バンダイ S.I.C.極魂
仮面ライダーブレイド キングフォーム
さてさてさて。

バンダイの仮面ライダー可動フィギュアシリーズの三本柱となっているのが『S.H.フィギュアーツ』と『S.I.C』、
そして最近のタイトルながらも着実に数を増やしてきている『S.I.C.極魂』シリーズ。

どれも過去のライダー作品からの立体化が多く、『子供自体に買えなかった・買ってもらえなかったあのヒーローが!!』
という20代とか30代の財布をゴリゴリとこじ開けてくるような凶悪ラインナップではあるものの、
極魂については価格的にも安いので、まぁそれほど強烈な爆弾ではない印象がありますね。
とはいえ、アイテム数が増えるとそんなんあんまり関係無くなってきますが……。

で、本家SICでもラインナップが元気だった『仮面ライダーブレイド』シリーズのライダーも、
此処へ来て極魂シリーズにラインナップが進んできておりますが、ジャックフォームをすっ飛ばしてキングフォームが発売となりました。

本家のSICでも非常に良いアイテムとの評価もありましたが、こちらも負けず劣らずの良アイテムに仕上がっておりまして、
いやまぁ早速開封して良かった良かったと。早速つっても発売から10日ほど経過しておりますが
っということでサックリとレビューですー。
まずは恒例の全身グルリ。
極魂サイズのため10cmに満たないながらも、非常にボリュームがあってゴージャスな印象ですね。
背中にはキングライザーをマウントさせることができるので、その状態で撮影しています。

安定感はあり、普通に立たせる分には何の問題もありません。
頭部はSICアレンジがかなり効いている強面ですが、出来は非常に良好。
複眼はちゃんとクリアパーツを使用して再現されています。
後頭部もつるりとした形状ではなく、ちゃんとモールドが入っているのが良いですね。
13体のアンデッドと融合したフォームということで、両肩・上腕部・太腿・膝・脚部と右前腕部の11箇所にカテゴリー2からQまでのアンデッドシンボルが追加されています。胸部中央にはキングの紋章が。
ちゃんとそれぞれの形状が異なっているのは、このサイズながらもお見事。
脚部は楽に立て膝が可能か可動範囲。接地性も比較的良好です。

武器は重醒剣キングラウザー(左)と、醒剣ブレイラウザー(右)が付属。
手首は撮影していませんが、両手ともに握り手と開き手が付属しています。開き手はちょい中途半端。
キングライザーは非常に良いボリューム感。
ブレイラウザーも良い感じではありますが、手首の保持力が全然なので構えさせることが出来ない、といっても過言ではなく。

ただ、どちらも塗装は片側だけなので、見せられるアングルは限られてきます。
肩アーマーが大きく、肩〜胸〜背中にかかるデザインの関係上、腕の可動範囲は殆どありません。
肘がロールするぐらいですが、これはちょっとポージングには厳しいところ。
キングラウザーはグリップ部分もPVC成形のため、ちょっと柔らかさが気になりますね。
二刀流がバッチリ再現出来るのは良いものの、ブレイラウザーのポロリっぷりが半端無いため、
ロイヤルストレートフラッシュのポーズとかは決まりませんね……。
手首自体をちょっとキツめに修正してやったほうがいいかもしれません、というか、余裕がある人はやりましょう。
あまりにも勿体なさ過ぎます……。
っということで、極魂のブレイドキングフォームでした。
ワイルドカリスを購入していないため最終回を再現できないのは残念ですが、まぁ仕方ない。
製品自体で残念なのは腕周りの可動範囲ぐらいのもので、目立った不満点はありませんでした。

動かさずに素立ちポーズでも十分な威圧感と豪華さが感じられますし、アイテム的には非常に満足なものですねー。
こうなってくるとジャックフォームも欲しくなりますが……いつ出るかなぁ……。



あ、レンゲルさんも一応考えておいてください