バンダイ SDX
マスクコマンダー
さてさてさて。

幼い頃に欲しくて欲しくて、それでも買ってもらえなかったあんなアイテムこんなアイテム。
大人になって『今なら買える!!』と思っても、それらも相応のプレミアが付いててなかなか買えない……ということもあり、
それでもやっぱり欲しいよなぁ、でも高いよなぁ、という『買うた止めた音頭』を踊り狂っている人も多いんじゃないでしょうか。

さとっちさんの場合はそれがやっぱり『SDガンダム』になるのでございまして、
特にBB戦士では無く『元祖SDガンダム』のアイテムなんですよねー。
魅力的なアイテムが多いながらもやはり値段が高く、なかなか買ってもらえなかったうえに、アイテムとしての生産期間も短く、
今じゃもうまんだらけとかヤフオクで探してみても「……ぇっ」というぐらいの驚き価格が設定されてるのが当たり前。
なかなか苦しい時間が続いてきました、ここ10年近く。

……ところがそんな状況をぶち壊すのがバンダイ。
バンダイというか、作り手側の趣味全開で商品リリースしてるコレクターズ事業部。
バンダイが『およそ考えつく限りの無茶とバカな商品展開をやらかす企業』と呼ばれるようになった、
その原因の8割ぐらいはこの部署にあると思うんですよねコレクターズ事業部。

特にSDガンダムキャラクターを、今の技術と蓄積されまくったギミックを注ぎ込みまくってリリースする『SDXシリーズ』は、
本当にもう、強烈極まるオッサンホイホイのアイテムとなっておりまして、
アルガス騎士団のリリース決定とか聞いた時には危うく会社で変な歓声を上げるところでした(未遂です)。

で、ナイトガンダムシリーズとGアームズの二本柱でやってるSDXシリーズの、
Gアームズ側の新アイテムとして出たのがこのマスクコマンダー。
当時からやはり強烈な人気を博したキャラクターですし、今見ても恐ろしくカッコいい、魅力的過ぎるデザインは、
当時購入出来なかった(してもらえなかった)人間の心を鷲掴みどころか握りつぶす勢いでございまして。
そらもう予約開始になった時点で画像があろうがなかろうが突撃せにゃなるめえよ!!!!!という勢いで予約しました。

……ちなみにコマンドガンダム買ってないんですけどね。キャプテンも買うつもりないんですけどね(ぇー)。
まずは恒例の全身ぐるり。基本的に左右対称なので8方向じゃなく5カットで。

モチーフがスーパーガンダムということもあって、かなりのボリュームがあるマスクコマンダー。
前後左右共に大ボリュームで、なおかつ仕上げも丁寧なため非常に見応えがあります。
敵役というにはあまりにも格好良すぎるマスクコマンダーのフェイスは非常に丁寧な仕上がり。
額の球状部分にはクリアパーツがあしらわれていて、印象を引き締めていますね。

(画像ロールオーバー)
頭部が大きく可動範囲がちょっと心配にはなりましたが、ちゃんと左右スイング・上方への跳ね上げも可能。
この辺は昔のガンソSDガンダムでは無理だったギミックだけに嬉しいトコロですよねー。
わかりにくくて申し訳ないですが、肘には金属シャフトによる可動軸が設けられており、70度程度まで曲げられます。
武装を持たせる際にこの可動が本当に生きてきますね……。

(画像ロールオーバー)
肩のバインダーはウイングが展開可能。
バーニアの造形・塗装も非常に綺麗で、見応えがあります。

(画像ロールオーバー)
マスクコマンダーの主武装である高出力ビームスマートガンは大ボリュームでの立体化。
サンプルではメタリック塗装がされていましたが、今回は残念ながらほぼ無塗装、成型色オンリーになっています。
銃身下部のフックとセンサー部分だけは塗装されていますが……惜しいなぁ。

グリップは付け根部分で若干左右に動くので、保持させる際も『干渉して持たせにくい!!』などのストレスが軽減されてるのは嬉しい。
ヒートホークはグリップを引き出すことでビームガンに変形。
刃の部分はちゃんとシルバー塗装されていて、良い質感です。
ただ、やっぱりここも欲をいうなら成型色じゃなく塗装にして欲しかったかなぁ。
マスクコマンダーのパーツを外すとガンダムMk-Uに。
ティターンズ仕様のガンダムMk-Uがモチーフですね。
マスクコマンダーの時にはバックパックに隠れて見えませんでしたが、ヒートホークは背中にマウントされます。
目のパーツは表情の異なるものが4つ付属。
ちょっとひさしの部分にかかるめの縁取り面積が大きいかなー、という印象ですね。
個人的にはもう少し黒の面積が小さい方が好みです。

あと『にせガンダムMk-U』用のモノアイパーツも付属してるのは、本当嬉しい(笑)。
にせガンダムMk-Uのモノアイはスライドレールが設けられており、左右へモノアイ壱を変更可能です。
いや、これはちょっと予想外でした(笑)。
……っていうかにせガンダムMk-U、えらいカッコいいな……っ!?
マスクコマンダーの肩バインダー・背面ユニットをハンブラビに装備させることで『ICBMハンブラビ』に。
ビームスマートガンも装備させることが出来ますが、あまりにも縦に長くなるので1カットだけで(苦笑)。
どのユニットもかっちり固定されて、動かしても全然ストレスがありません。
スタンドに展示するための延長用支柱パーツも付属しており、展示も問題ないのが嬉しい。
一緒にならべてみるとこの高低差(笑)。
武装は少ないものの、かなりのプレイバリューで色々と遊べるアイテムですね。
っということで、SDXのマスクコマンダーでしたー。
子供の頃に憧れた(そして買ってもらえなかった)アイテムですし、今この時代に手に入るは本当に嬉しいところです。
Gアームズをリアルタイムで経験してない人には新しいアイテムとして、手に取ってもらえるのも良いですねー。
カッコいいデザインはやっぱり時代を超えて通じるのです(笑)。

……でもまぁやっぱりキャプテンガンダムは買う気にならないつくりだよなぁこれ……。
どちらかというとガンイーグルとガンセイヴァーを商品化してほしいなぁ、というのが本音だったりします。
あとフューラーザタリオン。あれはガチすぎる。