アルター 1/7
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st 高町なのは -STAND BY READY-
さてさてさて。

相変わらず各方面へケンカを売るというか挑戦状を叩きつけるアルターのリリカルなのはフィギュアシリーズ。
値段が5桁を超えることも珍しくなく、またその『運搬・陳列・購入・展示・撮影』という5段階全てが情け容赦無いボリュームを誇り、
その全てが大いなる試練と化す、そんな壮絶な仕様が修験道的な苛烈さを持ってコレクターたちの覚悟を試す、ある意味では唯一無二のシリーズとなっています。

さとっちさんもそんな苛烈なる試練に耐えるコレクターの一人として、ずーっと買い続けてきているワケですが、
今回はA's版フェイトちゃん以来の9歳Ver.(そして初の劇場版スケールフィギュアということで、気合入れて購入となりました。

パッケージサイズは珍しく小さいなぁ、とか、値段も安いよねーとか思っちゃったのは訓練されてる証拠。
実際には『いつものなのはシリーズよりは』という前置詞が付くので要注意だ!!!
まずは恒例の全身ぐるり。
スケールはアルターなのはシリーズ恒例の1/7ですが、シリーズ内ではまだ小さい方です。
ただし、ベースから大きく浮いた飛行ポーズのため、高さが恐ろしいことに。今のところ高さ的には最大サイズです。
ベースのサイズは大型円形となっており、これまた置き場所になかなか頭を抱える感じ

箱のサイズは小さくなってるのに、実は……という孔明の罠です。要注意。
 
 
顔は実にオットコマエでカッコ良く作られており、
今まで出たなのはさんの中でもベストの出来じゃないでしょうか。
劇場版準拠なので、目の大きさがかなり強調されていますが、特に気にならないまとめ方ですねー、上手い。
髪の毛の出来は尋常じゃなくシャープさで、少々扱いに注意が必要。
劇場版になってより一層、というか相当な感じでモビルスーツっぽくなった新バリアジャケットは非常に清廉かつマッシヴな出来。
布地部分・金属部分・プロテクター部分それぞれの質感の違いが素晴らしいですね。
塗装のはみ出しなども無く、非常に見応えがあります。
 変身シーンが妙にガオガイガーの変形シーンを彷彿とさせて仕方なかった篭手の部分は本当に素晴らしい出来。
一瞬本当に金属製?とか思ってしまいました。 アクセント的に配置されている宝石部分も、また美しくお見事。 

(画像ロールオーバー)
 
大きく翻ったスカートはPVC製ですが、非常にダイナミックながらも可憐な印象。
これがね、10年後になるとスパルタン極まりなくなるんだけどね……。

スカートから覗くおみ足は年齢を反映してか、肉付きの少ないほっそりとしたものになっています。
これはこれで、うむ、良い。うむ。
そしてなのはさんのぱんつ!!下着!!おぱんちゅ!!!!!!!


……オーケージョニー、落ち着こう、息を三回、大きく吸って吐くんだ……。


劇中でもどう考えても丸見えで素敵なカットがありましたが、それに忠実にピンクで作り込まれたおぱんちゅは、
これがまぁ見事な食い込みとシワで、ロリ尻との組み合わせにより破壊力SS+ですよ本当にもう。えろい。

がちろり属性とかまったく無いと………言えなくもないさとっちさんですら危うく性欲を持て余すところです素晴らしい……。
足首側面から生えるフライアルフィンは別パーツ。
クリア成型で非常に良いクオリティですし、接続部も太めで破損の恐れは少ない感じ。 
ただし、服に引っ掛けたりすると壊れる可能性はありますので、取扱注意は絶対条件ですね。

バリアジャケット各部(袖口や裾・シューズ前面)の宝石パーツもクリアパーツで文句なし の仕上がりです。
 なのはフィギュアシリーズで初?の大型円形ベースは魔法陣の紋様が前面に施された豪華な印象の仕上がり。
従来のものとは違った黒い成型色が、魔法陣をぐっと引き立たせています。
いつもなら所属や魔導師ランクが英語で表記されていますが、まだ管理局に所属もしていない民間扱いなので、
そういうのは今回有りませんね。
レイジングハートはアクセルモード・カノンモードの両方が付属し、どちらも単独でディスプレイできる仕様。
ねんどろいどでは残念ながら塗装表現のみだった宝石部分は、ちゃんとクリアパーツでの表現になっています。
赤い塗装はちょっと濃くなっていて、透過度はそんなに高くありません。
ゴールドの質感は素晴らしく、重厚感と豪奢さがジャストで噛み合った素晴らしい色合いです。
すでにもう『杖』としての立ち位置を放棄した名称であるカノンモードはカノンモードで完全別造形のものが付属。
ここもまたびしっとエッジの効いた造形が、見ていて気持ちいいですね。
トリガー格納部分はブロックごと交換する形で、収納状態と展開状態とを選択再現出来ます。紛失と破損にはご注意を!!
レイジングハート専用の台座にはちゃんとなのはシリーズのフォーマットに沿った表記が施されています。
もはやこの単品だけで販売できるレベルですよねコレ(笑)。
劇中ではなんだかもう『笑い』の域に到達しつつあったカノンモードでの砲撃ポーズも再現可能。
左腕を肩口から交換・右手首を袖の内側から交換することで、カノンモードをしっかりと構えさせられます。
砲撃モードは本当に飾り栄えするだけに、カノンモードのエフェクトパーツが付属しないのが惜しまれるなぁ……。
カノンモードの造形と相まって、さらにオトコマエ度合いが上昇するなのはさん9歳。
果たして今までにこれ程オトコマエな9歳児フィギュアがあったでしょうか
左腕は肩から交換することで、カノンモードの保持が可能になります。
手首部分はちゃんとグリップを握り、トリガーに人差し指をかけた状態になっているのが良いですねー。
というか、最低限のパーツ交換でまったく違った印象のフィギュアになるのが本当にお見事。バランス感覚が素晴らしい。
まだまだ通用する出来、というか、コレが出るまでは9歳なのはさんフィギュアの決定版と言っても差し支えなかった、
グッドスマイルカンパニーのA'sなのはさんと並べまして。

……しかしこの頃からすでに、なのはシリーズの仁義なきスペースブレイカーっぷりは発揮されてたんだよなぁ……(しみじみと)。

……というか、劇場版第2弾が出たら果たしてその時はどんな大惨事が起きるんでしょうか。
劇場版なのはさんフィギュア、ということでねんどろいどと並べまして。
figmaも買ってるんだけどね、まだ開封すらしてなくてね(あさっての方向を向きながら)。

っということで、劇場版なのはさんでございました!!
出来はいつもの……いつもよりちょっと上を行く素晴らしいもので、さすがのアルタークオリティですね。
まさか9歳児フィギュアが高さ方向でトップに立つとはな……っ!!!!

次回作は来月(予定)のシャマルさんですが、これがどうも高さ33cmという強烈なものらしいので、
今からちょっと震えて待とうと思います。あとは聖王ヴィヴィオ、劇場版フェイトちゃん9歳、というところでしょうか。

……どれもこれも楽しみだなー……(部屋のスペースを決して振り返らないようにしながら)。