バンダイ S.H.フィギュアーツ
仮面ライダーW 仮面ライダージョーカー
さてさてさて。

放送開始当初のちょっと微妙かもという印象を吹き飛ばし、
鮮烈に一年間を駆け抜けてみせた『仮面ライダーW』もこの日曜日でとうとう最終回。
今年は前番組だったディケイドの編成上、Wの最終回が8月の終わりと共に……ということで、
例年公開されている夏の劇場版とちょうどクライマックスを合わせる事が可能になり、
その結果として本編クライマックス直前→劇場版で大盛り上がり→テレビで最終決戦、という非常に美しい流れが実現することとなりました。

このレビューを書いている段階(公開日とはまた違うのよこれが)ではまだ最終回を迎えていないものの、
劇場版『仮面ライダーW forever A to Z 運命のメモリを探せ!』を見た翌日ということもありまして、
まだまだまだまだクライマックスの余韻にバリバリで浸っておりまして……。
その後にあった関西玩具サイト管理人オフ会でも語ったしね!!!(笑)

とにかくもう作品公開のタイミングと本編の盛り上がりがシンクロしたことで、
非常に美しい流れになった上、『今までの積み重ねてきたこと』が実を結ぶというカタルシスを非常にうまく発露させた、
平成ライダー市場でも最高クラスの映画作品だったと思います。


で、今回は関東『だけ』で開催された魂フェスで先行販売され、9月3日から受注が始まるというえげつないアイテム、
劇場版ライダーであり風都の切り札、最後の希望となった仮面ライダージョーカーです。

関東の戦友(ガイアメモリの人)が確保して下さり、コミケで受け取ることが出来まして本当にもう感謝……。
でも「映画を観るまでは開けれねえ!!!」と思いぐっと我慢しておりまして、
やっとこさ開封レビュー出来ました(笑)。YODAさん本当に感謝です!!!!!
まずはパッケージ状態ですが、イベント限定品ならではの『店頭を意識してないデザインっぷり』が素晴らしい(笑)。
魂WEBの受注生産は普通のフィギュアーツ準拠なだけに、これはうれしい誤算。
ぶっちゃけるとセット内容はこんな感じ。
ジョーカーのエンブレム入りベースが付属するのが凄く嬉しい。
あとはサイクロンジョーカー準拠の手首パーツが一通り付属しています。
そして恒例の全身ぐるり。
センターの銀色ラインがなくなり、黒がメインでアクセントに紫と赤と銀色、というシンプルなカラー構成です。
本体の黒はフィギュアーツの各ジョーカーフォームとは違い、マットブラックで落ち着いた質感。
ともすれば安っぽくも見えたサイクロンジョーカーと比べると、断然こちらの方が好みなのは秘密だ(笑)。
上半身メインですが、かなりボディのツヤがなくなっているのがわかるでしょうか。
フィギュアーツのダブル(ファングジョーカー除く)でネックになっている頭部造形も、このフォームだと気になりませんね。
まぁダブルって言うかジョーカーなんですけども!!!!
腰のベルトはきっちりロストドライバー。
メモリもちゃんとジョーカーなのが嬉しいところです。
「どうやら切り札は常に俺の元へ集まるようだぜ……」 「変身…っ!」

変身ポーズはちょっとブラックっぽい感じもありましたが、落ち着いた印象ですねー。
桐山さん自身が考えた、「自分だけのライダーの、自分だけの変身ポーズ」だそうです。
あそこからのBGM:『運命のジョーカー』でのバトルシーンは、もう、悔しさすら感じるほどカッコよかった(笑)。
劇中のポーズに近づけると右腕で顔が隠れちゃうので、ちょっとだけ目線をこっち側に振ってます。
「行くぜ、ファイヤーガール」

ここから探偵事務所を飛び出して川でのアクションシーンに移るわけですが、もう背筋震えっぱなしの涙出っぱなしでした(笑)。
『ジョーカー!マキシマムドライブ!!』
『ライダーキック…!』

実はWとしては初めての直線型片脚キックなライダーキック。
ヒートに対してはほぼ互角の戦いを展開し、そこから仮面ライダーの代名詞でもあるこのライダーキックへ。
そりゃテンションが変な方向に極まりすぎて客席で震えるってなものですよ!!!(笑)。
ジョーカーと殴り合いさせるためにマスカレードドーパントが欲しくなりますね!!!
20体ぐらい揃えたい……魂WEB限定でも構わん。次郎さんヘッドをつけてくれればそれでいい!!(落ち着こう)
ヒート戦で大笑いしそうになった威嚇合戦「フガー!!」
あれ、フィギュアーツで中村さん出ないかなぁ(このためだけにか)。

ヒート戦での「行くぜ、ファイヤーガール」といい、メタル戦での「マッチョメン」といい、
フィリップのツッコミがないから翔太郎節が全開です。
これが爽快感でもあったんですが、テレビ版の最終回では悲しい印象になっちゃうんだろうか……。
『ジョーカー!マキシマムドライブ!!』 「ライダーパンチ…!」

声を抑えた感じで少し低めに言うのがジョーカーのポイントですね。
メタルに終始押されっぱなしで埃まみれになりながらも、決して勝負を諦めない翔太郎の覚悟が素晴らしかった。
だからこそ、ここで決まったカウンターライダーパンチ……っ!!!
圧倒的劣勢を跳ね返して勝利を掴む拳の一撃、ここのカタルシスは本当に素晴らしかった。

あ、ヤラレ役はメタルっぽい人がいなかったのでG4さんで代用してみた!!!
魂STAGE ACTW(ジョーカーカラー)がもうこのジョーカー専用の台座すぎて困ります。
後ろに差してるジョーカーメモリはダブルドライバーのものなので、T2仕様じゃないのがちょっとだけ残念。
このへんは予約してる『ライダーグッズコレクション2010』付属のT2ジョーカーを待ちますとも!!!
……っていうか予約開始3日で受付終了とかそれどんなプレイよ……。


何はともあれ、フィギュアーツの仮面ライダージョーカーでした!!!
劇場ライダーかと思いきや最終回では翔太郎一人での『仮面ライダー』として戦う姿が見えた(予告段階です)など、
実にバンダイさんの販促展開が恐るべき鬼っぷりを発揮しているわけですが、
とりあえずもう本当にこの時点で入手できて良かった……物凄い大きな借りを作ってしまった感もありますが(笑)。