バンダイ S.I.C.極魂
仮面ライダーファイズ
さてさてさて。

悪名高い最終回で名を一躍馳せたディケイドで一区切りし、『仮面ライダーW』が新たな平成ライダーの第一弾となっている現状ですが、
ディケイド以前の作品群を今更ながら見返す日々です。いやぁTSUTAYAの宅配レンタルって便利よね。

んでこの前劇場版までひっくるめて全部見終わったのが『仮面ライダー555』:なんですが。
話自体は良くも悪くも敏樹脚本全開で
・「たたたたっくんオルフェノクが!』→5秒でワープしてくる巧
・行動原理が理解できないキャラクターたちというか平成最悪ヒロイン真理
・木場さん悲劇のヒロインすぎると思ったら終盤一気に株が暴落
・終盤は『怒涛の展開』という名の視聴者置いてけぼり
・平成ライダー史上最高にどうでもいい扱いだった最強フォーム&最強武器

など、いろんな意味で目が離せない要素満載でした。

ただ、悪い点ばかりではなく海堂さんがカッコ良かったり、ファイズの必殺技は平成ライダー史上屈指のカッコよさだったり、
三原がマジ役に立たない子だったり北崎も花形も
『美味しく食べられましたー☆』だったrごめんそれはダメ要素。

あと『夢の守り人』は平成ライダーのエピソード群の中でもトップクラスに良いエピソードだったり(これはガチ)で、
良くも悪くも忘れ難い作品ではあります。

で、ならば立体物はといいますと今じゃ放映当時の立体物は手に入らないし、SICで発売されたファイズもプレ値だし……。
ディケイドでファイズ熱が再燃した人間には少々辛い日々が続いておりました。
ところがSICのダウンサイジングブランド、『S.I.C.極魂』シリーズにファイズがラインナップされました!!!
ファイズ大好きッ子(というかカイザ大好き)の某しろがねさんと喜び合ってからあっという間に発売となりまして、
さとっちさんには珍しく発売日前に日本橋でゲットしましたよー!!!
まずは恒例の全身グルリ。
基本的には左右対称なのであんまり面白くないかもしれませんが(苦笑)。
サイズは極魂シリーズというコトで10cm程度。 しかし小ささをまったく感じさせない情報密度と塗装精度です。
素立ちでもビシッと決まっているのが素晴らしいですねぇ。
S.I.Cの弱点である『関節が各部の重量に負けてすぐにヘタる/自立できない/パーツが落ちる』という悲劇も、
このサイズですし脱着パーツも少ないしで、全然気になりません。
肩〜腕部の可動範囲はそれほど広くありません。肘は90度程度曲がる他、ロール軸が仕込まれています。
腹部は回転軸と前後へのスイング軸が存在。左右への傾きは殆どありません。
首は左右への可動がありますが、上下には殆ど動きません。
クリムゾンスマッシュのポージングには少々マイナスですね。

(画像ロールオーバー)
本来左右対称のデザインのファイズですが、SICアレンジで微妙に各部の意匠が左右で変更されています。
コレはコレでメタルヒーローっぽくてカッコいいですね。
ファイズの特徴である、内側に同心円が配置された複眼部分はクリアパーツうを使用で実にシャープな仕上がり。お見事。
サイズの制約上可動箇所と範囲は限られてきますが、自然な立て膝が可能な下半身。
ここまで曲げられるというコトは……後半をお楽しみに(何)。
付属品一覧はこちら。
上からファイズエッジ、フォンブラスター、ファイズショット(中央)、平手、ファイズポインターとなります。
ファイズといえば豊富なツールが魅力的なキャラだけに、ほぼ全部付いているのが嬉しいところ。ファイズギアボックスもあれば完璧でしたが。

いずれも非常に小さい(ファイズショットに至っては1cm四方以下)なので、紛失にはくれぐれもご注意を。
まずはフォンブラスター。
ファイズフォンを横方向に曲げることでレーザー弾(正確にはフォトンストリーム弾)を発射する銃になります。
入力コード103でシングルモード(単発)、106でバーストモード(3バースト)の切り替えが可能。
劇中だと無造作に撃ってる印象が強く、かつ中盤からは殆ど使ってた記憶がありません(苦笑)。
あぁ、北崎デルタのジェットスライガーとの勝負では頑張ってたかな?

フォンブラスターを持たせる際には平手を使いますが、あまり保持力は高くないので要注意。
また、説明書によるとファイズのベルトからファイズフォンを取り外す必要がありますが、どうもウチのはガッチリと固着しておりまして……。
続けてファイズエッジ。
オートバジンのハンドルグリップを引き抜いて使用する剣で、劇中ではみられませんでしたが4段階の出力調整が可能とのこと。
コレを使用した必殺技は『スパークルエッジ』。
ファイズエッジを振るってエネルギー波を相手に放ち拘束、そこへ斬撃を重ねる技でした。
劇場版『仮面ライダー555 パラダイス・ロスト』では零距離からのエクシードチャージ2連発でサイガを倒した技でもあります。
あのシーンはトップクラスにカッコ良く、めっちゃ燃えましたねぇ……。
可動範囲が優秀なので、ファイズエッジ両手持ちも可能です。劇中では殆どありませんでしたが。
右足脛部に接続するのはファイズポインター。トーチライト型ツールで、敵のロックオンに使用します。
立て膝が可能なので、劇中でのコネクトシーンを再現できるのが嬉しいところですね。

Exceed charge……
右足脛にファイズポンターをセット後、ファイズフォンの『ENTER』キーを押してフォトンストリームを右足に集中、
その後に腰を落とし、右脚の上に腕を乗せて力を溜めた後にダッシュ、
ジャンプして一度空中で両足を揃えてロックオンするのが巧ファイズのクリムゾンスマッシュ。
…・・・こうやってみると空中で脚をそろえるのは微妙だなぁ(汗)。でもあの構えシーンはガチでカッコいい。
その場で立って相手に右足を向けロックオンするのが木場ファイズ。
余談ですが、劇場版ディケイド『オールライダー対大ショッカー』でのディケイドファイズもこのスタイルでした。
ロックオンした相手に放たれた三角錐型のエネルギー波の中心へ飛び蹴りを放つ必殺技、クリムゾンスマッシュ。
個人的に一番印象的なのはクロコダイルオルフェノク戦での水平クリムゾンスマッシュ→落下グランインパクトの流れ。
鳥肌が立つぐらいにカッコよかった!!!!!
着地シーンイメージで一枚。
どの必殺技でも、相手を倒した際には赤いφマークが空中に刻まれます。
ファイズは必殺技の一連の流れがどれも非常にカッコよくて困ります。
平成ライダー中(W含まず)で一番カッコいいキックはこのクリムゾンスマッシュ、次が龍騎のドラゴンライダーキックかなぁ。
カブトのライダーキックはカウンター中心、なおかつ回し蹴りということであれも大好きだけどね!!

ランキング的には
555>龍騎>カブト>>クウガ=アギト=ディケイド>>キバ>ブレイド>電王かな
響鬼はキック技無いので除外。
電王もキックメインじゃないので実質ランク外だしなぁ。となると一番印象薄いのはブレイドか……。
唯一と言ってもいい不満は、ファイズショット(デジカメ型ツール)が付属しているのにグランインパクトが再現できない点。
平成ライダーには珍しくパンチ技なのに、勿体無い……。
アクセルフォーム初登場の際も強烈な印象を与えてくれた技ですし、アクセルフォーム発売時には是非とも!!!


……と思ったんですが、魂ウェブの商品ページによるとですね、

【セット内容】
●仮面ライダーファイズアクセルフォーム本体
●ファイズポインター
●ファイズフォン


少し泣いた。
通常のSICとのサイズ比較に、ということで電王ソードフォームと。
こいつも開けて撮影しないまま塩付けだなぁ(汗)。
サイズはほぼ半分以下ですが、出来に遜色ないのが素晴らしい、というか何と言うか・
いずれ全ライダー出していただきたいものですねー。

っということで、極魂の仮面ライダーファイズでした!!!
出来は大満足、あとはグランインパクトさえ……と思いますが、まぁサイズ的に仕方ないか!!でも悲しい!!!
とはいえ次はアクセルフォームとバジンたんとブラスターフォームが出ますし、いやぁ良い時代になったものです!!
是非ともカイザとデルタも出して欲しいなぁ……あとサイドバッシャーも。変形可能で(無茶な)。