バンダイ GUNDAM FIX FIGURATION #0038
MSF-007 ガンダムMk-V
さてさてさて。

バンダイから何だかんだで70種類ぐらい発売されているGFFシリーズですが、この前買ったのはいつだったろう…・・と振り返ってみても、
フルアーマー百式改(しかもレビューしてない)しか思い出せません、というかそもそもここ最近購入していませんさとっちです。

それというのもやはり塗料のはみ出し・歪んだ接着・設計ミスに代表される品質への不安や、
プレイバリューが高いんだか低いんだかよくわからない構成や、そもそも
飾る場所がほとんど無いという現実が原因として挙げられます。
特にバンダイの場合はS.I.Cシリーズでそれが顕著でしたし、GFFでもゼッツーなんかは最悪だったっぽいですし。

そんなわけで『何となく』敬遠していたGFFシリーズですが、たまにはバンダイもスマッシュヒットを放つもの。
しかもそれがこう、今まで立体化に恵まれていなかったZ-MSVから、
ジージェネをプレイする際には絶対にレギュラー入りさせているフルアーマーガンダムMk-Vとなれば買わないワケにはいきません。

というコトで、今回も今回とて微妙なノリを維持しつつ、望まれているのかいないのか良く分からないメカレビューです。
まずは恒例の全身をぐるりと。 ガンダムとしては珍しい、全身グレーの塗装が逆に新鮮です。
かなり各所の造形はカッチリしていますし、塗料のハミ出しは殆ど無し。
フェイスは百式の流れを感じさせるデザインで、アゴも二本線もありません。
頭部アンテナは店頭で確認すると右に傾いて取り付けられているものが多かったので、店頭購入の際にはチェックをお忘れなく。
通販で買われた方は、もしも傾いていたら一度切り離して位置を決め、再度接着してやりましょう。

胴体デザインはアナハイム製作のエゥーゴ製MSということで、かなりネモに近いですね。
肩アーマーも百式というよりはネモの形状に近いかと。
脚部のデザインラインは一転してガンダムMk-Uや百式を髣髴とさせる複雑な形状ですね。
後のガンダムMk-Xへのデザインラインがこの時点で完成しているんだなーと感心しましたが、
もしかしたら今回の立体化に合わせてデザインの整合性を持たせたのかしら。
バックパックは大型のスラスターを3基備えた中央ブロックと、それに付随して連装のビームカノン。
中央ブロックを挟むようにして、アクティブスラストバインダーが両サイドに設けられています。
スラストバインダーは上下の2ピース構成で、上部のアポジモーターユニットは上下左右へ角度を変更することが可能です。

(マウスオンで画像ロールオーバー)
連装ビームカノンは角度変更が可能ですが、普通に角度を変更した場合頭部アンテナに干渉します。
ガンキャノンのものと同じで、左右へ射角が取れないのが欠点ですね……。

(マウスオンで画像ロールオーバー)
スラストバインダーの中央部には展開式のサブスラスターが。
ここを開くとシルエットがまた変わって面白いとこですね。
トップ画像にも乗せていますが装備品の展開図を。
載せ忘れましたが、クレイバズーカがあと2本付属します。

両手の手首はライフルの持ち手が左右と、握り拳が左右。ビームサーベルの持ち手が左右と、右のライフル持ち手の接続角度を変更したものが付属しています。
ビームライフルのパーツ構成はこんな感じで。
ガンダムMk-Uのライフルに使われているエネルギーパックと、百式などのライフルに採用されているエネルギーパックの両方を採用しているという、
非常に珍しいライフルです。
何て
使い勝手の悪そうな……
ビームライフルのグリップは着脱式で、90度前方に回転させてライフルに接続することで収納状態を再現可能です。
シールドはこれまたネモを髣髴とさせる……っていうかガンダムMk-Vって『ネモカスタム』とかじゃないでしょうね?
いやまぁスライド式シールドではないので、あくまでもデザインが似ているだけですが。

シールドとしては非常に珍しく、表面側にビームサーベルマウント(×2)が設けられています。
これはガンダムMk-V本体にサーベルマウントが無いからこそ、なのかな?
シールド裏側のマウントには、ビームライフル用のマガジンをそれぞれ2個ずつ配置可能です。
ただ、合計4つもマガジンを積むと結構重くなり、腕から外れやすくなることもあるので注意しましょう。
小型ビームライフルは二種類付属するわけではなく、グリップ部が1種類と、レシーバー部が2種類付属。
選択式でどちらかを持たせることになります。

基本的なレシーバー形状は同一ですが、銃本体の左後方へエネルギータンクが大きく張り出したタイプはかなりインパクトがありますねぇ。
持たせるとこのとおり、エネルギータンクが右肘の内側まで延びてきますので、若干可動の妨げになります。
ヘイズル以降、ショートタイプのビームライフルの市民権が復旧して地味に嬉しいところです。
長くて固くてぶっとい黒光りするライフルは巨根願望を満たしてくれますが(もうちょっと慎もう)、こういう小物ライフルも欠かせないですよね!!
ついウッカリ撮るのを忘れましたが、バックパックにはクレイバズーカを2本懸架可能。
ただ、クレイバズーカ自体の重量が大きい上にマウントラックがそれほどシッカリしていないため、保持力は低いです。
ビームサーベルは手に持たせるための物が付属。
シールド前側に装備されている二本にもビーム刃装着用の穴が開いていますので、そちらに付けてやることも可能です。
いつもの仕様なベーススタンドも付属。
角度変更などが可能ですが、なにやら支柱が若干傾いていましたのでこんなカットで。
最後はほぼ同じスケールというコトでヘイズル改と合わせまして。
このヘイズルもレビュー内での登場回数が多いワリに、単品レビューしていませんからねぇ……。
いつかはレビューしてやりたいものでありますが。

っということで、まずはノーマルのガンダムMk-Vでありました!!!
GFFへのマイナスイメージを覆す、かなり優秀な出来の立体物ですねぇ。
この勢いでガンダムMk-WとMk-Xを立体化して欲しいものですが……どうかなぁ?

さて、次のレビューはフルアーマーガンダムMk-Vとなりますよ!!!