バンダイ ROBOT魂<SIDE MS>
機動戦士ガンダムF91 ガンダムF91
さてさてさて。

今となっては『行かない方が幸せだったかもしれない』と思うぐらいに衝撃的な商品が多く、
なおかつサンプルに触れてその魅力に引き込まれてしまったバンダイの『魂フィーチャーズ』から早くも3ヶ月。
気づけばフィギュアーツとROBOT魂の購入・予約点数がどえらい事になってるワケですが(そしてレビューできてない)、
今回も来ましたよオッサンホイホイのアイテムが!!!!!

初めて劇場にガンダムを見に行ったのがこの『機動戦士ガンダムF91』だった、という人は多いんじゃないかと思いますが、
大河原邦男デザインのガンダムとしては最高峰、頂点、これを超えるものはないだろう、と思うのが主役機であるこのF91。

……まぁこれ以降の大河原デザインがことごとく全部アレ気味だという事実もありますが。
それを差し引いても、20年が経過して全く色あせず、今の目で見ても新鮮かつカッコいい、というのはやはりスバラシイと思うんです。

映画公開当時に出ていたプラモデルもかなり出来が良かったですし、未だに忘れられないアイテムです。
そして待望だった、MGモデルでの立体化もオールABS可動というところにこだわったせいで若干アレでしたが、
プロポーションは抜群でした。ラフレシアがベースで付属するとかもうね、もうね。買ってないけどこちらを殺す勢いですよアレ

んで完成品の方は……というと出来が微妙だった印象しかないGFFシリーズだけ、という感じでしたが、
今回やっとこさROBOT魂でのリリースとなりました。

正直、ROBOT魂V2アサルトバスターガンダムという変態的アイテムの前に印象は薄く、
彩色前サンプル画像がかなりアレだったこともあって当初はノーマークでしたが、
これまた魂フィーチャーズでのサンプル展示を見て一気に心引かれましてですね……。
いやもう本当に、危険だよねああいうイベントって。

まぁ正直なところ、『質量を持った残像』を再現してたディスプレイにやられたってのもあるんだけどな!!(笑)
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールはほぼ1/144になるのかな?
設定身長がかなり小さいF91からすると、かなり理想的な立体サイズだと思います。

カッチりとした造形と清涼感のあるカラーリングで非常に立体栄えする、美しい機体だなぁと実感しますね。
欲をいうならば、もう少しだけフトモモが長くても良かった感じです、ちょっと短い印象。
肩アーマーの『F 91』マークはタンポ印刷で再現。
フェイス部分はごっついオトコマエに仕上がっていますねぇ。
肩アーマー内側から伸びるフィンは流石に別パーツ。
かっちりした造形と、ちゃんと刻まれたチェッカリングが見ていて気持ちよいですねー。
バイクなどのモーターマシンを思わせるようなインテーク構造が魅力の腹部もカチッと作りこまれています。
フクラハギ後方のスラスターベーン展開ギミックは差し替えにて表現。
しかし非常にカッチりした出来のうえ、強度的にも文句なし。変に可動で再現よりも良いですねー。
ビームライフルとビームランチャーを装備させた状態がこちら。
ビームランチャーはリアアーマー上部中央のブロックを差し替えてマウント出来ますが、
これやっちゃうとヴェスバーが動かせません(苦笑)。
まぁこれはデザイン上どうしようもない、といいますか……。
 ビームライフルはマズル部分の分割・センサー部分の塗装・稼働するフォアグリップなど、
抑えるべきところをシッカリと抑えていて良い印象ですね。
 ビームランチャーはこれまた良い出来。砲口・砲尾周りのカバーやフィンは非常に丁寧な作り込みですね。
具リプも角度変更が可能なので、腰だめも肩付けも、どちらでも構えさせられます。

後述しますがヴェスバーの付け根がボールジョイントになっており、ランチャーのEパック部分と干渉しないのも嬉しいところです。
 ビームサーベルは2本付属。
劇中でバグの大群に突撃していく際に見せた回転ビームサーベルは、残念ながら魂WEB限定アイテムの中でも屈指の狂気を感じるアイテムこと、F91残像Ver.に付属です。

グワッと開いた平手は左右共に付属していおり、かなり遊べます。

(画像ロールオーバー)
左手前腕に装備されたビームシールドは、パーツ差し替えで展開状態を再現。
シールド基部はボールジョイントになっており、角度や向きが変更できるので、各部への干渉を抑えることも出来たり。

ただ、シールド基部のパーツとビーム部との接続(はめ込み式)はかなり固いので、破損には注意しましょう
F91の武装の代名詞とも言えるヴェスバーはレール可動っぽいアクションが盛り込まれていて、
触っていて非常に楽しい部分。
実際にはレールはダミーで、その内側にスイング可動部が設けられているんですが。
ヴェスバー事態の付け根にはボールジョイントがあるため、微妙な角度変更も可能になっています。

砲身の展張・グリップの展開も差し替えなしの可動で再現されているのが非常に嬉しい。
ヴェスバー自体はそれほど重量がないため、自立しながらでも発射形態が再現出来ます。
ただ、フトモモの開く角度は流石に制限されるので、やはり浮きポーズが良いかも。
股間下部の後方に3mm径の穴が(ネジ穴とは別で)設けられており、そこに魂BASEやfigmaのアームスタンドを接続可能です。
クロスボーンガンダムとは違ってまだこのときは純粋に排熱用のギミックでした!!なフェイスオープンは、
頭部まるごと差し替えで再現します。
フェイスオープン版の頭部はアンテナが硬質プラ製になってたりと、ちょっと特別扱い。
っということで、ROBOT魂のF91でした!!!

正直、V2アサルトバスターガンダムの影でひっそりと予約が開始されてた印象もあり、
イマイチ地味な感じが否めない動き出しでしたが、何の何の、CAD造形バリバリだったV2を圧倒する勢いで、
相当高いプレイバリューに愛あふれまくった物凄いアイテムでした、正直、『傑作』という言葉しか思い浮かばないぐらいに。

次にF91シリーズからリリースされるのはクロスボーン・バンガードの主力機、デナン・ゲーとデナン・ゾンですが、
連邦のヘビーガンとかGキャノンとかジェガン系列も欲しくなりますねぇ。あとビギナ・ギナ。
ダギ・イルスは……通常カラーと連邦カラーを魂WEB商店限定とで分けてきそうな気がして仕方ない!!!
あとプラモになってないベルガ・ダラスとエビル・Sは確実に来ますよね、答えは聴いてない!!!!!

……そしておよそ考えつく限りのバカをやるだけの体力と行動力のあるコレクターズ事業部が、
ROBOT魂ラフレシアとか出してきたらどうしようかと気が気じゃありません。本気でやりかねんからな……。