バンダイ S.H.フィギュアーツ
仮面ライダーW サイクロンジョーカー
さてさてさて。

毎年毎年デザインが発表される度に「これは無いわー!!!!!」と叫んでいる気がする平成仮面ライダーですが、
特に今年に関してはその傾向が強く、見始めてからここまでドハマリすることになろうとはまったく想像しておりませんでした。
デザインの斬新さではディケイドも大概そうだったけど、さらにその上を行ってますからね……。

ストーリー的にも『魔弾戦記リュウケンドー』のように、一つの街を舞台にしたことで、
人間関係や街の模様が上手にギミックとして生かされていたり、
一貫して『ガイアメモリ』というアイテムが話の軸になっていることで、その恐怖が持続していったり、
霧彦さんが第二話から生尻を露出したり、本当に風になって「き、霧彦さぁぁぁぁん!!!!!」だったり、
伊坂先生が本当にもう変態とかいうレベルを超越してて見ていて清々しかったり、と、色々と見応えがありすぎます。
あと冴子さんはさとっちさんの中でビッチ認定されました。霧彦さん完全に過去の男かよ……。

それでも従来であれば「あぁ、W面白いなぁ」とは思いつつ玩具を購入することは無かったろうと確信できるんですが、
『魂フィーチャーズVol.1 in大阪』に参加してしまったのが運の尽き。
(詳しくはレポート10本をご覧ください)
実際に商品を手に取れる体感コーナーでこのWを触ってしまい、「え、こんなにシッカリしてるの!?」と驚かされました。
今までそんな良い印象が無かっただけに、プラス方向への振れ幅がハンパなく大きかったわけですね……。

で、気づけば店頭からあっという間に消滅していたこのサイクロンジョーカーも、
ジョーシンキッズランド日本橋店の新規改装セールに乗じてサックリ購入してしまいました。

劇中ではWへ変身する際の基本フォームであり、スピードとパワーのバランスが良いタイプではありますが、
それゆえに決定打にも欠けるし、敵の出方を調べるための威力偵察的なフォーム扱いされており、
「翔太郎、こういうタイプには○○だ!」とか「なろぉ!!」の言葉ひとつで他のフォームになってしまう、
そんな切ない立ち位置ですね(遠い目で)。

「翔太郎、こういう時はサイクロンジョーカーだ」っていわれる日は、きっと来ない(ぇー)。
まずは恒例の全身グルリ。
いつものフィギュアーツフォーマットなので、特にいうことはありません。
落ち着いた色合いの左半身と、メタリックグリーンが美しい右半身の対比が面白い。
右半身お金色はシャンパンゴールドで、ド派手ではなく落ち着いた印象ですね。

(画像ロールオーバー)
頭部は複眼部分がちゃんと二重構造。内部のモールドが見えるのも嬉しいところです。
サンプル品だと「デカクないか?」と思っていた角も、いい感じにしっくり来るサイズになっていますね。
胸部のラインも丁寧ですし、かなり劇中印象に近いと言えますねー。

……このクオリティがディケイドでも発揮されていればね……。
腕・肩の可動範囲は広く、ほぼ90度まで肩を跳ね上げることが可能。
肩プロテクターは可動部分に干渉しない構造です。
上方向だけではなく下方向にも肩関節がスライドするので、メタルシャフトなどを持たせる際にはこれが活きてきます。
ハードボイルドは背中で語る、ということで。
マフラーは普通に垂れ下がった状態のものと、たなびいた状態のものがそれぞれ付属。
ジョイント部分はちょっと軸が細かったりするので、交換には注意しましょう。 
第一話のアバンタイトル部分で印象深かった、大きく翻ったマフラーまでは再現出来ませんが、
『風』を感じさせるこういうオプションは良いですねぇ。
このWで非常に好みなのが、この脚部ラインの美しさ。
直立状態だと、非常に綺麗にラインが繋がっており、可動部があることをまったく感じさせません。
膝関節は可動範囲も広く、膝立ちも余裕です。
ワリと膝立ちになってメモリ差し替えしている印象があるので、これはまぁ嬉しいところ(笑)。
Wドライバーはかなり良い感じの塗り分けになっています。
可動ギミックなどはありませんが、さすがにそれを求めるのは酷ですね。
イッツ・ショータイム!!!のポーズですが、最近あんまり見ないよね……。
ただ、このポーズでもちゃんと自立するのが本当に凄い。
……何にもまして最近見た記憶が無いマキシマムドライブ『ジョーカーエクストリーム』。
流石にあの技の再現度の高さでは、真っ二つギミック搭載のアレに敵うものはないでしょう(苦笑)。
「さぁ、お前の罪を数えろ!」と言ってるワリに悔い改めさせることも数えさせることも無いままフルボッコにしてませんか翔太郎、というツッコミにも最近慣れてきましたが、それ用の手首も付属。
左右あるのでフィリップVer.も可能です。
Wはナイトシーンも栄えると思うんですが、あんまりありませんね……という名目で、アンダーライトで。
こういうのは撮っててすごく楽しい(笑)。
っということで、S.H.フィギュアーツのサイクロンジョーカーでした!!
イクサで感じた出来の良さはさらに磨きがかけられている印象で、オプションが少ないながらも実に満足。
本気で他のフォームも全部集めたくなりますね(お前その横の二体はどういうことだ)。
あと魂フィーチャーズで展示されていた、ハードボイルダーも早く発売にゴーサインを!!是非!!!!

アクセルとかも欲しくなりますが、ソレ以上に、ナスカドーパントが出て欲しいところだなぁ……。