バンダイ ROBOT魂 <SIDE AS>
ARX−7 アーバレスト
さてさてさて。

何やら2009年内には発売される予定だった最終巻が結局リリースされず、
今年も半分が経過しようかと言うタイミングで「7月に最終巻発売されます。だけど上巻です」という、
こちらの予想の若干斜め上を突っ走る方向でのアナウンスがされた『フルメタル・パニック!』ですが、
まぁでも冷静に考えたら『涼宮ハルヒの驚愕』よりはマシ(あれは翌月発売予定→2年たっても音沙汰が無かった)だし、
佐藤大輔御大とか豪屋大介の小説の続刊がでるペースに比べたら、そらもう全然問題ありませんよ!!!

……そんな感じでいい具合に調教済みのさとっちさんとしては、とりあえず上巻の発売を大人しく待つだけではありますが、
まぁ小説版と立体物は全く別の話だよねーということで、アーバレストでございます。


主人公である相良宗介の専用機であり、試作機ではあるものの戦闘経験を積むことでどんどんと成長し、
ついでにOS『アル』の性格もアレになっていった本機。
残念ながら『つづくオン・マイ・オウン』でベリアルの前に敗北、大破しますが、
OSもラムダドライバユニットも、後継機であるARX-8レーバテインに受け継がれました。
スパロボ作品にも結構登場しており、ラムダドライバのメチャクチャな補正と魂の相乗効果で、
並のスーパーロボットを上回る破壊力を叩き出していたこともあり、印象深い上にかなり好きな機体でもあります。
フルメタの代名詞的アームスレイブでもありますね。人によってはサベージかもしれませんが。

立体物はあまり恵まれておらず、09年の11月頃に発売されたリボルテック版は年末に日本橋で1000円になってたりしましたが、
今回採り上げるのはバンダイの『ROBOT魂』となります。
09年9月に発売されて「まぁ売り切れんよね」と思ってたらあっという間に店頭から消えまして、今回(5月22日)再販。
ヨドバシ行ったら売ってたうえに、フィギュアーツのキャンペーンがあっという間に終わってたので、こちらを衝動買いしちゃったとか何とか。
まずは恒例の全身ぐるり。
サイズはいつものROBOT魂フォーマットです。
カチッとしながらもちゃんと曲面には色気のある造形が小気味良いですね。 基本的に左右対称なので5枚だけー。
上半身は肩アーマーが小さいながらもマッシヴな印象を受けるのがなかなか面白い。

首の可動範囲はダブルボールジョイントによって広く確保されています。
……下側向かせると思いっきり胸部装甲にぶつかりますが。
頭部は良い感じに精悍かつスパルタンな印象。
何で珍しく右側からなのかというと、左側はちょっとカメラアイの緑がはみ出してるからだったりします。惜しい。
腕部の可動範囲は平均的な感じ。
アルメカ版だとほぼ180度曲がりましたが、さすがにそこまでは無理だったようで。
ただ、殆ど可動範囲に不満はありません。

(画像ロールオーバー)
胴体部分は前後への屈伸、左右へのロール軸が仕込まれており、可動範囲は結構広め。
脚部も腰回りに余分なパーツ(フロントアーマーとか)が無いためスッキリしており、可動範囲はしっかり確保。
立膝も可能となっています。
フェイス部分は対戦車ダガーをマウントした状態の物へ差し替え可能。
頭部全体ではなく、ヘルメットパーツは共通となっています。
ここはちょっと交換の面倒を考えると、頭部まるごと交換にして欲しかったかなー。

手に持たせる対戦車ダガーは全く別で1本付属していますが、結構良いモールディングで好印象。
腰後部は差し替え式で兵装ラックが展開。
単分子カッターか散弾砲をマウントすることが可能です。
単分子カッターの鞘はフトモモ横の装甲板にもマウント可能。
ちゃんと抜刀・納刀することも可能になのが嬉しいところです。
こういう短刀タイプの刃物はやっぱり逆手持ちが似合う印象ですね。
跳びかかって腕を振り下ろし、敵機の脳天や胸元に深々と刃を突き立てる、獰猛なアクションが良いのだよ……。

なお、この単分子カッターですが、アニメの第二期であるTSR仕様になっています。
第一期だとフェイス部にマウントできる程度のサイズでしたし、鞘も無かったんですよねー。

(画像ロールオーバー)
アームスレイブ用のショットガンである、オットー・メララ社製57mm散弾砲『ボクサー』はプラ製。
スライド部分でポンプアクションが可能となっている他、フォールディングストックも展開可能。
パッドプレート部分もちゃんと回転するのが嬉しいところですね。

ただし、左手でスライドを握ったまま発砲シーン、ということを考えると、ストックが長すぎてポージングの妨げになったりも。
やっぱりショットガンはグリップが尾部にあるからちょっとポージングが難しいなぁ(笑)。
ストック伸ばして小脇に抱える感じにするといいんですけども。
 チート装備というか能力というかそんな感じの謎システム『ラムダ・ドライバ』発動状態は、
肩パーツ・背部パーツの交換で再現。
背部のフィンはプラ製でカチッとシャープな出来になっており、見ていて気持ちいいですね。
ただ、正面からだと肩アーマーぐらいしか変化したのが分からないと言う……。
背部フィンがもうちょっと上下に広がってたらまた印象変わったかな?
まぁそこまでメチャクチャなスーパーロボット的キャラクターでもありませんし、
V-MAX発動時のレイズナーと同じぐらいの変化だと思えば不思議と気になりませんね(そうか?)。

ちなみにTSR版だと、ラムダドライバ発動時には肩の装甲版は展開しません。
発動終了時に放熱のため開放される仕様になっているので、本来ならこの一枚はおかしいことに(苦笑)。
アニメ第一期仕様ならいいんですが、それだと単分子カッターが……という悩ましさです。
まぁTSR版までの間にこういう形態があったかもしれない、と想像すればいいよね!!!!!


っということで、ROBOT魂のアーバレストでしたー。
何故かったのかというと、まぁフィギュアーツのFARキャンペーン終了してたのもありますし、
電撃屋ホビー館のグレーカラー&武器セットを思いっきり予約忘れてた雪辱戦というのもありますが、
こちらの期待に違わぬ出来で満足でございましたー。
こうなってくるとファルケとM9も欲しくなりますし、コダールとかも欲しくなるよね……。

……あ、先に行っておきますがべヘモスは要りませんからねバンダイさん。魂WEB限定でもパスです。