バンダイ S.I.C.極魂
仮面ライダー555 オートバジン
さてさてさて。

『仮面ライダー』と名前がついているものの、バイクにあんま乗ってないやんけ、というツッコミを毎年入れたくなる平成ライダーシリーズ。
クウガ、アギトあたりではバイクアクションが割と豊富でしたが年々減少傾向にあり、実に悲しいところです。
『仮面ライダー THE FIRST』とか『仮面ライダー THE NEXT』では大興奮できたんだけどなぁ。

特にシリーズ第三作目の龍騎に関してはもう、存在意義が全く見いだせなかったりしますしね……。

そんな平成ライダーシリーズのバイクマシンの中で一番有効に使われたであろうマシンは、やっぱりクウガのトライチェイサー(ビートチェイサー)とこのオートバジンじゃないかなぁと思うんですね。
まぁバジンの場合は半分ぐらい萌えキャラというか、『使えないけど憎めない』というか。
とはいえディケイドでもちゃんと夏美を助けたりしていて、活躍したと呼ぶにふさわしい扱いでもありましたし、
まぁ『愛されている』マシンだとは思います。間違いなく。

で、今回S.I.C.極魂シリーズ初のバイクマシン立体化となったのもその証明かなぁなどと思いつつ、
ファイズ大好きっ子としては絶対に買わなくちゃいけないよねーということでサックリ予約いたしました。
店頭を見てると大人気で完売してるようで、いやぁ無事に確保できてよかった良かった。

……ただ、何故か同時に予約したし同時に発売されたアクセルフォームがまだ届いてないのよね……。おのれディケイド。
パッケージ状態はこんな感じ。
ブリスターにワイヤー固定されていますが、かなりミッチリ詰まっているうえ、重量感も良い感じです。
取り付けを行ってやる必要があるパーツは左右のグリップとビーグルモード時のステップ、スタンド、
あとはバトルモード時の平手パーツだけ。
なかなか気張った作りですね、良い良い。

(画像ロールオーバー)
まずは恒例の全身……じゃないな、全体ぐるり。
スケールは1/15ぐらいになるのかな?Figmaに合わせるにはちょいと小さいサイズです。
ただ、サイズを感じさせない作り込みは一級品で、タイヤのトレッドパターンやエンジン部分、
フロントフォークのサスペンションなどは実に見事なものです。

基本的にはこの状態からバトルモードへの変形が可能。
フロント部分はクリアパーツを使うなど、きっちり作りこまれています。
グリップは別パーツになっており、アングル変更が可能。ここはファイズエッジになることもあり、着脱可能です。
一見しても変形機構があるとは思えないボディ周り。
前後の車輪は共に設定をしっかり再現していますね(前輪はシールド、後輪はホバー機能)。
前輪は左右に角度変更が可能。
ハンドルが連動しないのはちょっと寂しいところですね。
先日発売された極魂ファイズを組み合わせての展示が可能。
ファイズは平手を使ってグリップに手をかけてやりましょう。
バジンの本体左側に停車用のスタンドが付けられるため、ファイズを組み合わせてもしっかり安定します。
ファイズといえばナイトシーンが鬼カッコいい、というキャラクターですのでそれっぽく。
figma di:stageのクリア版を使ってやっています。
で、オートバジンのバトルモード。
色々パーツを外して付け替える必要はありますが、基本的には完全変形です。
プロポーションは良好、足首もカカトパーツが展開されるため、リアヘビー気味のバランスも気になりません。
ただ、このサイズでの完全変形となりますので、少々タイトというか無理をするところも多いです。

また、塗装と可動部が固着してしまっている箇所もあると思われますから、説明書を見ながらデザインナイフなどで丁寧に切り離してやりましょう。
特に股関節を左右へ引き出す箇所は鬼門です。

……と予防線を張っておりますが、つまり変形シークエンスを撮影しょうかなぁ、とか思ってはいたものの、あまりにも面倒だったのでサックリ断念しましたごめんなさい。
可動範囲はそれほど広いとは言えませんが、基本的にはノタノタ歩いて敵を殴るか、
ホバー飛行して空中を左右移動しながらマシンガンを撃つかだけ、と言ってもいいので、
あんまり気になりませんね。

……いやまぁ違うな、空中を左右移動しながらオルフェノクもろともファイズを撃ち殺す勢いでマシンガンを撃つだけ、だな。うむ。

ボディの左右に空いている穴(バトルモードの左肩上部)がちょうどfigmaの支柱にぴったり合うので、飛行シーンの再現も簡単です。ちょっと重いけど。
劇中でのサイズ差とはちょっと違っていますが、バジンの胸にある黄色いエンブレムを押すとバトルモード→ビーグルモードへ。
その逆も然り、だとは思うのですが、劇中ではそういうシーンなかったな……。

まぁバジンさんって基本的には勝手に変形してやってくる子だったんで、うむ。バトルモード初登場からそうだったし。
ファイズにファイズエッジを持たせる際にはバジンのグリップを外しましょう。
ファイズエッジ自体はバトルモード、ビーグルモードのどちらでも関係なく使用可能です。

冷静に考えるとファイズエッジ二刀流、というのもできたんじゃないかなーと思いますが、無かったな……。
figmaスタンドの支柱をバジンの左側ボディに差し込む(2本)と、ジャンプするシーンが再現可能です。
バジンに乗りながらフォンブラスター、というシチェーションは実は劇中で一度も無かったんですよねー。
あったのはあの存在感がすげえ微妙なジェットスライガーだけ、という……。
っということで、極魂のオートバジンでした!!! 

平成ライダーシリーズ中でも屈指の印象を持つバイクマシン(というか555以降あんまりバイクが活躍していない)ですし、
今回のリリースは嬉しいところですねぇ。
あと出して欲しいのっていうと……カブトエクステンダー&ガタックエクステンダーぐらいでしょうか。
あぁ、でもクウガを出すならトライチェイサー(またはビートチェイサー)とゴウラムのセットは欲しいなぁ。