闘の恐怖に怯えまくり、
ジャックフォーム対決では剣崎に惨敗し、睦月からはどんどん見下され、
見せ場といえば「小夜子ぉぉぉぉぉーーーーーー!!!!!」と叫んでのバーニングディバイド(通称バーニング小夜子)を除けば、何というか、こう、笑いのポイントだけだという……。何か書いてて悲しくなってきたな。

まぁ実際のところ、橘さんことダディから銃使いライダー苦難の道が始まったというか、
北岡さんで稼いだ銃使いのカッコ良さを全て消費しつくしてマイナス領域に突入したというか……。
あんまり書いてもアレなので(書いても書いても足りなくなる)、このへんで切り上げますが。

で、先日発売された極魂のブレイドキングフォームに引き続き、リリースされたのはそのギャレンさん。
無印のブレイドを買い忘れて、ワイルドカリスも買ってなくて、キングフォームしか手元にない状況なんですが、
まぁとりあえず買っておくか……ということでサクッと購入いたしました。
まずはパッケージから取り出した状態で。
本体を除くとギャレンラウザー、トレイOPEN状態差し替え用のパーツ、手首3つというシンプルっぷりです。
全身グルリと言いたいところですが基本的に左右対称なので4方向だけで。
基本的にはSICアレンジなので、あんまり新鮮味はありませんね。
サイズはいつもどおりの極魂サイズですが、肩アーマーがボリュームあってがっちりした印象。
頭部はちょっとばかり可愛い印象になっちゃっていますが、目の小ささがそういう印象を持ってきてるのかな……。
複眼はちゃんと内部の蜂の巣モールドも再現されており、ヒカリの当て方次第でちゃんと内部が見えますね。
胸部プロテクターやショルダーアーマーは結構丁寧な出来になっており、
クリアパーツなども使われて良好なクオリティ。
ただし、パーツの組み合わせ構造上の問題故に腕の可動範囲は物凄く狭いです。
腕を前後・横方向に水平位置まで持ち上げることが出来ないため、アクションポーズに物凄い制約が。
肩アーマーが凄く邪魔をしてるんですよね……あと肘の可動範囲も狭いのは非常にネック。

※追記:フォロワーさんから「うちのは水平まで上がるよー」という言葉があったので個体差かもしれません。
下半身の可動範囲は安定しており、膝立ちぐらいは可能となっています。
ギャレンラウザーはかなりゴツイですねえ,こうしてみると(苦笑)。
とは言え塗装やモールドはかなり良い感じなので,特に不満点はありません……グリップもPVCなのでへニョへニョな点ぐらいかしら。

まぁ正直なところ水平射撃も出来ないので、「この距離ならバリアは張れないな!!!」ぐらいしか出来ないというか。
バーニングディバイド再現するには2体必要だしな!!!

そんなわけでこのギャレン、恐ろしくプレイバリューが低い一品となっています。
トレイオープン状態には、ギャレンラウザーのグリップ部分をまるごと交換する形。
とはいえ、左側しか塗装がされていないので、逆方向から見るとちょっとアレなことに。

また、カードを持っている手首パーツは右手だけになっているのが残念。
何かしらね、この痒いところに手が届かない感じ。
ということで「頑張ってかっこいいポーズを取らせよう」と思うよりも、
「ナズェミテルンディス!!!!」のシーンをやらせておくだけでいいんじゃないかな。
正直こういうポーズが一番ダディらしいし。ダディっぽいし。

っということで、極魂ギャレンでしたー。
正直、上半身の可動範囲が狭すぎて遊べないなぁという印象が拭えず、どうにもこうにも厳しい評価になりますが、
ネタ要員(しかも物陰に立たせておくだけ)としてはかなり良好な出来&価格なので、平成ライダー好きとしては抑えておいても良いアイテムですね。