アルター 1/8
朧村正 百姫
さてさてさて。


アルターといえば、もはや『リリカルなのはシリーズが凶悪な』『置き場所クラッシャー』『クオリティはダントツだけど購入後の展示ハードルもダントツに高い』という、非常に玩具サイト管理人的には悩ましいメーカー。
新製品の案内を見て「うわすげえ!!コレ欲しい撮りたい!!!」と思っても、
「じゃあ撮影した跡にどこへ置くのか」と自問自答した瞬間に手が止まるという……。

いやまぁその辺を「買ってから考える」でもいいんですけどね!!!
買わない後悔よりも買ってから頭抱える方が精神的には楽ちんですよ(濁った目で)。

そんなアルターさんではありますが、メーカー起ち上げ当初はどちらかと言えば
『メジャー系も出すけど、マイナー気味の作品からもグッと来るフィギュアを作りますよ」というスタンスのメーカーでして、
爆裂天使とかランブルフィッシュとかラストエグザイルとか、色々と今見なおすと「……チャレンジブルだ……(ゴクリ)」と思ってしまうアイテムが結構多いんですよね。

もっとも、そのおかげでさとっちさんとかセンセイさんあたりは色々と喜ばせてもらったんですが。
最近でも、魔界天使ジブリール系全部出したのもアルターだけですし、まだまだ起ち上げ当初の気骨を失っていないなぁとちょっとうれしくなるところです。
まさかメギドのバディなんてキャラをリリースするとか、色々とチョイスがものすっごい(笑)。

で、今回のアイテムは発売がたしか6月……いや、7月だったか……まぁいい、私にとってはつい昨日のことで(略)。
はい、ごめんなさい、長らく積みっぱなしでしたな『朧村正』の百姫さん。
ゲーム自体はWii限定ということで、なんかえっらいこと評判いいけど「本体無いし買うつもりもないのでさよならだ!!!」と、
軽やかに宣言しちゃった作品でして、PS3に移植される日を待ち望んでるんですがまだですかね……。

まぁ、そういう『プレイしてないゲームのキャラ』であろうが出来がよければ買っちゃうのがさとっちさんですから、特にそこはハードルにならなかったんですけどねー。
で、今回の百姫も正統派な不和風フィギュアですし、何よりも脚のラインとお尻が素晴らしそうじゃないかこれは……ということで、サックリと購入しておりました。
まぁその後3ヶ月も何やってたのかは……うん……。
まずは恒例の全身ぐるり。

スケールは1/8ですが、ベースの上に片足立ちとなっているため高さはそこそこ。
また、着物の袖が大きくたなびいているため、それなりに左右や奥行きも取りますね。
ただし、ベースサイズはそこまで大きくない、どころかかなりコンパクトなので、
角度さえ調節すれば1/10スケールのフィギュアよりも小さい床面積で展示できそうな気がします。

静かながらも動きを感じさせるポージングは実に見事なアルタークオリティ(定型句)

原型担当の福元徳宝さんはオーディンスフィアのグウェンドリンも作られているとのことで、
静かながらも躍動感を感じさせるポージングや表現が非常にうまいですねぇ……。
引き続きまして上半身をぐるりとな、。

静かながらも強い眼力を感じさせる凛々しい視線が非常に良いですねー。
また、身体に似合わず幅広・大型の太刀を左手で携えたポージングは本当にお見事。
非常に良い雰囲気がありますねぇ……これはちょっと自然光の下で撮影してあげたかった気がしないでもないですね。

最近のゲームけいフィギュアには珍しく(と思う)、黒髪でツーサイドアップという髪型が可愛らしい。
髪飾りなども非常に丁寧な造形と塗装で仕上げられています。
両肩と腰の後ろに装着している甲冑は非常に丁寧な作り。
表面のテクスチャも適度に荒れた感じが良い雰囲気です。

帯の作りは模様も含めて、ちゃんと柔らかそうな表現になっています。
引き続きまして下半身をぐるりと。

紫で段差のあるソックスが非常に艶かしく……そしてふくらはぎの肉感が半端ありません何このエロス。
全然素足っぽくない作りなのに、こんなにも……こんなにも『内側の素肌』を感じさせるのは本当に素敵過ぎる……。

片足立ちのポージングですが、左足裏のダボはそこそこ太く、固定力はかなり良い感じ。
多分傾きとかもそんなにひどいことには……ならないんじゃないかと思うのよね……。
そして百姫のフトモモぐるり。
非常に裾の短いミニスカ和服なので、正面からならともかく、後ろから見ると本当にもう素敵なことになっておりまして……。

左右に振ると、かなり良い感じでギリギリまで下着が見えないラインをキープできます。ほんとうにもう、これは……っ!!!

また、フトモモ自体のラインがほんとうに素晴らしいものになっており、
そこそこに肉付きが良い、柔らかなラインが内側・外側ともにしっかりと保たれているのは最高ですね。
ガリガリでもブヨブヨでもない、押せば適度に柔らかくも内側にはしっかりと筋肉のある、理想的なフトモモであると断言できます。うむ。
……下着はガッツリと食い込んでおりまして、これはこれで本当に素晴らしいのですが。
だがしかし、だがしかし、やっぱり最高なのは下着よりもこのお尻とフトモモだと思いませんか……。

正直もうごめんなさい、さっきから『顔面騎乗されたい』という感想しか出てきません。おのれ。
ベースは川面を模したもので、岩場と水の表現が非常に面白いですね。
岩場は少しグリーンが入って、苔むした感じになっていますし、苔のない部分は水を受けて濡れたような表現に。
水の部分はクリアパーツが使われており、飛沫をあげている泡の部分なども丁寧な作りです。
最近アルターでも増えてきた、交換可能なパーツ群パーツはこんな感じで。

右手首は通常のものと、さやを握ったものが付属しています。
左前腕は共通ですが。上腕部分(着物の袖部分)をか交換することで、ポージングに幅が出てきます。
左前腕と上腕パーツの接続が少しだけ緩いような気はしますが、特に問題ないかな、というところですね。
っということで左腕の上腕パーツを交換し、右手首をさやを握ったものに交換した状態がこちら。
刀を今にも抜き放とうとする一瞬を切り取った感じで、これも非常に良いですね。

(画像ロールオーバー)
刀は実際にさやへの納刀・抜刀が可能となっています。
このへんの精度の高さは触っていても嬉しいポイントですね。

ただし、完全に抜き放たせようと思った場合、ここから抜かせるのは無理なので、右手首と左の前腕を取り外して行ないましょう。
こちらはデフォルト状態の左腕パーツと、鞘を握った右手パーツでの組み合わせ。
イメージ的な締りはいいんですが、いまいち良く分からないポージングではありますね(苦笑)。
日本刀とその鞘は非常に丁寧な作り。
刀の鍔の部分は繊細なモールドが施されており、見ごたえがありますね。
刀身部分にもちゃんと刃紋が塗装で表現されているのは嬉しい。 鞘の下緒も綺麗につくりこまれています。
っということで、アルターの百姫でした!!!!

ものすごく安定した出来のアルタークオリティは相変わらずで、
なおかつ非常に落ち着いた魅力のある上半身、挑発的すぎるにも程がある下半身……という、実に素敵な感じの組み合わせで、
フトモモ大好きさとっちさん大満足の出来でした。
なんでこれ積みっぱなしだったんだよ……と我ながら反省反省、いやまぁあと何個積んでるのか考えたくもないですが!!!